夏の里山 中津峰山   2014/06/24
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-  中津峰山 -

今朝の明け方まで大雨が降っていた。

これでは山歩きは無理だと思い、ぐっすりと寝て起きると青空となっている。

しかし天気予報では午後から天気が崩れるらしい。

雨の降る前に中津峰山ショートコースを歩くことにする。



第3駐車場から登り始めると、前回来たときにはまだ咲いていなかったイチヤクソウがもう花の終盤。

今年も出会えたことを喜ぶ。



静かで気持ちの良い道を登っていくが、やはり梅雨時なので湿度が高く汗が噴き出る。

チャボホトトギスの葉が増えている。



いやしの道との出合いのベンチでは気温19度

シロモジの葉の緑を渡る風が冷たくて気持ちが良い。



50分ほどで頂上着。



頂上ではまだヤマツツジが鮮やかな朱色の花を咲かせている。

六郎山はくっきりと見えるが高丸山や雲早山はガスっている。



ツマグロヒョウモンの雄がのんびりと休んでいる。

雌に比べて地味な色合いだが、後翅のへりが黒くなっているのは同じ。



先着者は女性が一人だけ。

今日は登山途中でも誰にも会わなかったが、やはり朝の大雨のせいで出発が遅れているのだろう。

丸太に腰をかけて休憩してから下山。

展望台への分岐には今年も小さな赤いツツジが咲き始めている。



展望台付近にはヤマハゼの木が多い。

ブドウの房のような青い実が沢山ぶら下がっている。

この実は熟すと黄褐色となる。



アゲハチョウがヤママツツジで楽しそうに吸蜜している。

とても美味しそうだ。



ナツハゼに赤い実が出来ている。

熟すとジャムに出来るそうだ。



見事に咲き誇る深紅のツツジの中を下って行く。



一本杉の向こうには夏の空が広がる。

ネムノキはまだ蕾。



イトトンボの仲間のニホンカワトンボが飛び回っている。

四国のカワトンボは2007年に最近DNA判定で日本蜻蛉学会にて新名称のアサヒナカワトンボだと決定された。

雄(無色翅型)

無色翅型は未熟から成熟まで翅は無色のままで縁紋だけが茶色くなる。

胸部から腹部にかけてと、腹部先端部に白粉が帯びてくる。

胴の色がブルーで綺麗だ。



雄(無色翅型)

このトンボは胴の色が黄金色だ。



?未成熟の雄だろうか



雄(橙色翅型)

 

鮮やかな橙色の翅になった雄は、金属光沢の体に白い粉をまとうようになる。





 

雌はあざやかな金属光沢色をしており、縁紋は白だ。


しかしながら色々な色のカワトンボが飛び回っていて楽しい。



白い花が垂れ下がって咲いている。

ハクウンボクとは葉が違うし何だろうか?



車道脇にはナガバノモミジイチゴの実がなっていた。

一つ戴いたがもう旬を過ぎていて少し苦くてもう一つ。

珍しくモンシロチョウがおとなしくカメラに収まってくれた。

ガクアジサイも白からブルーへと色が変わって美しい。

空が曇ってきたが、金谷の駐車場は満車状態。

今日も沢山の登山者が登っているようだ。

昼前には自宅に帰って昼からは読書などをして過ごす。

明日は良い天気だ。

どこか高い山に行くことが出来れば良いのだが。



里山倶楽部四国編 

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