秋の里山 三嶺    2014/09/09           
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− 三嶺 ツリガネニンジン リンドウの花  −

今日から一週間は久しぶりに秋晴れの予報。

今年の夏は天気が悪く、まともな山を歩いていない。

久しぶりに三嶺を歩いてみよう。

もしかするとリンドウの花が咲き始めているかもしれない。



朝5時過ぎに自宅を出て名頃を目指す。

木屋平の438号線が通行止めなので貞光回りなので時間が掛かる。

名頃の駐車場に着くと先着車は1台だけ。

今日は静かな山歩きを楽しむことが出来そうだ。

8時丁度 出発



いきなりの階段道は急登

しばらく山らしい山を歩いていないので脹ら脛が張る。

体力の低下を実感する。



低い電柱の並ぶ急坂を過ぎるとを過ぎると、緩やかなブナやミズナラの自然林となる。

アケボノソウはまだ蕾だ。



8時35分 林道に出てまた登山道に入る。



最初は気持ちの良い尾根道を行く。

吹く風が冷たく、汗ばんだ体が急に冷えていく。

急いでウインドジャケットを着る。

山の季節は急速に移り変わっていく。

これからは高い山では防寒対策にも留意しなければならない。

急坂となり踏ん張って登って行くが、道が整備されていて歩きやすくなっている。



9時25分 ダケモミの丘に着く

昔からの登山ルートだった平尾谷コースは通行止めとなっている。

崩壊が進んでいるのかもしれない。



ダケモミの丘からの道は整備されたのか?

深く掘れていた所が少なくなっていた。

カニコウモリの群生地ではもう盛りが過ぎたようで元気が無い。



マユミの古木は低く伸びていた枝が折れている。

狸のかんざしの実はまだ青い。



何時もの露岩に腰をかけて休憩。

小さなあんパンを食べていると、此所でシロとあんパンを分けて食べたことが思い出される。

赤岩の社は壊れてしまっている。

何時もお参りしてから登っていたのだが..



ザレ場に来るとザレた石が川のように流れ落ちていて水場分岐が見つけにくくなっている。

直登しているらしき足跡が付いているがザレた石が崩れやすく危ない。

此所は赤テープを目印に右へと巻いていく。



振り返ると秋空の下に剣山、次郎笈が美しい。

遠くの山々がこんなに綺麗に見えるのは久しぶりだ。



此所から見ると何時も次郎笈が高いように思える。

剣山と次郎笈の吊り尾根の向こうに一の森が見える。

丁度一の森から三嶺が見えるのと反対の関係だ。

右を見ると三嶺から剣山へと続く稜線の向こうに石立山の頂が顔を出している。



足下に可愛いツリガネニンジンが咲いている。

つい足を止めて見とれてしまう。



シコクフウロもあちこちに綺麗に咲き残っている。



ホソバヤマハハコが咲き始めていてよく目立つ。



ミヤマクマザサの間にツリガネニンジンと一緒にリンドウが咲き始めている。

帰りには花が開いているかな?



下の笹原には鹿除けネットが設置されていたが撤去されている。

見慣れた風景も青空の下では特に素晴らしく見える。



アキノキリンソウも咲いている

テキサスゲートを越していく。



ホソバノヤマハハコが群生している急坂を登っていく

抜けるような青空に向かって登って行くのは気持ちが良い。



綺麗に咲いているリンドウみっけ

リンドウの花を見ると秋を感じる。

20年ほど前は剣山や三嶺にはリンドウが驚くほど沢山咲いていたのだが最近は少なくなった。



リンドウを見ていると男性が一人降りてきた。

先着車の人だろう。



ほかの花より色が濃くて少し小さなツリガネニンジン?が咲いている。

オトメシャジンに似ているようだが?

オトメシャジンは東赤石山の蛇紋岩地帯にしか咲かないはずだが?



10時40分 山頂池に到着。

ヤマラッキョウが咲いている。



山頂に向かう

オトギリソウはもう花の終わり



定番の風景

最初にこの景色を見た時は凄い感動を覚えた。

何回見ても素晴らしい景色。



三嶺 頂上池上からの眺望

最初に剣山への縦走路の向こうに石立山

正面に剣山、次郎笈ぐるっと回って後には三角錐の三嶺頂上



三嶺の山頂は天狗塚山頂と形が似ている。

コメツツジがほんのりと色付き始めている。

此所にも色の濃いツリガネニンジン?が咲いている。



イブキトラノオとツリガネニンジン



シコクフウロがまだ多い。

紅葉しているのはツツジ?



11時丁度 三嶺山頂着

地籍調査用のポールが立っていた。

高丸山でも測量していたが剣山山系を一斉に測量しているのかな?



中津山をバックに記念撮影。

矢筈山方向もくっきりと見える



西熊山から天狗塚へと続くゴールデンルートを眺める。

このような素晴らしい景色を私達だけで堪能できるのは最高の贅沢。



何時もなら西熊山まで行って食事をするのだが、今日は三嶺頂上でのんびりすることにする。

改めて三角点の標石を見ると歯槽膿漏の歯のように浮き上がって今にも抜けそうだ。

頂上部の土が吹き飛ばされたり流れ落ちたりしているのかもしれない。

抜けて倒れる前に、剣山のように石積みをして保護する必要があるかも。



矢筈山系が目の前に堂々と屏風のように聳えている。



落合峠と矢筈山

その内にまた歩きたいと思う。



三嶺頂上からの眺望

剣山、次郎笈そして高ノ瀬等の三嶺への縦走路

石立山のゴツゴツした山頂も覗いている。

そして天狗塚から西熊山そして三嶺へと延びるゴールデンルート

北には矢筈山系



のんびりと過ごしてから下山開始

頂上下を覗くと沢山の樹木が立ち枯れしている。

鹿害の所為なのだろうか?



次郎、太郎を正面に見て下って行く。

花が開いてソバナのように見えるが雌しべが飛び出しているのでツリガネニンジンだろう。



素晴らしい景色が名残惜しくて此所でも記念撮影。

大きな声がするので登山者かと思ったら測量中だった。



剣山と次郎笈頂上をズームアップ

剣山山頂に数人いるだけで次郎笈山頂には人影は見えない。

このときグランパさんがこの山域で山歩きを堪能されていたようだ。



頂上池では数匹のオニヤンマが追かけっこをしていた。



もう一度ゆっくりとツリガネニンジンを楽しむ。

しかしこの二つの花はどうしても違う花に見える。



ホソバノヤマハハコとリンドウの花もしっかりと目に焼き付けておく。



ザレた所は注意して下る。

ダケモミの丘を過ぎた辺りでまた左膝が痛くなった。

針ノ木雪渓で痛めた膝がまだ完治していないようだ。

途中、若い人達の6人パーティと単独行の男女二人とお会いした。

14時13分 登山口着。


家に着くと家内が発注していたワコールのコンプレッションタイツCW−X(エキスパート)が届いていた。



先週、モンベルなどと比較して、イチローも愛用しているというCW−Xに決めた。

腰や尻にサポート効果の高いものもあるが最初なので膝にサポート効果のあるエキスパートにした。

店舗では税込 10,584 円だが通販では30%オフの税込 7,403 円( 送料込)だった。

日曜日夜に注文したのに早いなあ。

家内は膝の十字靱帯の片側が切れているので歩く時に足が外側に変に曲がっている。

このタイツで少しは矯正することが出来るだろうか。

家内が試着してとても具合が良いというので私も購入することにした。

男性用は前開きタイプなので税込 8,613 円だった。

来週は秋のアルプスに行きたいと思っているが何処にするかまだ決めていない。



里山倶楽部四国編 

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