夏の里山 中津峰山     2015/08/15
ホームページ

- 吹く風はもう秋の気配の中津峰山 -



暑い暑いと言っている間にもうお盆も終わり。

町ではまだ猛暑が続いているがお山では秋の風が吹き始めているかもしれない。

家内の足はまだ治らないが、今日は病院もお盆で休み。

家内の傷口はまだ白い膿が盛り上がっている。

その膿を毎日病院で取ってもらっている。

膿と一緒に血栓が取れると言うことだが随分と長く掛かるものだ。

傷口の上に薬のシートを貼りその上をサランラップで巻いている。

余り無理は出来ないが、中津峰山なら大丈夫だろう。



私は、モンベルのツオロミーブーツを昨年までメインで使用していた。

初心者用だがハイカットでシャンクプレートも確りとしていて気に入っていた。

そのツオロミーブーツが4年間で300回以上登山に使用して駄目になった。

ソールなどはまだ大丈夫だが、アッパーやミッドソールが傷だらけになった。

登山には問題ないのだが、見かけが悪く会う人毎にもうそろそろ替えたらと言われた。

仕方が無いので、ゴミの日に出してサブで使用していたシリオをメインで使っている。

このシリオは履きやすくて軽くて良いのだが、ミッドカットでしかもシャンクやソールが柔らかい。

他に持っている登山靴は重くて硬くて足が疲れる。

たまたま、先日ネットでツオロミーブーツ新古品が格安で出ていて思わずポチった。

このツオロミーブーツは昨年マイナーチェンジされている。

一番の違いが、アウトソールが今までのビムラムからトレール グリッパーと呼ばれる独自のソールになっている。

今までより濡れた岩等で1.5倍のグリップ力を持つという。

また、靴紐がイージーフィットシステムとなっていて均等に締めることが出来るとのこと。

以前履いていたのと同じモデルと言っても新しい靴は足に合うか心配だ。

中津峰山は、丁度試し履きに良いかな。



6時40分に金谷の駐車場に着いた。

私達が一番乗りのようだ。

お盆だから登山者が少ないのかなと思っていたら次々と車がやってきた。

クサギの花が咲き始めている。



サルスベリも見事に咲いている。

蜜柑はまだ青いが丸々と育っている。



栗の実も大きくなっている。

神社広場から出発

6時54分



アンテナまでの急坂や竹林の急坂を頑張ると、後はシダの茂る緩やかな道となる。



中津峰山が青空に浮かび上がって気持ちが良い朝だ。

しかし、朝早いというのに気温が上がり風もないので汗がしたたり落ちる。



家内は足の痛みもないのか快調に進む。

何時もなら休憩するヤレヤレベンチもそのまま通過。

私の新しい靴は程よい堅さとクッションで快適。



平石山から中津峰山に伸びる稜線もクッキリと見えて、秋が近いことが感じられる。



シオカラトンボが羽を休めている。

シオカラトンボは子供の頃は家の近くでも沢山見ることが出来た。

家の近所を走り回って遊んでいた頃が思い出される。



8時丁度上の登山口着。

ヤマジノホトトギスが一輪咲いていた。

今年初めての出合い。



登山口のベンチで一休憩。

気温は23度 湿度は65%



アキノタムラソウが咲き始めていた。

出合いベンチも休憩せずに進む。



ガンクビソウは咲き始め

チャボホトトギスの葉は今年は少ないようだ。



如意輪寺分岐の温度計でも23度



頂上が近づくと、冷たく感じる風が少し吹いてくる。

もうご夫婦が下山してきた。

私達が一番乗りかと思っていたのに早いなあ。



8時54分 中津峰山頂上着

神社登山口から丁度2時間

私達としては良いタイムだ。



高丸山や轆轤山も綺麗に見えている。



那賀川河口方面は霞んでいる。

気温は24度

吹く風が冷たくて気持ちが良い。



一息入れて展望台へと向かう。

ヒメキンミズヒキが咲き始めている。

ツルリンドウはまだ蕾が出始めたばかり。

キッコウハグマなどはまだ葉も見つけられない。



シコクママコナが数輪咲き始めていた。

ミヤマウズラが顔を出していたがまだ蕾。



展望台下では岩が剥がれて落ちていた。

展望台からシャクナゲ園へと下るとオタカラコウはまだ蕾も出ていない。

この下りで、私は左右のくるぶしが痛み出した。

以前はそんなことはなかったのに!

久しぶりにハイカットの靴を履いたからかなあ?

一度痛くなると我慢出来ないほど痛くなる。

ヒモを緩めると楽になるが、今度は爪先が痛くなる。

これは困った。



車道に出ると痛さがマシになる。

何時もの場所にイワタバコが咲いていた。

今年も出会うことが出来て嬉しい。



ボタンヅルが咲き始めていた。

ヨウシャヤマゴボウは実になり始めている。



上の登山口に帰ってきて一休み。

靴の痛さを我慢して歩いていたら古傷の膝が痛くなってきた。

登りは快調だったのに下りは踏んだり蹴ったりだ。

ヤレヤレベンチでも休憩。



ヤカン峠を過ぎると、家内も傷口が痛くなってきたと言う。

やはりちょっと中津峰山に登るのは早かったかな。

痛い足をだましだまし下りてくるとハグロソウが咲いていた。



11時43分 登山口に帰ってきた。

ヤブランが咲き始めている。



駐車場に帰ってくると満車になっていた。

家に帰り、直ぐシャワーを浴びてビール

その後、辛いカレーを食べてリクライニングチェアーで一眠り。

2時間ほど熟睡して目を覚ますと、まだくるぶしが痛かった。

せっかく買った靴なので、なんとか慣らして長く履きたいと思う。

家内も、傷のシートやサランラップを張り直していたが、何とか大丈夫のようだ。

しかし、まだしばらくは手軽な山で我慢するしかないようだ。

帰ってネットで検索すると、新しいツオロミーブーツは足型が変わってくるぶしが痛くなると言うトラブルが多いようだ。

ヌバックの切り替えの所が丁度くるぶしに当たるみたいだ。

(私のくるぶしは特に飛び出ている。)

メーカーに送ると無償で揉みほぐしをやってくれるとか?


ここでやっと新古品が超安値で購入出来たわけが解った。

誰かが購入してから一度履いて、その痛さのために手放したのだろう。

今日、8月16日 ゆめタウンのモンベルに行って揉みほぐしをお願いしてきました。

ついでに爪先の保護ラバーも接着が甘くなっているので張り替えをしてくれるそうです。

無料なのがありがたいです。

ちなみに登山靴はずっと27センチを履いてきましたが、少し大きすぎるとのこと。

今後購入する時は26.5センチにするようにとアドバイスをいただいた。

この店で購入したのなら交換も出来たかもとの話?もありました。

修理には2~3週間掛かるとのことです。






ホームページにも是非お立ち寄りください