冬の里山 中津峰山  2020年01月03日  
里山倶楽部四国編 

- 薄ら寒い中津峰山 ―

例年通り、剣山に行く予定だったが、天気がスッキリとしない。

しかも剣山には雪がないそうだ。

こんなときには近くの里山歩きが良い。

久し振りに金谷から中津峰山に登ってみよう。



金谷の駐車場には先客が2台。



やかん峠への道は登り始めが急坂。

冷えた脹脛の筋肉が張り詰める。

何か作業中の男性に追いつき、挨拶して先に進む。



竹林を過ぎると緩やかな道となる。

久し振りのやかん峠。



ヤレヤレベンチでは休まずに先に進む。

鉄塔広場で見上げると、中津峰山の上空は厚い雲。



鉄塔広場のアオモジが綺麗に黄葉している。

落葉しないのかな。



中津峰山の良い所は、登山道に小石などが落ちてなくて、足に優しいこと。

気温が低くてしかも曇っているので寒々と感じる。



何時ものように上の登山口のベンチで一休み。

昨日購入した象印の高保温力魔法瓶に入れたコーヒーを楽しむ。

此の魔法瓶は6時間後でも76度をキープする。

寒い日に熱いコーヒーは本当に美味しい。



気温は3度位。

チャボホトトギスが多く咲くショートカット道を登る。

此処は、調子の悪かった時は、途中でハーハーゼイゼイとなった場所だ。

今日は、心拍数が上がることもなく登ることが出来た。

早くもご夫婦が下りてこられた。



如意輪寺からの道が交わった先のベンチでも一休み。

体調チェックも問題なし。

今日で術後3ヶ月となる。

来週検査に行って問題なければ、毎日の薬も飲まなくて良くなるかな?



城郭のような天神神社に着く。



星の神様にも今年の無事をお祈りする。

約2時間10分で山頂着。

だいぶ調子が戻ってきたようだ。



マユミの実がホンの少し残っている。

阿南の海も霞んでいる。



展望台に回って昼食。

スマートフォンのワンセグで箱根駅伝を見る。

青山学園がダントツのトップで走っていた。



帰りに如意輪寺に寄ってお参り。



前住職が読経をあげられていた。

お元気そうだ。

次々に参拝客が上がってくる階段を降りていく。



帰りは、車道を避けて観音道を下る。

九丁の丁石がある。

頭が壊れているが珍しい形をしている。

亨保16年(1731年)と刻んである。

今から約290年前。

8台将軍吉宗の時代だ。



観音霊場をお参りしながら下っていく。



7丁の丁石。

立派な石垣が残っている。



旧参拝路は随分と荒れている。

大岩の下には尼さんのお墓と大日如来像。



立派な祠に安置された観音像もある。



アオモジの蕾が沢山出来ていた。

早いなあ。



農家の横の石垣が立派だ。



真っ赤な実は何の実?

シロダモの実とも違うようだし。

T川さんから、カナメモチだと教えていただきました。

いつもありがとうございます。

ベニカナメモチはよく見かけますが、こんなに赤い実が付いたのを見たことは有りません。

名前はモチですが、バラ科の植物で赤い実の先が黒ずんでいます。



山の神様にお参りして、車道を下ると一丁の丁石。

もう少し下ると金谷の駐車場に着く。

何時の間にか晴れてきて暖かくなった。

今日は、気持ちの良い正月の里山歩きを楽しむことが出来た。

私達を守ってくれている全ての神様と仏様に感謝。






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