秋の里山  雲早山     2014/11/03
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 雲早山 錦秋と冬の気配 -

今日は寒い予報

高い山からは霧氷の便りが聞かれるかもしれない。

所が私は先週末から風邪気味

しかし、この週末は所用があり山には行けていない。

近くのお手軽な山でも歩いてみようかな。

そうだ、しばらく登っていない雲早山に出かけることにしよう。



雲早隧道手前に駐車し、スーパー林道を歩き始める。

林道沿いは黄葉の真っ盛り。



赤く紅葉しているのはマルバウツギ

日当たりの良い斜面一面真っ赤に紅葉している。

マルバウツギは不思議なことに日当たりの良い所だけ真っ赤に紅葉してよく目立つ。

日陰では黄色く黄葉して目立たない。



ブナやヒメシャラ等が淡い色合いで美しい。



土砂捨て場を過ぎて正面に高城山が見える所を過ぎると道路の1/3ぐらいが陥没している。

道幅が広い所なので車の通行には支障がないように思われる。



その先の大きく陥没して通行不可だった場所は綺麗に修復されている。



左に高城山から砥石権現、鹿舞ダキ山を眺めながら歩く。



一部道路が傷んでいる所があるが雲早山登山口までは4駆であれば問題なく通行できそうだ。

少し手入れをすれば普通車でも通行できると思われるが何故通行止めにしているのだろうか?



9時11分 登山開始

登山道はちょっと痛んでいるが歩くのに支障はない。

沢筋は掘れて深くなっている。



登山道は日が当たっていないので寒々としている。

黄葉もぱっとしない。



背の高いブナには日が当たって黄葉が美しい。

まだ緑の葉があって見頃はもう少し後かな?



標高が上がるとブナの黄葉が進んでいて茶色になっている。



緑の大きな葉の木が随分と増えている。

岩の苔も美しい。



9時52分 パラボラ分岐に到着。

少しの登りなのに脹ら脛が張って痛い。

切り株に座ってコーヒータイムでくつろぐ。

稜線のブナやカエデの大木はすっかり葉を落としている。



稜線はもうすっかり晩秋の装い。

と言うかもう冬の景色。

風が強く寒いのでダウンジャケットを着るが冷たい風で耳が痛い。

誰もいない雲早山頂上着。

10時25分



振り返ると旭の丸から柴小屋山そして大川原高源が見える。

その向こうには眉山や徳島市内もくっきりと見えている。



勝浦川の流れもよく見える。

頂上は強風が吹くが日が当たってそう寒くは感じない。



正面には高城山から砥石権現そして鹿舞ダキ山へと繋がる稜線が美しい。

こうして見ると1457mのピークが砥石権現の山頂で三角点のある1,375mのピークは東砥石権現と思える。

(徳島県森林管理署の標識には東砥石権現と書かれている)



高城山に隠れて剣山は見えない。

高城山の左肩に一の森と槍戸山の頂上が顔を出している。

徳島方向には眉山と徳島市内がよく見えている。

私の住んでいる団地は負出山に隠れて見えない。



まだ昼食には早いので高城山への稜線を歩いてみる。



パラボラ分岐から少し登って振り返ると高城山の右に三嶺が顔を出している。



ブナやヒメシャラは葉を落としているが緩やかな稜線を歩くのは気持ちが良い。



ドウダンツツジの紅葉が残っている。

ブナの若木は枯れた葉を落とさず来年の春まで枝に付けたまま残す。

この性質を枯凋性と言い枯葉の離層形成の仕組みに関係しているそうだ。



ミツバツツジはすでに葉を落としているものが多く冬芽の赤く色付いた芽鱗が美しい。



正面のゴツゴツしたアケボノ展望岩とその向こうに髙丸山。

来年の春にはまたシロや塩を実に歩いてみたい。

足下には小さなスミレが咲いている。

葉の裏は緑で紫色ではなくヒナスミレかと思ったが、柱頭の形からシハイスミレと思われる。



景色を楽しみながらユックリと昼食。

長閑でゆったりとした時間が流れる。

タップリとコーヒータイムを楽しんで引き返す。



雲早山山頂を見ると大勢の登山者が見える。



今年の春には素晴らしい花を咲かせてくれたシャクナゲは花芽が少ない。

来年の春は少し寂しいかもしれない。

アセビは赤い新芽を沢山付けている。



パラボラ分岐を下って行くとオカリナの音色が聞こえる。



カエデの紅葉が美しい所で女性が一人オカリナを吹いている。

一旦吹き終えて写真撮影をしているのでお声掛けすると、また「カエデ」などよく知った曲を次々と吹いてくれた。



音が小さいので音量を最大にしてお聞きください。



暖かい日射しと素晴らしい黄葉に囲まれて聞くオカリナは素晴らしかった。



シロモジも金色に輝いている。



トチノキの大木も良い感じだ。



立派なブナが日を浴びてなんと素晴らしいこと。

しばらく見入ってしまった。



林道を引き返すと朝より明るくなり錦秋の雰囲気を楽しみながら歩く。



モミジも素晴らしいグラデーションを見せている。



ドウダンツツジも今が紅葉の盛り。



モミジはこれでもかと艶やかな色合いを見せてくれる。



ブナやヒメシャラも日が差すと目がくらむ程黄金色に輝く。

ブナやヒメシャラの紅葉は焦げ茶で色がくすんでいて綺麗ではないという人がいるがこの紅葉を見て欲しい。

今年は台風の所為で紅葉に期待していなかったが例年にもまして素晴らしい紅葉を楽しむことが出来た。

大満足。



スマートフォンの画面                             カシミールで見た軌跡

今回、アンドロイドスマートフォンソフトの地図ロイドと山旅ロガーを使用してみた。

現在使っているガーミンのコロラド300より画面が大きくて鮮明。

GPSの捕獲や精度も上々。

地図をSDカードにキャッシュして使用できるので通信を切っても使用できる。

電池の持ちもコロラド300よりは良いようだ。

共用ボックスに送信しておけばパソコンのカシミールで見る事が出来る。

留守宅などでもルートログが見えるので遭難対策にも良いかも。

何よりソフトや地図が無料で手に入るのが良い。

機種変更で使わなくなった3G時代のスマートフォンがあるのでGPS専用で使ってみようと思う。




里山倶楽部四国編 

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