夏の里山 中津峰山      2015/06/30
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 雨の降る前に中津峰山 -

昨年体調を崩してから山歩きを休んでいた。

その間に体重が4㎏ほど増えた。

それ以上に筋肉量が減り筋肉年齢が50歳から54歳になった。

(筋肉量が500グラム減って体重が4㎏増えたと言うことは脂肪が4.5㎏増えたと言うこと!)

5年前には筋肉年齢が37歳だったことからすると随分と筋肉量が減ったことになる。

そう言えば、以前は腹筋や腕立て伏せそしてエクスパンダーなどを毎日やっていた。

この5年くらい全くやっていなかったので筋肉の老化が加速されたようだ。

2月に腰がギックリ腰になり病院に行くと筋肉の柔軟性が極端に無くなっていると言われた。

こんなの固いのは珍しいとも言われた。

腰が曲がらず、靴のヒモが結びにくくなっていた。

このままでは何回でもギックリ腰になると言う。

医者の勧めで理学療法のリハビリを行い筋肉の柔軟性を取り戻すことにした。

医療保険が適用出来て週1回50分位のマッサージやストレッチで1,250円は安い。

若い女性が担当の時はラッキー。

それと同時に腹筋マシーンを購入して毎日腹筋と腕立て伏せ等を続けることにした。



ワンダーコアのパッチ物 ネットで5,000円位。

3ヶ月続けて、腹筋と胸の筋肉が確りしてきたことが感じられ、筋肉量も増えて筋肉年齢が50歳になった。

腰も少し曲がるようになり靴のヒモも結びやすくなった。

しかし体重は減らない。

歩くのが足らないのか?

と言うわけで今日も里山歩き。

午後から雨だというので午前中に帰ることの出来る中津峰山へ出かける。



金谷の駐車場に来ると先着車は1台だけ。

今日は一風新道経由で頂上へ向かう。

7時13分 出発

大きな松ぼっくりが落ちている。

ベイマツかな。



シダの緑が綺麗だ。

登り初めは急だが今日は足の調子が良い。

そう言えば一風新道は久しぶり。

毎年、オンツツジのシーズンには登るのだが、今年は登ることが出来なかった。



ヤマツツジの赤色が鮮やかだ。

7時28分 三角点に着く。



中津峰山頂は雲の中だ。

サルトリイバラの実が出来ていた。



一旦下って行く。

青い実を付けているのはカヤかなあ。



この白い花はクチナシかな?

アップダウンの無い気持ちの良いトラバース道を行く。



ちょっとした登りとなり車道に出る。

テリハノイバラが咲いている。



観音様にお参り。

お久しぶりです。



スダチ園分岐では休まずに進むが家内にかなり遅れてしまった。



鉄塔広場で切り株に座って休憩している家内にやっと追いつく。

こんな不味そうな木の皮まで鹿に囓られている。



ネムノキの花が沢山落ちている。

今年はネムノキの花が沢山咲いた。

河畔等を走っているとこんなに沢山ネムノキがあったのかと驚くぐらいだ。



アサマリンドウが沢山生えてきている。

今年の秋にも淡いブルーの花を楽しむことが出来そうだ。

岩場の所に来ると軽快にソロの女性が下りてきた。

随分早いなあ。



岩場をグッグッと力を入れて登り切ると見晴らし場に着くが、木の枝が張ってきて見晴らしが悪くなっている。

チャートの採石場が眼下に見える。



もう少し頑張って平石山分岐通過。



もう一つの分岐で眺望を楽しむが霞んでいてもう一つだ。

石灰岩の石庭を通過。

西三子山の石灰岩は丸みを帯びてツルツルだが此所の石灰岩はゴツゴツしている。

剣山系の山々は秩父類帯に属して、海洋プレートに乗って運ばれてきた付加帯が多く残っている。

南洋の深海で積もった放散虫の死骸がマグマ由来の鉄分を含んで赤くて硬いチャートとなり、

海底火山の山頂部の珊瑚礁は石灰岩となり、剣山系の山頂部に押し上げられ残っている。

固いチャートや石灰岩のおかげで水に浸食されずに、たおやかな山並みを形成している。

また、西三子山山頂の石灰岩はインド洋の海底で出来た古い世代の石灰岩がプレートで運ばれて出来ている。

普通、石灰岩はは雨水による溶食でギザギザと尖っている。

しかし、熱変成をうけた結晶質の石灰岩は丸みを帯びた形となるそうだ。



クロモジの群生する植林帯の登りはキツイ。

この坂を毎日登っている人達がいることに驚きを感じる。

踏ん張って展望岩まで来るがガスの中で何も見えない。



展望岩からはもう少しで頂上。



9時28分 中津峰山頂着

やはりガスに包まれて眺望はゼロ。



東屋で休憩

マユミの実が大きくなっている。



東屋の椅子で休憩して行動食のあんパンを食べる。

気温は17度ほどだが冷たいガスが吹き付けてからだが冷えてくる。



早々に下山開始。

今日は先ほどの女性以外誰にも会わない。



鉄塔広場にはネジバナが咲いていた。



やかん峠に向かうとヤマモモの実が丁度食べ頃。

登山道にも沢山落ちている。

しかし、手の届く所には残っていない。



やかん峠を過ぎるとホタルガが飛び回っている



こんな所にオオバノトンボソウ



気温が上がってきたが汗をかくほどでは無い。



11時28分 神社広場に帰ってくる。

金谷川河畔には栗の実が沢山出来ている。



ミカンの実もかなり大きくなってきた。

気温は24度

6月末にしては涼しい。



コマツナギが今年も咲き始めていた。

駐車場脇のネムノキが花の盛りだった。

家に帰り着くと丁度12時

熱いシャワーを浴びて焼きそばをアテに冷たいビール。

降り始めた雨の音を聞きながら一眠りするのは天国の気分だ。

ギリシャのデフォルトが一刻一刻近づいてきた。

どうなることやら。

新幹線で焼身自殺をした人が居たそうだ。

女性を巻き添えにして、多くの人に迷惑をかけて、どうして?

悲しいなあ。





総歩行距離  9.3㎞

累計標高差 ±851m

歩行数   21,034歩





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