春の里山 中津峰山 タニウツギ 2008/5/25

− のんびり中津峰山 季節の移ろいの早さを感じる −

最近週末になると天気が悪い。

のんびりしようかと思ったが、週に一度は山歩きしないと体が重くなる。

手っ取り早い中津峰に出かける。

10時30分金谷の駐車場出発。



金谷川の川縁のウツギはもうほとんど花が散っていた。

ミカンの花も落ちて、可愛い実が出来ていた。

たった一週間の間にも季節がすごい勢いで移ろっていく。



スイカズラが石垣の上から顔を覗かせている。



沢筋のユキノシタはちょうど満開。

可愛いカニたちが大勢でお散歩中。

道の真ん中を歩いているので所々で踏まれていた。



沢は轟々と音を立てて流れている。

ハナミョウガが一杯。



濡れて滑る岩に気をつけながら登る。



11時2分こもれび広場に到着。

いつもの様に休憩する。

湿度が高くて汗がしたたり落ちる。



ふと上を見ると白い樹木の花が咲いていた。

何の花だろうか?

ネジキの花かもしれない。

気温は18度



古道を登ると足下にチヂミザサ。



鉄塔広場からの眺望はガスで全くない。

コガクウツギに黄色い花が咲いていた。



中腹に来るとマルバウツギがたくさん花を咲かせている。

アジサイはまだまだ蕾。



丸太に文字入れが進んでいた。

また何処かに設置するのかな?



葉の大きなテンナンショウとフタリシズカ



コガクウツギには綺麗な装飾花(萼)を持つ花と黄緑の普通花があるみたい。



装飾花もガクウツギは3枚と記憶しているが、コガクウツギは枚数がいろいろとあるみたい。

コガクウツギの花序は10-20個ほどの花から成るが、その内数個は大きな花弁状のものを備えておりよく目立つ。
飾り立てているように見えるので、装飾花という。
花弁に見えるものは萼であり、3〜5枚のものがあるが、3枚と4枚が多いようである。
飾り弁の数は、株によって偏りがある。

装飾花の中心には、退化しているもののちゃんと5(〜3)枚の花弁があり、雄しべや雌しべもあるが、結実しない。
種子を形成する普通花は、5枚の長さ3mmほどの花弁を持つ。
色は淡黄緑色ですぐに脱落してしまう。雌しべの柱頭は2〜3に分かれている。



ミヤコアオイも立派に成長している。



コガクウツギが咲き乱れる山道を行く。

まるでアジサイロードを歩いているみたい。



この変な若葉の木は何だろうか。

シロダモだとこもれびさんに教えていただきました。

どこからともなくアサギマダラが飛んできて、ひらひらと舞う。

今年初めての出会い。

気に入った花がないのか留まってくれないので写すことが出来ない。



いつものようにロマンス広場で休憩。

先週、樹間を埋め尽くしていたハイノキの花は見事なくらい残っていない。

花期の短い花なんだなあ。



ガスに包まれた頂上12時36分着。

景色も全てガスの中。

ゆっくりしていると長靴を履いた男性が登ってくる。

春先によく此処でお会いした方だ。

あれから黒笠山などたくさん登られたようで話が弾む。



どこからかカッコウの鳴き声が聞こえてくる。

夏が近いことが感じられる。

随分とゆっくりして13時32分下山開始。

ガマズミの花はもう終わりかな?

紫の濃い色の花は?



シロバナニガナが沢山咲いている。

桜の木には可愛い実。



オンツツジが咲き残っていた。



森林公園ではツツジが満開。

ナナカマドの花が咲いていた。





車道を帰るとタニウツギが花の盛り。

と、思ったがよく見るとヤブウツギ。

タニウツギはもっとピンク。

毛が多く、花柱が花筒よりも長いのが特徴。



頼りなさげに飛んで来て小枝にとまった小鳥。

まだ幼鳥なのが近寄っても逃げない。

冠毛が可愛い。

ウグイスの幼鳥かな?



いつもは小さな滝も水量が多い。



マルバウツギが茂っている。



15時42分駐車場着。

柿の花が咲いていた。