春の里山 雲早山  2019年03月05日  
里山倶楽部四国編 

- 一面の霧氷 青空に映える雲早山 -

蜂須賀桜も咲いて、イヨイヨ春らしい天気となってきた。

今日は気温も上がり、3月下旬の陽気になるという予報。

しかし、「てんきとくらす」を見てみると、雲早山では昨夜から早朝にかけて気温が低く強風が吹いたようだ。

もしかすると、青空の下で霧氷を楽しむことが出来るかもしれない。

雲早隧道を目指すと、路面に雪は全く無いし凍結もしていない。

氷瀑も消えている。



スーパー林道を歩き始めると、高城山山頂が霧氷で真っ白・

雲早山山頂はガスが巻いている。



雲早山に登り始めると気温はマイナス2度。



沢水も穏やかに流れて春山の気配が漂う。



カツラの広場では、切り株に苔の朔が膨らみ始めている。

苔はどんなに寒くても枯れずに、春になれば朔の中に胞子が作られる。



そう急坂でもないのにキビシク感じる登り。

ブナの倒木を過ぎるとホッとする。



トラバース手前から霧氷がビッシリ。



気温はマイナス4度。

斜面一面が霧氷で覆われている。



こんなに標高が低いところから、霧氷が発達しているのは初めて。



標高が上がると日が差し始めた。



地面は薄く雪が覆っている。

其の下は堅く凍っているようだ。



砥石権現は、ほんの少し白くなっているだけ。

何時ものことだけれど、雲早山だけに大量の冷たい霧が流れるのだろう。



1時間ほどでパラボラ分岐に到着。

ダウンジャケットを着て、手袋も冬用に替える。

少しの寒さでも、指先が冷たく痛くなるのは改善されていない。



稜線を登ると霧氷で真っ白。



風もなく、真っ青な空に白く輝く霧氷と最高のシチュエーション。





満開のソメイヨシノの美しさに、勝るとも劣らない素晴らしさ。



満開に咲いた霧氷の華に包まれて歩くのは、最高の気分。



生まれたばかりのように繊細な霧氷。

日が差してきているのに、まだ落ち始めていない。



真蒼な空に、真っ白に輝く霧氷の花は感動的だ。

ブナの霧氷はひときわ見事だ。



霧氷が目の高さにあるので、霧氷の海を泳ぐような気分が味わえる。



高丸山方向には、全く霧氷は出来ていないようだ。



霧氷に埋もれて歩く。



霧氷の森。











雲早山山頂着。

なんと気温は8度近くあり温かい。



高城山山頂の霧氷は、融けてしまったように見える。



タップリ景色を楽しんだので下山開始。



今年はもう最後かもしれないので、心ゆくまで霧氷を楽しむ。



霧氷の真ん中で昼食。

こんなに霧氷が素晴らしい日なのに、誰も登ってこない。

貸し切りの白い世界を楽しむ。



時間も有るので、高丸山縦走路に向かう。



高城山右奥に顔を覗かせている三嶺も、ずいぶんと雪が少ない。



縦走路も霧氷で真っ白。



この縦走路のブナは形が面白い。



背があまり高くないが、年季を感じさせる姿だ。



岳人の森が見える。

ジムニーが停まっているので、充さんが来ているのかな。

充さんも雲早山まで来ればよかったのに。



暖かくなって、霧氷がバラバラと落ちる中を下山。





渓流に差す陽の光はもうすっかり春。



林道を歩くとジュウシマツが騒がしい。

繁殖の季節が始まったようだ。

稜線を振り返るとまだ真っ白に輝いている。

今日は期待以上の霧氷を見ることが出来て最高の1日だった。

数年前には、3月中旬に雪が降ったのだけれど、今年は無理かなあ。


里山倶楽部四国

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