冬の里山 中津峰山 星の岩屋   2015.12.8
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- 中津峰山 すばらしい紅葉 星の岩屋 - 

今日は一日快晴の予報。

三嶺や天狗塚の稜線歩きも魅力だが、里山の紅葉が見頃の時期だ。

迷った末、星の岩屋の紅葉を楽しんで中津峰山に登ることにする。



いつものように星谷の運動公園に車を止めて出発。

気温は13.5度 湿度は56%と最高のコンディション。

おまけにすばらしい青空が広がる。

これで紅葉がばっちりなら最高なんだけれど。



味わいのある古木の横を通るとご主人が出てこられた。

お山に行くのならミカンを持っておいでと山盛りのミカンを持ってきた。

大きくて美味しそうなのを10個ほど戴く。

この木は何ですかとお聞きすると「よのみ」の木だという。

70過ぎくらいのご主人が子供の頃からこの大きさだったらしいです。

子供の頃は木に登って実をとって食べたとおっしゃっていました。

「よのみ」とは聞いたことがないと調べたら、「よのみ」は地元の方言で「エノキ」の意味らしいです。

エノキは一里塚によく植えられているので、ここにも一里塚があったのかもしれないですね。



ミカン畑は収穫が進んで少し寂しくなっている。

大きな白いミカンが沢山なっている。

ミカンを収穫中のおばちゃんに挨拶すると「星の岩屋へ行くの?このミカンもってお行き」と沢山のミカンを差し出された。

しかし、私のリュックは先ほど戴いたミカンで一杯になっている。

ありがたく辞退する。

この時期の星の岩屋への道は美味しいミカンを戴けるのが嬉しい。

大きなレモン色のミカンはチャンドラポメロ。

チャンドラ”はインド神話にでてくる月の神。 ”ポメロ”は文旦。 つまり「月の神の文旦」

1個当たり充分に熟すると2Kgにもなる。

,成熟すると写真のように表皮が滑らかで美しいレモン色の大きな果実になり、内部は赤みがかかっている。


1月から2月になると美味しくなるらしい。

甘くジューシーで、柑橘のいい香りがするそうだ。



ミニ西国33箇所参りの観音様をお参りしながらのんびりと登っていく。



仲良く並んだ観音様とお大師さん



星の岩屋に立ち寄る。



星谷寺の境内はモミジ野紅葉が真っ盛り。

鮮やかな彩りに包まれている。



大師堂も錦に埋もれている。



毎年モミジの紅葉を見に来るが今年の紅葉は特にすばらしい。



観音堂下の広場のモミジも今が盛り。



朝日を浴びて誇らしげに輝いている。



先週は黄色く色付いていたが、今日は真っ赤になっている。



このカエデも黄色から真っ赤に変わってきている。

今まで黄色いカエデは黄色いままだと思っていたが、真っ赤に変わっていくのだなあ。



黄色から真っ赤へと色を変えているカエデもはっとするほど美しい。








大きなカメラを抱えた男性がやってきた。

昨日の如意臨寺も最高だったが、今日の紅葉はさらにすばらしいと感激していた。



星の岩屋は春の桜と秋の紅葉とこれ以上ない素晴らしい姿を見せてくれる。

こんな景色をたっぷりと心ゆくまで堪能できる幸せ。



お大師さんも素晴らしい紅葉に見とれている。



これがお大師さんが見ている紅葉。



あっ!裏見の滝に虹が出ている。

まるで宝石が輝いているようだ。





裏見の滝の裏に入る。



また今日も途中で頭を上げて岩で頭を打った。

裏から見る滝と紅葉も素晴らしい。



観音堂にお参り。



二人の尼僧が去ってから無人となっている。



たっぷりと紅葉を堪能したので星の岩屋を後にして中津峰に向かう。



仏石の分岐のベンチで休憩。



先ほど戴いたミカンを食べる。

さすが勝浦のミカンだ。

柔らかくてジューシー。

ほんの少し酸味があるが、口の中に甘みが広がる。

これまでいろいろな所でミカンを食べたが、愛媛の日の丸ミカンにも負けないおいしさだ。

あまり美味しいので、大きなミカンを二個も食べてしまった。

休憩後四国の道を上る。

倒木が道を塞いでいる所もあるが以前より道が歩きやすくなっている。



結構急な道をがんばって大岩の所まで来ると後は緩やかになる。

二度ほど車道を横切る。



コナラがきれいに黄葉している。

青空に少し焦げたような黄葉がきれいだ。



クロモジの赤い冬芽が綺麗だ。

新しい標識が出来ている。



パラグライダーの練習場の広場横を歩いていく。

クロモジの冬芽がプクッとなってきている。



いつもの野仏にお参り。

シキミが祀られている。



星の岩屋から1時間半ほどで中津峰山山頂着。



気温は5度ほど。

那賀川方向は少しかすんでいる。



マユミのピンクの実がまだ残っている。



天津神社にお参りしてから頂上へ。

今日は高丸山頂上は雲で見えない。

誰もいない頂上で昼食にする。

食後にコーヒーを楽しんで、その後またミカンを一個。



食後、また元来た道を下っていく。

二つ目の車道に出て右へと仏石に向かう。

先日、罠にかかった鹿が苦しんでいた場所に来る。

悲しそうに私たちに訴えているような瞳が忘れられない。

警告書が張ってある。

あのワナは禁止された罠だったようだ。

あれから、農林水産部までやってきていろいろとあったようだ。

○禁止されている狩猟方法(法第十二条第一項第三号、規則第10条第3項抜粋)
イノシシやシカを捕獲する際に使用するくくりわなについて、以下のものは使用が禁じられています。
*輪の直径が12cmを超えるもの
*締付け防止金具が装着されていないもの
*よりもどしが装着されていないもの
*ワイヤーの直径が4mm未満であるもの
*「おし」を使用するもの
*とらばさみ
・ヒグマ、ツキノワグマ、イノシシ及びニホンジカ以外の獣類の捕獲等をするため、くくりわな(輪の直径が十二センチメートルを超えるもの又は締付け防止金具が装着されていないものに限る。)、おし又はとらばさみを使用する方法



車道を下っていくとコナラやカエデの黄葉、黄葉が素晴らしい。



車道沿いのカエデが真っ赤に紅葉している。



日が差してこれ以上なすくらい深紅に燃えている。



色つき始めたモミジも綺麗だ。



黄色に黄葉したモミジも美しい。



車道沿いは錦に彩られていて見飽きることがない。



仏石に来るとカエデの大木が紅葉し始めている。



大木のモミジの紅葉はまた味わいがある。



仏石のイチョウはまだ青さが残るが大半が落葉している。



銀杏の実が沢山落ちているが誰も拾いに来る人はいないようだ。

独特のにおいが立ちこめている。



仏石のイチョウはちょっと期待はずれだった。

しかし、周りは色とりどりの紅葉。



コムラサキの実が沢山。

ヤクシソウもまだ沢山咲いている。



コセンダングサもまだ沢山咲いているがヒッツキムシも沢山出来ている。

ノイバラの実もかわいい。



クヌギとコナラの黄葉に陽が透けて綺麗だ。



コナラの黄葉が青空に映えて何ともいえないくらい美しい。



紅葉を楽しみながら星の岩屋まで帰ってくる。



車道から見る紅葉もまた素晴らしい。



今日は目の奥が赤くなるほど紅葉を楽しむことが出来た。



先週はミカンに溢れていたがすっかりと収穫が終わって小屋に保管されている。

このまま正月まで保管されて出荷されるのだろう。



デコポンも沢山なっている。



ボロギクとレンゲソウも沢山咲いて春のよう。



ほポカポカ陽気の中、これでもかと言うほどの紅葉を楽しむことが出来た。

帰りにまたよってね市に寄って新鮮な野菜を沢山購入。

ミカンも10キロの箱を購入した。

これではまたミカン太りしてしまうかな?








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