春の里山 中津峰山    2016.05.15
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- ウツギ類の花々が咲き始めた中津峰山 -

昨日は、文書館で古文書入門講座の開校式だった。

私が苦手なものは沢山あるが、その中でも特に苦手で劣等感さえ持っているものが幾つかある。

それは①英語そして②習字。

特に英単語は中々覚えられないし、字が汚いのはもとより漢字をよく知らない。

そんな私が、なんで古文書を勉強することになったか?

勉強すれば、ミミズの這ったような文字とは思えない崩し字などが読めるように成るのだろうか?

辞書を眺めているだけで頭が痛くなった。



と言う訳で、今日は気分直しに中津峰山散策。

ウツギの花が咲き始めていることだろう。



先日痛めた左膝にしっかりとテーピングをして、たたら跡があったと言われる金山神社から出発。

7時53分



最初はちょっと急だが直ぐに快適な道と成る。

何時ものようにやれやれベンチで休憩。



日が差して青空が見える良い天気だと思っていたら、中津峰山山頂の辺りは黒い雲に覆われている。



暗い樹間に鮮やかな淡いピンクの花が見える。

近寄って見ると見事なモチツツジの花だった。

コガクウツギが咲き始めている。



9時丁度 上の登山口に着く。

アオテンナンショウ(仏炎苞は薄質で淡い緑色。先端が細長く糸状に垂れる。)が咲き始めている。



フタリシズカの花穂の先に米粒のような白い花が咲き始めている。



五滝分岐を過ぎるとチャボホトトギスの葉が沢山出てきている。



コガクウツギとビロードのような若葉が沢山出来ているシロダモ。



如意輪寺分岐の先のベンチで休憩。

気温は15度だが、ガスが出てきて風も強くなった。



シロモジの葉も色濃くなってきた。



頂上近くになると益々ガスが濃くなり風が強くなってきた。

ガスの中でオンツツジの朱色の花が目立つ。



頂上に着くと凄い風だ。

女性が二人お堂の中で休憩中。

頂上で撮影しているとガスが小雨交じりとなり顔を打つようになった。



阿南方向や高丸山方向もガスで視界なし。



合戦尾根から上がってきたご夫婦が何も見えないねと残念がっていた。

マユミの木にはビッシリと小さな実が出来ていた。



寒いのでウィンドブレーカを着て下山開始。

オンツツジが満開。

贅沢なピンクの絨毯を踏んでいく。



オンツツジはまだ蕾も沢山ある。



仏炎苞の先端が糸状に伸びていないのはマムシグサかな?



ヒメレンゲが沢山咲き始めている。



マルバウツギが花の盛り。

斜面が真っ白になる程咲いていた。



ガスが晴れない中でガクウツギの白い花が目立つ。

コガクウツギの花(装飾花)はほんの少し黄緑がかっているが、ガクウツギは純白。

花も葉も少し大きい。

何より違うのが両生花。



花弁の先が丸いのがガクウツギ。

コガクウツギは花弁の先がとがっている。



マルバウツギはまだ蕾も沢山ある。

これからしばらくの間山の斜面を飾ってくれることだろう。



ヤブウツギ深紅の花が咲き始めていてドキッとする。



色白のタツナミソウも群生。



ウツギはまだ殆ど蕾で少し咲き始めていた。



ニガナやシロニガナが沢山咲いている。



コナスビが咲き始めている。

コナスビはこれから長い間咲いて登山者の目を慰めてくれる。

日が差してきて暖かくなりジャケットを脱ぐ。



しかし、頂上付近はまだガスの中。

サルトリイバラに実ができはじめていた。



ヤマモモの大樹に実が沢山出来はじめていた。



竹林を下っていると家内がギャッと声を出した。

蛇を踏んだようだ。

蛇は鎌首をもたげたと思うと、真っ赤な口を開けて家内に飛びかかった。

家内はそのまま駆け下ったので、蛇の歯は家内の足には届かなかった。

私は急ブレーキをかけて止まる。

なんとマムシ?ではないか。

鎌首をもたげて真っ赤な口を開いて私の方を睨んでいる。

これはヤバい。

1m程飛び下がる。

距離を取ってよく見ると、マムシ?も体を縮めて又いつでも飛びかかれるようにしている。

蛇が攻撃する時は、身体を連続したS字に曲げて筋肉に力を溜め、一気に解放する反発力を利用して飛び掛る。

まさに今、力を溜めている最中。

横の茂みの中を遠回りして通過。

一列になって歩いていると、蛇は先頭の人より二番目の人を噛むことが多いと聞いたことがある。

家内が声を出さなければ、気が付かずに進んで私が噛まれた可能性が高かった。




?の花。



ユキノシタが咲き始めている。



梅の実が熟れ始めている。

ミカンには小さな実の赤ちゃん。



登山口当たりにはウツギが咲き誇っている。

テイカカズラも咲き始めていて夏が近いことを教えてくれる。



車に帰ってくると車がさらに増えていた。

頂上付近はまだガスの中だ。

帰りにお墓参りをして帰宅。


先ほどの蛇はマムシにしては細い?

おかしいなと思い調べてみると、アオダイショウの子供がマムシのような模様をしているらしい。


「アオダイショウの子ヘビは成蛇とは模様や色が異なっており、

また、外で出会うと頭を三角にして飛びかかるように咬みついてくるので、よくマムシと間違われる。」


もしかしたらあの蛇はアオダイショウの子供だったのかもしれない。

それにしても驚いた。





総歩行距離 10.9㎞

累計標高差 ±915m

歩行数 23,636歩

行動時間 5時間1分 



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