春の里山 雲早山  2019年05月11日  
里山倶楽部四国編 

- チョッピリ咲いたシロヤシオ 雲早山縦走路 -

例年なら、GWの終わり頃シロヤシオが咲き始める雲早山~高丸山縦走路を歩くことにしている。

しかし、今年はツツジ類の開花が遅れている。

シロヤシオも咲いたというレポートを、まだ見ていない。

いくら何でももう咲いただろうと、雲早山縦走路を歩くことにする。



所が、昨夜自治会の集会が遅くなり、寝るのが遅くなった。

その所為でもないのだけれど、朝起きたらもう6時過ぎ。

雲早山登山口に着いたら8時過ぎだった。

おかげで登山口の駐車場は満車。

暫く行った所のスーパー林道横に停車して出発。

コレでは、高丸山までのピストンはチョット無理だなあ。



冬の間は凍って出なかった水場に、ドバドバと水が出ている。

シロバナネコノメソウがまだ咲き残っている。



ワチガイソウや、その葉に特色があるシコクスミレも咲いている。



カツラの古木に若葉が出来て、甘い香りが漂っている。

イチリンソウがお目覚め。



イチリンソウは例年より少ない。



芽吹き始めた若葉が、朝日に輝いている。

コガラなどの小鳥たちが、賑やかにさえずっている。



オオカメノキの花がゴージャスに咲き誇っている。

見上げるとヒメシャラの若葉が光っている。



天気が良くてドンドン気温が上がってくる。

家内は快調に登っていくが、私は汗をふきふき登る。

砥石権現は霞んでいる。



ミツバテンナンショウがニョキニョキ。

苔の石庭が美しい。



ワチガイソウとシコクスミレが多く咲いている。



50分ほどで高丸山分岐に到着。



リズミカルな音が響いていると見上げたら、コゲラが木の虫を突付いている。



稜線に出ると、色の濃いツルギミツバツツジが満開。



今年は、大川原高原や中津峰山ではミツバツツジが余り咲かなかった。

裏年かと思っていたが、雲早山で見事に咲いているのに出会うことが出来た。



稜線のブナなどはまだ芽吹いていない。

高丸山が遠くに見えている。



ツルギミツバツツジを見ながら雲早山山頂へ。

山頂には、藍住の男性が一人。

藍住の男性で、これから大轟の滝から沢歩きを楽しむ予定だとか。



眼の前に高城山が聳えている。

まだまだ緑は薄い。



これから向かう縦走路を眺める。

アケボノ岩のあたりが少しピンクに見える。

アケボノツツジが咲き残っているのかな。



暫く景色を楽しんで縦走路に向かう。

ここでもミツバツツジが綺麗だ。



シャクナゲはまだ咲いていない。

蕾も少ないので裏年かな。



代わりにカタクリの花が咲き誇っている。



今年はカタクリの当たり年かな。



稜線の南側には、ツルギミツバツツジが咲き誇っている。



まだ下草は少ないが、カタクリの花はどこまでも咲いている。



振り返って見る雲早山と右には西三子山。



男性が一人急ぎ足で追い越して行った。



高丸山方向から男性が二人やってきた。

皆さん、ピストンされるようだ。

オオカメノキの花が見事に咲いている。



眼の前にアケボノ岩が見える。

ここから一旦下って、岩尾根をよじ登る。



双子ヒメシャラにやってきた。



カマツカが真っ赤に春紅葉している。



いつも沢山花が咲くブナの下で一息入れる。

今年は花が咲いていない。

もう散ってしまったのか?



岩尾根を登るとシロヤシオが咲いている。



チラホラだが、今年も出会うことが出来て嬉しい。



流石、愛子さまのお印。

気品があるなあ。



ツクバネソウが咲いている。

益々急になる道を慎重に登る。



シャクナゲの蕾が出くると、シャクナゲの枝を掴みながら登る。



すれ違った男性から、シャクナゲは咲いていないと聞いていたが、綺麗に咲いている。



これだけ咲いていれば大満足。



綺麗だなあ。



ピークに近づくと、アケボノツツジが咲き残っている。



ピーク横を巻いて急坂を下り登る。

此処でもツルギミツバツツジが満開。



ピークのブナは枯れてしまったが、ヤシャビシャクは今年も咲いている。



着生植物は、宿主が死ぬと一緒に死んでしまうのかな。



ピークの岩で高城山を見ながら昼食。

眼下にもアケボノツツジが綺麗だ。



急坂を慎重に降りていると、後ろから来た男性にお声がけ戴いた。

よくお会いする阿南の男性だった。

奥様が、山で転倒して骨折したため、二ヶ月ぶりの山だと言っておられた。

何でもない所でも、転倒すれば大事になることもある。

気を付けなければ。

暫くお話して先に行っていただく。



北の斜面寄りを歩くと、オオカメノキが花の盛り。

同じ稜線でも南側はミツバツツジ、北側はオオカメノキと咲く花が違うのが不思議だ。



帰りは登り一辺倒。

芽吹きを楽しみながらゆっくりと登って行く。



今年も花芯がオレンジのミツバツチグリが咲いていた。



カタクリが日を浴びていよいよ元気だ。

コミヤマカタバミの花も開き始めた。



もう阿南の男性が帰ってきた。

早いなあ。

手に鹿の角を持っていた。

そこら辺で拾ったらしい。

奥様に、お大事にとお伝えいただくようにお願いしてお別れする。



パラボラ分岐まで引き返して降りていく。

苔の岩場で、ピンクのコミヤマカタバミが目を覚ましていた。

こんなに色の濃いのは、この岩場でしか見たことがない。



フデリンドウが花を開いていた。



下山して、登山口の水場で顔を洗う。

冷たくて気持ちが良い。



帰りに岳人の森に寄る。

充さんとも約半年ぶりだ。

久しぶりに食べたわらび餅は美味しかった。

添えられていた白い花は、シロヤマブキの花だとか。

岳人の森の前に沢山咲いていた。





総歩行距離 7.2km

累計標高差 ±719m

総行動時間 6時間46分

帰りの途中でGPSログが飛んでいます


里山倶楽部四国

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