冬の里山 大麻山 〜 卯辰越 2008/2/17
         

− のんびり大麻山、卯辰越 −

今日はのんびりしようと思っていたら、朝からコーヒーをポコポコしている。

これは何処かへ連れて行けと言う合図。

昨日お高越山を登ったばかりなので、あずり越えか、神山森林公園にでも行こうかと提案。

しかし、大麻山をのんびり歩きたいと言う。

大麻山は538mと低山だが2,348段の階段が延々と頂上の弥山神社まで続く。

香川の金比羅さんの大麻山は616mと少し高いが、階段は奥の院までなので1368段と少ない。

この階段がかなり足に来るので、訓練にはよいけれどあんまり登りたくない山だ。

しかし頂上から北斜面に周り、卯辰越えまでの道は自然林のとても気持ちの良い道が続く。

9時40分頃に家を出発。

大麻比古神社の駐車場に車を停めて登山口を目指す。



祓川橋を渡り大楠にご挨拶。



大麻比古神社は丁度新年祭の最中。

境内から右に農道を行くと、二人の可愛いお嬢ちゃんを連れたおじいちゃんとお婆ちゃん。

挨拶して何処まで行くのと尋ねると「頂上!」と可愛い声で答える。

お婆ちゃんは「頂上は一寸ね..」と自信なさそう。

ガンバってね。

登山口には多くの車が停められている。



ここは農家の畑に続く道がある為、登山者の車を停めないでと以前から書いてあった。

それでもまだ停める人が居るので随分と大きな看板になっていた。

しかし、大麻山を愛していつも登っている人達が平気で「お知らせ」を無視して駐車する気持ちが分からない。

神社の大きな無料駐車場から歩いても10分も掛からないのにね。

これでは自然愛護と言いながら平気でゴミを捨てる人達と大差ない。

「農家の人の出入りに迷惑になるので駐車するのは止めましょう」



弥山神社の大鳥居を10時35分に出発。

5分ほどで展望台に到着。

此処は以前見晴らしが良かったが松の木が生長して居る。



展望台から大麻山を見上げると長い階段を男性が登っているのが見える。

此処から長い長い階段道が続く。



191mのポイントで一休憩。

遠くは霞んでいる。

見晴らし所に着くと先ほど階段を登って居た男性が大休憩中。



真名井の名水の分岐を右に分けて進む。

そう言えば随分と真名井の名水に寄っていない。

帰りに立ち寄ることにしよう。

三嶺が見えるという眺望ポイントではご夫婦が休憩中。

霞んでいて三嶺は見えない。

温度計は2度



賑やかな、お年寄りの4人グループをパスさせていただいて急になった階段を登る。

卯辰越えへの分岐を過ぎて後200mの標識から更に階段がキツくなる。

後ろから付いてきていた女性がピッチを上げてきて、追いつきそうになって家内もペースを上げる。

家内は意外と負けん気が強い。

私は付いて行くのにあせビッショリ。

急ぐとなかなか頂上神社が見えてこない。

次のコーナー次のコーナーと期待を裏切られる。

あの200mの標識は絶対間違っている。



やっと頂上に到着。

11時29分。

一生懸命登ったがやはり1時間足らずかかっている。

30〜40分で登られる方も多いらしいけど..



電波灯台?も健在。



頂上では男性一人が休憩していた。

手作りベンチでコーヒーブレイク。

おやつはママの店で買った5本50円のバナナ。

ローソンの一本100円のバナナにはかなわないけれど、まずまずの味。

温度計を見ると丁度0度。

男性が下りていってしばらくすると先ほど追いかけてきた女性が到着。

ハアハア言っているが、神社にお詣りすると直ぐに休みもせずに下って行った。

訓練でもしているのかな?



一休みして北斜面の道を下る。

何時来てもこの道は寒い。



ドンドン下ってケルンの広場。



此処から大麻山分岐まで10分の標識がある。

真っ直ぐ進めば直ぐに鉄塔広場。

香川県方面は霞んでいる。

11時53分。



ご家族連れが登ってきた。

鉄塔広場で歓声を上げている。

一旦下って卯辰越え分岐まで登り返す。



分岐からドンドン下ると道端にカンアオイ?の群生。

根本にはもう花が咲いている。



淡いピンクの花もあった。

ナンカイアオイではないかと蘭ちゃんに教えていただきました。

ネットで調べるとよく似ています。



疑似木の長い階段を下るとアップダウンの道となり景色の良いピークに着く。

岩に腰掛けて昼食タイム。



寒いと思ったら雪がちらついてきた。

大川原高原から旭ノ丸、高丸山方面は雪雲に覆われている。



志度や八栗山方面も霞んでいる。

大麻山を仰ぎ見ると青空。

天候がドンドンと変わっている様。



更にアップダウンを繰り返し下って行く。

東屋のベンチで一休憩。

やはり小雪が舞っている。



急な階段を下ると、をたつ祠に到着。

13時1分

道端に桧の苗が沢山植えてある。

こんな所に桧を植えてもねえ..



古い祠にお詣りして、さあ卯辰峠に下ろうとすると家内が此処から引き返して帰るという。

前回卯辰峠から車道を下った時あまりの不法投棄ゴミの多さに気分が悪くなった。

おまけに家内はゴミを見ていて車道の窪みに躓いてお気に入りのズボンの膝に穴を開けた。

膝はすりむいて未だに黒くアザになっている。

と言っても今まで下ってきた道をまた登り返すのは....



家内はドンドン引き返して登って行く。

疑似木階段が足に応える。

ヤッホー地蔵に慰められる。



まだまだ大麻山はあんなに遠い。



誰も来ないと思っていたのに男性が一人登ってきた。

13時46分卯辰分岐に帰ってきた。



ここから大麻分岐までは自然林の素敵な道。

不思議な雰囲気の古木が多くある。



鹿子マダラの大木はナツツバキかなあ?それともリョウブ?

未だに見分けが付かない。

蘭ちゃんにカゴノキだと教えていただきました。

リョウブやナツツバキは落葉樹。良く覚えておこう。



13時56分大麻山分岐に到着。

少し遠回りになるが真名井の名水に寄っていく。



祠の扉を開けて名水を汲む。

冷たくてとても美味しい。流石名水。

ベンチに座ってバナナの残りも食べる。

若い人達が大勢やって来たので腰を上げる。



登山道を下るとまた階段道に出る。



展望所で一休み。

かなり天気も良くなって中津峰もはっきり見える様になった。



外人の子どもが登ってきた。

とても元気がよい。

その後から兄弟、お父さん、お母さん、お婆ちゃん、お爺ちゃんと登ってくる。

14時48分登山口到着。



下山後、ドイツ橋を見学。

小さいが流石歴史のある素晴らしい橋だ。

眼鏡橋も見学するがこちらは模倣橋なのでチャチ。

低山だけど、結構足にきた。

家に帰ってからお風呂に入ってからのビールが美味しい。

夕方急に雪が降ってきた。

お山は大雪かな?