春の里山 中津峰山  2019年05月10日  
里山倶楽部四国編 

- ハイノキ咲き誇る中津峰山 -

今年は、中津峰山のシャクナゲを見逃した。

ツツジなどが遅れているので、まだ少しは咲いているかもしれない。



金谷を出発すると枇杷の実が大きくなっている。

シュロに大きな黄色の雄花序の房ができている。

これで咲いているのだろうか。



ミカンの花が咲き始めて、栗の花穂も伸び始めた。



キウイの実はまだ小さい。

サクラに赤い実がたくさん出来ているが、熟れるとすぐに落ちてしまっている。



神社脇から登り始める。

このやかん峠コースは、登り始めからアンテナまでの間がキツイ。



タケノコが生え残る道を登ると、サルトリイバラの葉。

徳島では、サンキライと呼ばれ柏餅の葉となる。

今日は朝から気温が上がってきている。

額から汗がポタポタ落ちてくる。



緩やかな道となり、やかん峠を過ぎて、いやしの道分岐も越えていく。

ヤマモモの大木には、実が付いていないように見える。



気温は19.8度と高い。

ヤレヤレベンチは半分朽ちていて、座ると壊れそうだ。



気持ちの良い道を行くと、まだオンツツジが綺麗だ。



鉄塔広場に着く。

先日、葉の束の下に黄色い花が咲いていた木。





葉の下に小さな実が出来ているが、何の木か調べてもわからない。

葉は、細長い枝の先に固まって付いている。

不思議な葉の付き方だ。

樹皮は灰色で割とすべすべとしている。

T川さんから、アオモジではないかと教えていただきました。

アオモジは3月末くらいに一斉に花を咲かせるので違うと思っていました。

しかし、いつも見るアオモジは標高が100m以下の所で、此処は標高400m位。

そのせいで花が4月末に咲いたのではないかと思います。

しかも、実がなっているので雌株。

雌株は雄株より花が少ないそうです。

この木はアオモジの雌株だと思います。

T川さんありがとうございました。



コガクウツギが咲き始めている。



オンツツジがまだ綺麗に咲いている。

しかし、昨年のように真っ赤な絨毯のような落花はない。



コバノガマズミやモチツツジが咲き誇っている。



アオダモの花が、まだ綺麗に咲いている。



上の登山口のベンチで休憩。

凍らせたお茶が美味しい。

一休みして登り始めると、ホウチャクソウが咲いている。



マムシグサが多い。

コガクウツギは可愛い花だ。

これから暫く山道を飾ることだろう。



シロダモの幽霊のような新葉が目立つ。



チャボホトトギスの葉が出てきている。

ツルシキミも実になっている。



急坂を登ると、足元に白い花弁がたくさん落ちている。



見上げると、白い花がビッシリと咲いている。



花は小さな五枚花弁で、複数の長い雄しべが特徴的だ。



気温は、17度。

シロモジの特徴のある葉が展開している。



クロモジも葉がしっかりとしてきている。

昔、スミレの花園だったベンチで休憩。



ハイノキがこれほど多いとは思わなかった。

ハイノキの材から作った灰汁が、染物をする際、染料を繊維に定着させる「媒染剤」に使われたことから名付けられた。

材は緻密で将棋の駒や箸、民芸品などを作るのに使われる。 




クロモジとシロモジの若葉が綺麗な道を登ると、天神神社に着く。



結構頑張って登ったと思うのに、2時間20分ほど掛かっている。



高丸山から雲早山への稜線は、霞んではいるがきれいに見えている。



東屋では女性が一人休憩していた。



マユミに小さな蕾がたくさんできている。



垂れ下がっている花の木は何の木?



展望台へ向かうと、アオダモの花が咲き誇っている。



センボンヤリの花が僅かに残っている。

シロバナウンゼンツツジももう殆ど散っている。



展望台に着くと、ミヤマウズラの葉が出てきている。



展望台下にもアオダモの花が沢山咲いている。



ナツハゼが真っ赤な蕾を付けている。



コバノガマズミが満開だ。



ガマズミはまだ蕾だが、花期が違うのだろうか。



チゴユリを見に階段を下る。

殆ど蕾だが僅かに咲いている花を発見。



サラサドウダンもまだ蕾。

真っ赤なオンツツジは綺麗だが花は少ない。



白い植栽のツツジが綺麗だ。

ジシバリも咲き始めた。



また登り返して、展望台で昼食。

食後、シャクナゲ園に向かう。



シャクナゲは殆ど散っていたが、辛うじて咲き残っている花もあって喜ぶ。



路面には一面にヒメレンゲが咲いている。

タニギキョウも可憐な花を咲かせている。



車道を歩くと、マルバウツギはまだ小さな蕾。

ユキノシタは蕾も出ていない。



ツリバナが沢山花を咲かせている。

沢山実が出来れば良いのだけれど。



タツナミソウやガクウツギも咲き始めている。

この時期のガクウツギは、コガクウツギと花の大きさが全く異なっていて見分けやすい。



ユキモチソウはもう花の終わりかな。



標高が下がると、マルバウツギが咲き始める。



毛虫が沢山ぶら下がっていて、気を付けないと服に付けて家まで持って帰りそう。



サルナシはまだ蕾。

標高が下がると、コガクウツギも沢山咲いている。



上の登山口近くでは、マルバウツギが満開。

これから、ウツギの季節となる。



後はノンビリと元来た道を帰る。

車が少し増えていた。

来週くらいにはシロヤシオが咲き始めるだろうか。





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