里山の秋 中津峰山 2007/11/11
         

− 秋の深まりを感じに徳島の里山歩き −

一寸今日は、お手軽に近くの中津峰山に出かけることにする。

何しろ家から登山口まで20分。

高松にいた時は香川の里山には殆ど一時間以内で登山口に着いた。

峰山などは登山口まで2分。

マンションの敷地の裏から登ることが出来た。

所が徳島の山は登山口が山深い所にあるのが多い。

クネクネ道を精一杯飛ばしても2時間以上掛かってしまう。

毎週だと一寸疲れる。

市内の町中からもよく見える、このお手軽な中津峰山は標高773m。

低山だが、実は侮れない山。

何しろ登山口の金谷が標高28m。

約750mの標高差を登らなければならない。

標高差750mと言えば三嶺や天狗塚の代表的なコースとほぼ同じ。

剣山+次郎笈とも同じ位かな。

ともあれお手軽に一寸した登山気分を味わう事の出来る貴重な山です。

と言う訳で朝ゆっくりとしてから登山口の金谷に9時45分に着いた。

既にご夫婦が先発されていた。



案内板だと駐車場から頂上まで2時間半。

少し引き返して金谷橋を渡るとミカンが黄金色に実っている。

口の中が甘酸っぱくなってきた。

何処かその辺の道端で販売してたら買うのになあ..



キウイも豊作の様



ヤクシソウが道一杯に咲いている。

和菓子の様なサネカズラの実



カラスウリが残っていた。

イヌタデもまだまだ元気



廃屋とコセンダングサ

この渓流沿いに人が住まなくなってからどれ位経っているのだろうか?



ゲンノショウコがまだ咲き残っている。

ヤブランの実



コウヤボウキも殆ど終わり

ヤマシロギクかな?



ミヤマヒキオコシかな?



イヌホウズキが今頃咲いている。



シロシキブとフユイチゴの実



9月に一面に咲いていたヌマダイコンの花ももう終わり。

金谷川の支流、宮谷の渓流に沿って登って行く。



小さなたたらの滝。

ベンチも作られていた。



此処から本格的な登りになる。

10時15分。

花などを写しながら来たので此処まで30分。

キツイ坂を登りきると木漏れ日の広場。

ベンチを新しくするのか?木の皮を剥いて置いてあった。

10時28分。



またキツイ坂を登る。

春に竹の子を貰った所だ。



幹周り3.26mのモミの木のある広場。



モミの木と?



またキツイ坂を登りきると北尾根に飛び出す。

此処の「やれやれベンチ」も新しくなっていた。



サルトリイバラの実が沢山熟れている。



鉄塔に着き徳島市街地を見渡す。

文化の森の向こうに眉山。

コウモリ傘を差した男性がやってきた。



アサマリンドウが可愛い花を咲かせていた。



センブリも沢山咲いている。



ヒヨドリバナとナギナタコウジュ



車道にでてまた山道に入る。

何かドンドン派手になっている。



ヤマハゼの紅葉

八滝からの道と合流



立派なベンチ 此処まで派手に豪華にしなくてもねえ..

ツルリンドウの実。



ヤブコウジの実

コウモリ傘叔父さんと話しながら登る。



やっと山頂の天津神社着。

12時4分。

アキノタムラソウが咲き残っている。



天津神社にお詣り。

生憎、阿南方面は曇っている。



山頂には既に先客が数人。

のんびり昼食の時間。

意外と風が強く寒い。



私達も馬酔木の下で昼食。

もう馬酔木が沢山のツボミを付けていた。



コウモリ傘叔父さんと色々山の話をした後下山。

展望台から公園駐車場に向かう。

ヤブコウジが紅葉していた。



ツルシキミの蕾とツルリンドウの実



9月に咲いていたテイショウソウはもう綿毛。

この時期にアザミが一杯。



ヒメアザミの様だ。

シロヨメナもまだまだ元気。



この綿毛は?



アサマリンドウの蕾が一杯。

アキノキリンソウ



ヨメナの群生。



公園に降りると銀杏の黄葉が素晴らしい。



静かな公園を散策。



この花はサザンカ?



キノコも一杯。



マユミが沢山実を付けていた。

今年見るのは初めて。



モミジの紅葉はもう少しかな?



池に写る銀杏を楽しんでから、ドウダンツツジの紅葉の中を登る。



車道にでると赤とんぼ。



沢筋にジンジソウの群生があるが風があってうまく写せない。



ヤクシソウの群生



9月に満開だったヤマジノホトトギスは実になっていた。

小松島港



帰りは「やかん峠」経由。

センブリが此処でも咲いていた。



15時43分下山。

低山でもたっぷり楽しむことの出来た一日だった。