冬の里山 中津峰山      2017.12.03
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星谷から歩く中津峰山。 -


今日も快晴の予報。

気温も低いようなので剣山へでも行こうかと思った。

しかし、家内は久しぶりに星の岩屋の紅葉が見たいという。

それでは、星谷からノンビリと中津峰山に登ろうかと思う。



星谷運動公園から出発。

8時8分。

畑によって、ほとんど刈り取られたミカンと、まだタワワに実っているミカンがある。



エノキの古木の下を通っていく。

昔此処に一里塚があったのだろうか。

ツチノコはまだ見に行けてない。



茶色に色付いているドングリはアラカシのドングリだろう。

枇杷の花が早くも咲き始めている。



サネカズラの赤い実がアチコチに熟している。

美味しそうに見えるが、食べた人によると全く甘さがなくて美味しくないそうだ。

動物たちも良く知っていて何時までも残っている。

オモトの赤い実も目立つ。



イヌホウズキに花が咲いてまだ未熟な青い実が出来ている。

線香花火のようなハゼランの可愛い実が沢山出来ている。



五丁の古い丁石が残っている。

チャンドラポメロの実も少し色付いていが、美味しくなるのは来年2月頃。



大勢でミカンを収穫している。

もう殆どのミカンが刈り取られ、ミカン蔵に貯蔵されている。

お茶の花も頑張って咲いている。



何時もの観音様とお太師さんの石像にお参り。

暑くなってジャケットを脱ぐ。



フユイチゴの美味しそうな実が沢山出来ている。

この実は美味しいので喉が渇いた時など良く食べる。

右は食べられないムサシアブミの実。



暑いと思ったが気温は6度。



星の岩屋に着く。

ちょっとタイミングが遅かったかと思ったが、予想に反して紅葉真っ盛り。



見事なカエデの紅葉だ。



モミジには赤く紅葉する木と黄色に黄葉する木がある。



裏見の滝は水量が多い。

太陽の光が滝壺に反射している。

誰か熱心に滝を撮影している人がいると思ったら、シルバー大学院のOB仲間の女性だった。

来春の新年会の話などをしてお別れする。



素晴らしい光の芸術にしばし時間を忘れる。



何時までも感激に浸っていたいが、頂上に向かわなければならない。



長い四国の道の階段を黙々と登る。

今日は何故か足が重い。

家内に付いていくのがキツイ。

階段を登りきってベンチで水休憩。

行動食は今日もアンパン。



暫く休憩して出発。



四国の道は以前は小石だらけで非常に荒れていた。

誰が整備したのか小石が取り除かれて、快適な道となっていた。

四国の道の疑似階段も瓦礫に隠れていたが、綺麗に顔を出している。



カエデやコナラの紅葉を楽しみながら登るが息が苦しくなってきた。

おまけに、また左足の股関節が痛みだした。

直ったと思っていたのに。

久しぶりにハーハーゼイゼイ、キツイよー。



チャートの大岩の所まで辿り着いて岩に腰を掛けて休憩。

息を整えるまでに数分かかった。

此処からは緩やかな道となる。



車道を渡った所でまた足が重くなり、リュックを下ろして階段に座り休憩。

そこからエッチラ登ると、フライトパークの入り口の所で家内が待ちくたびれて座っている。

追いついた所でメガネが無いことに気付く。

大岩の手前で苦しくなり顔の汗を拭いた時に、リュックのバンドに引っ掛けていたのを落としたようだ。



車道に出てから頂上までは直ぐそこ。

11時8分頂上着。



東屋下のマユミの実がまだピンクで残っている。

阿南方向は霞んでいるがなんとか見える。

休憩されていたご夫婦から、ホームページ見ていますよとお声がけ戴く。

登山の際の参考にしていただいているそうだ。

ありがとうございます。



何時もなら森林公園を回って帰るのだが、落としたメガネが気になるので来た道を帰る。

山の神様にご挨拶して下山する。



フライトパークの広場のベンチで昼食。

ふと見ると植林された桜の中で一本だけが花が咲いている。



十月桜かと思ったが一重で花柄が短い。

そして花が少し大きくて固まって咲いている。

帰って調べるとフユザクラのようだ。

晩秋から初秋に咲くフユザクラは花柄が短いらしい。

桜を沢山植樹した時にフユザクラが混ざったのだろう。



食後、コナラの紅葉を楽しみなが楽だっていく。

やはり、リュックを下ろして休んだ所にメガネが落ちていた。

更に下っていくと男性が道を整備していた。

小石などを少しずつ取り除いておられるようだ。

ありがとうございます。

「自分も石があると転ぶので... 」とおっしゃっていた。

何処にも、この様な地道な努力をしている人がいるのに感心する。

自然保護活動でいろいろな団体が表彰されているが、こんな人達にこそ表彰状をお送りしたい。



ハダカホウヅキの実が沢山熟れている。



途中から真っ赤に紅葉した紅葉を楽しみながら車道を下る。



何故こんなに鮮やかな色になるのか?と思うくらい真っ赤に紅葉している。



仏石に寄る。

イチョウは既にあらかた散って、銀杏の熟れた匂いが充満している。



今頃ヤクシソウが群生している。



タンキリマメの実が沢山残っている。

種子は開いた果皮についたままだ。



クサギの実とイタドリの実。



モチツツジがもう咲いている。

イヌビワの実は見方によっては可愛い。



ツルウメモドキの実が青空に映える。

コセンダングサがまだ咲き残っている。



あれっ!

レンゲが今頃咲いている。



変なミカン?



オニユズとデコポン。



気温が上がってきて小春日和の気配。

14時22分 駐車場所に帰ってきた。

帰りによってね市に寄ってミカンなどを仕入れる。

箱一杯700円のミカンは小ぶりだがビックリするほど甘くて美味しかった。

勝浦産のコシヒカリの新米も購入。

何しろ精米したのが昨日というから、出来たてホヤホヤ。

今日は息切れがして苦しい場面もあったが、小春日和の里山を十分に楽しむことが出来た。

冬の間に体力強化して来年のシーズンに供えなくてはと思う。



 


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