冬の里山 雲早山 2020年12月15日  
里山倶楽部四国編 

- 凍てつく雲早山 霧氷 ―

天気予報では、神山町は晴れ。

雲早山山頂では、気温-8度 風速14mの登山指数C

寒気が降りてきているそうなので霧氷は間違いない。

後は、青空が見えるかどうかだ。

車に乗り込むと4度。



岳人の森のあたりから道路に薄く雪が積もっている。

山肌から落ちる水が、氷柱になっていた。

しかし、氷生の滝は全然凍っていない。



雲早トンネル手前に駐車して出発。

林道にも少し積雪。

雲早山の稜線は白い。



高城山も白くなっていて、山頂付近には厚い雲がある。

気温はマイナス2.5度。



雲早登山口到着。

丸木の手洗い場はまだ凍っていない。



カツラの広場で休憩。

気温はマイナス4.8度と冷えてきた。

念の為に軽アイゼン装着。



朽ちかけたブナの倒木にも雪が。



トラバース道に入っても霧氷はない。



苔岩の辺りに来ると霧氷が着いているが、だんだんガスが深くなる1.



パラボラ分岐に着くと雪がちらつき始めた。



気温はマイナス6.4度。

天気予報は晴れ時々くもりから曇りに変わった。

ダウンの上にゴアテックスのジャケットを着てネックウォーマーも装着。

耳の隠れる帽子に、冬用の手袋に強力ホッカロンを入れて寒さ対策万全。



風が轟々と唸っている。

雪が舞って空は完全に雪雲が覆っている。

霧氷はシッカリと着いているが曇っていてはもう一つだ。



何時もなら温かい岩場の影で、空が晴れるのを待とうかと思ったが、風が強く寒い。



稜線上のブナには立派な霧氷が着いている。



少し明るくなってきたようなので、暫くブナの霧氷の下で待つ。



益々風が強くなり雪も降り続く。

諦めて頂上に向かう。



青空はなくても、霧氷の造形は素晴らしい。



霧氷を楽しむことが出来るだけでも満足しなければ。



ブナの倒木



一番姿が美しいブナ



これで晴れていればなあ。



霧氷のトンネルを潜って雲早山山頂へ。

なんだか明るくなってきた。

これは期待できるかも。



雲早神社にお参りして、周囲を見渡す。



高城山も高丸山もそして西三子山も見えない。



暫く、晴れるのを待つが、益々雪が強くなり寒すぎる。

諦めて下山開始。



岩陰で風を避けながら昼食。

今日は、保温ケースに入れた熱々のハンバーガーだと思ったら冷えてカスカスになっていた。

ペットボトルのお茶を飲もうとしたら、ガチガチに凍っていて飲めない。

こんなことは滅多に無い。

余程寒いのだろう。

熱いコーヒーを飲みながら晴れてくれることを期待して待つ。

ほんの一寸晴れ間が出てくれれば満足なんだけれど。



待っても駄目なので諦めて下山開始。

パラボラ分岐の下で男性が一人登ってきた。

所が、苔岩の所で一瞬空が明るくなった。

雲がもの凄い速さで流れている。

これは晴れるかも?

考えている間にまた、真っ白になった。

今日は諦めるかと降り始めるとまた空が明るくなる。

何回か立ち止まっるが、今日はもうイイやと自分に言い聞かせて下る。

所がブナの倒木のところまで来ると、一気に空が明るくなって日が差し始めた。

うーん!

迷ったが、登り返すことに決めてダッシュで引き返す。



やっとの事で登り返すと青空が少し出ている。



一瞬雲が切れて日が差した。

素晴らしい。

登り返しただけのことはある。

やはり霧氷は、青空がよく似合う。



青空があっても、霧氷自体に日が差さないと、地味な色合いになる。



青空が出て日が差す条件をひたすら待つ。



日が差して霧氷が輝いても青空がバックでなければなあ。



やはりブナの古木のブナは素晴らしい。



高丸山も見えてきた。



寒さも忘れて見入る。



雲が流れる度に霧氷が輝く。



登り返して良かったと家内と話し合う。



なんだかガスが流れる度に霧氷が多くなってきた気がする。



雲早山で一番姿の良いブナの所にやってくると、丁度日が差した。



いいなあ



いくら眺めても、まだまだ飽きない。



しかし、何時までも眺めているわけには行かない。

引き返すことにする。



帰ろうとすると真っ青な空が広がる。



高丸山も綺麗に見える。



カエデの霧氷も素晴らしい。



十分に楽しんで下山。



まだ、沢の水は凍っていない。



下山しても気温はマイナス。



高城山にはまだ雪雲が巻いている。

砥石権現にも少し霧氷が着いている。



また雪が舞い始めた。

今シーズン初めての雪と、タップリの霧氷を楽しむことが出来たが、寒さでまた腰が痛みだした。



車まで帰ってくると気温がまた下がってきていた。

朝は凍っていなかった氷生ゲ滝が凍ってきていた。

昼間に凍り始めるとは余程寒かったのだろうか。



岳人の森の近くまで来ると、空が晴れて雲早山の霧氷が輝いている。

家内が、アルプスの銀嶺みたいだと大好きな景色だ。

今夜もまた寒気が降りるらしい。

明日もまた、きれいな霧氷が見えることだろう。



総歩行距離 7.9km

累計標高差 ±756m

総行動時間 6時間34分



里山倶楽部四国

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