冬の里山 雲早山  2020年02月18日  
里山倶楽部四国編 

- 冷たい風が吹く雲早山 霧氷は期待はずれ ―

昨夜から寒波が降りてきて、広い範囲で雪が降ったようだ。

自宅の屋根にも薄っすらと積もっていたし、愛媛県の久万高原では20センチの積雪だと言う。

昨夜から強い風が吹いているし、きっと霧氷も出来ているだろう。

久しぶりに寒い朝、雲早山に向かう。



神山町に入ると道端には薄っすらと雪が積もっている。

満開の梅の木が雪で化粧されている。



雲早トンネルに向かう山肌には沢山氷柱が出来ている。

例年に比べればやはり小さい。



トンネル手前に駐車して出発。

スーパー林道には新雪が1センチほど積もっている。

高城山は意外と雪が少ない。



土須峠まで来ても積雪は少ない。

高城山頂上付近は白くなっていて、霧氷が出来ているのかもしれない。



気温はマイナス5度位。

やはり冬はこの位は冷えなくてはね



薄っすらと新雪が積もっている登山口を出発。



アイゼンを付ける程ではないが、細いトラバースは慎重に進む。



カツラの広場で熱いコーヒーで一息入れる。

念の為に6本爪のアイゼンを付ける。



中途半端な積雪で歩きにくい。

気温はマイナス6度位。

キツツキのドラミングが大きく響いている。

コゲラより体の大きなキツツキだろうなと思う。



トラバースまで登っても霧氷は全く付いていない。

パラボラ分岐まで着くと風が強く寒い。

ダウンジャケットの上にレインジャケットも羽織る。

手袋も激寒用に替えてフードも被る。



稜線に上がっても積雪は数センチ。

高丸山にも雪は少ないようだ。



何時もは霧氷が綺麗なブナも寒そうなだけ。



少ない雪でも冬山を歩く喜びはある。

冷たい風に鼻先が痛くなる。



雲早山頂上に着く。

吹きさらしの頂上には、ほとんど雪は積もっていない。

何時もは雪や樹氷を冠っている樹木も白いものはない。



正面の高城山も頂上付近が少し白いだけ。



雲早神社にお参りして早々に下山。

何時もの大岩で昼食。

此処は風が岩で遮られているので温かい。

今日は、鹿の姿が見えない。

日が差すと多く集まる小鳥たちもいない。

おまけに誰も登ってこない。



食後、高丸山縦走路の三嶺眺望ポイントに向かう。

高城山から奥の高い山々は重い雲の中のようだ。



少し先に進んで見る。



何時も霧氷が多く付く場所では樹木の雪がまだ溶けずに残っていた。



少しの雪だが、日に輝いて美しい。



後は雪が緩んで歩きにくくなった道をひたすら下る。



林道の雪がほとんど溶けていた。

気温はまだマイナス1度位だが、地温が高いのだろうか。



高城山方向はまだ雲が多い。



帰りにユキワリイチゲの群生地によってみる。



可愛い花達が今年もきれいに咲いていた。



春一番に咲くユキワリイチゲ。

春がもうすぐだと教えてくれる。



今日は、霧氷は期待はずれだったが、キンとした激寒の空気を十分に味わうことが出来た。

後一ヶ月と少しで、スーパー林道の通行止めも解除されて春の花が咲き乱れる事だろう。





総歩行距離 7.7km

累計標高差 ±728m

総行動時間 5時間52分



里山倶楽部四国

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