冬の里山 雲早山  2019年12月03日  
里山倶楽部四国編 

- 寒い朝 雲早山 少しばかり霧氷 -

天気予報では朝から快晴。

しかも気温はマイナス5度。

風力は14m。

もしかしたら素晴らしい霧氷が見えるかもしれない。

剣山はまだ自信がないので、お手軽な雲早山に出かける。



雲早トンネルまでの道は、雪もなく凍結もしていない。

何時ものようにトンネル手前に駐車して出発。

ゲート手前に駐車すると、工事用の大型車両が通るのに邪魔になる恐れがある。

高城山が綺麗に見えている。

青空も見えているが、残念なことに霧氷は見えない。

今朝は湿った空気が流れなかったのかな。



雲早山登山口に着くと、駐車ポイントの土砂が取り除かれて広くなっている。

今までより2台くらいは多く停めることが出来るようになった。

登り始めは汗をかくので、ダウンジャケットを脱いで出発。



沢の水はまだ凍っていない。

登山道は大雨の所為か、エグれて荒れている。



カツラの広場で一休み。

何時もならもう体が温まっている頃だが、今日は寒い。

またダウンジャケットを着る。



コーヒーを飲んで一休みしても、心拍数があまり下がらない。

困ったなと思ったが5分もすると70まで下がった。

心臓が負荷に対して慣れていないのかもしれない。



雨に流されたのか、登山道が掘れたり流されたりしている。

大きな霜柱が沢山できている。



登山道が消えてザレた斜面のようになっているので登るのに力がいる。

大ブナの倒木が次第に自然に帰っている。



砥石権現の方向を見ると、先程まで青空が見えていたのに真っ白になってきた。

風が轟々と唸っている。

気温が低いのかダウンジャケットを着て登っているのに汗をかかない。



何時もの休憩ポイントでまた一休み。

コーヒーを味わって心拍数が収まってから出発。

医者から術後3ヶ月は無理をすると再発すると言われているので、ボチボチと行かなければ。



頂上付近が白くなっている。

先程からの強風で霧氷が付き始めたのかもしれない。

苔の岩には薄っすらと雪が。



やはり少しばかり霧氷が付き始めている。

それにしても、心臓が一定のリズムで脈を刻んでいるのを感じるのは嬉しい。

思い起こせば、10年くらい前から不整脈が出始めて、4年前には登山口で失神して救急車に運ばれた。

その時は、10回に3回位脈が飛ぶようになっていた。

4回くらい続けて脈が飛ぶと意識を失うと言われた。

それ以来、常に登山中に気を失って倒れるのではないかとの心配があった。

今回幸いというか、症状が悪化して心房細動となり手術することとなった。

手術しなくても薬を飲んでいれば命に別条はないと言われたが、心臓の能力は70%で登山中に時々息苦しくなる。

まだ何回かはアルプスにも登りたいと思った。

手術がうまく行って、今の所不整脈が出なくなった。

これで安心して山歩きが出来る。



パラボラ分岐に着くが全く雪はない。

数日前のレポートでは、かなり雪が積もっていたのに溶けてしまったようだ。

それにしても風が強く寒い。

ダウンジャケットの上にレインジャケットを重ね着する。

手袋も冬用にしてネックウォーマーまで付ける。

まるで真冬のようだ。



高丸山はまだ見えているが、だんだんガスが厚くなる。

青空がないのが残念だが霧氷は綺麗だ。



ブナには細いけれどビッシリと霧氷がついている。



段々とガスが濃くなってきた。



ミツバツツジには来春の蕾ができている。



ガスの中を歩くのもまた雰囲気があった良いものだ。



雲早山頂着

なんとか体調に別状もなく登ることが出来た。

雲早神社にお礼のお参り。



すっかりガスの中になって眺望はなし。

天気は良くなるはずなので暫く頂上で過ごす。

所がアラレ状の雪が降ってきた。



諦めて下山開始。



何時もの大岩の陰で昼食。

食後はコーヒーを飲んでゆっくりと過ごす。

天気には恵まれなかったが、ガスの山も落ち着いた感じで良いものだ。

何よりも山にいるだけで幸せを感じる。



食後、下り始めると長靴の男性が登ってきた。

このような日は誰も来ないと思っていたのに、やはり霧氷目当てかな。

更に下るとまた男性が登ってきた。

すれ違うと里山倶楽部さんとお声がけいただいた。

奥様と一緒に私のホームページを見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

霧氷が付いていますよと言うと喜んで登って行った。

カツラの広場まで帰ってくると、日が差して青空が広がってきた。

きっと霧氷が綺麗な事だろう。



林道を帰ると大きな土嚢が通せんぼしていた。



振り返ると少しばかりだが霧氷が白く輝いている。

入り口のゲートの太い二本の棒が取り除かれて、代わりに簡易柵が設置されている。

土砂捨場まで通行することが出来るようだ。

今日は青空には恵まれなかったが、静かな山歩きを楽しむことが出来た。

また、久しぶりに山道らしい道を歩くことが出来た。

心配だったが、心臓に異常を感じることもなかった。

これなら今年中に剣山にも登ることが出来る様になるかな。

楽しみだ。


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