秋の里山 大川原高原    2015/09/13
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- 澄んだ空気を胸一杯吸って大川原高原のお散歩 -


今日の朝方はパラパラと小雨が降っていたが、9時頃には回復して秋晴れの予報。

朝はゆっくりして、大川原高原に秋の空気を味わいに出かける。



爽やかな朝だ。

ゲンノショウコがまだ一面に咲いている。



遊歩道入口にはチャボホトトギスがいくつか咲いてお出迎え。



ヤマジノホトトギスやシコクアザミもも咲き始めている。



ドウダンツツジの色付きが濃くなってきた。



キンミズヒキやシュンジュギクもかろうじて咲き残っている。



ダイコンソウまでまだ咲いている。

ふと、ドウダンツツジを見ると、どうした事だ。

樹皮が鹿に囓られている。



先日までこんなに酷くはなかったのに、これでは全滅してしまいそうだ。



展望台から徳島市内方向を眺めるが、もう一つスッキリとは晴れていない。



鮎喰川方向や高丸山も少しボヤッとしているがそこそこ見えている。



ミツバツツジのトンネルは木漏れ日が良い感じ。

此所にもシュンジュギクが咲き残っている。



コフウロはまだまだ元気だ。



ヤマボウシの実は熟れて食べ頃



この天岩戸別神社の石柱が気に掛かる。



色の濃いシコクママコナは咲く範囲は小さくなったが、群生している所も残っている。



シギンカラマツとヤマドリ?の落とし物



焼山寺山やお高越山方向もボンヤリとしている。

シコクブシが咲き始めている。



先週は殆どが蕾だったが、今日は咲いている花も多い。



シコクママコナと一旦花が終わったのに又蕾を付け始めているアザミ。



特別に綺麗な所ではないが、静かな緑の中を歩くのは気持ちが良い。



ツルリンドウも咲き始めている。

高鉾山本峰頂上は今年も綺麗に草が刈られている。

ススキの花穂が綺麗なのは残されている。



今日も何時ものテーブルでコーヒータイム。

吹く風が冷たく少し汗ばんだ体に気持ちが良い。

クサギの実が出来はじめていた。



稜線には色の淡いシコクブシに混ざって白色の花も混じっている。



高鉾山本峰には大きな石灰岩の露頭がある。

山が石灰岩で出来ている事が解る。



高鉾山に登るとススキが綺麗だ。



他の山と比べて少し小さめのヤマジノホトトギスがぽつんぽつんと咲いている。



林道を帰るとアケボノソウが咲き始めている。



先週は殆ど蕾だったけれど、咲き始めのアケボノソウは綺麗だ。



イタドリの花が少しピンクになり始めている。

先日咲き始めていたツルニンジンは殆ど実になっていて最後の花が咲いている。



オタカラコウやアケボノソウの花を楽しみながら林道を歩くのは気持ちが良い。



蜜線にアリが集まって美味しそう



先週広い範囲に咲いていたチャボホトトギスは殆ど消えて、一輪だけ咲き残っていた。



ススキの種子に白い毛が生えて風に乗って飛ぶ準備をしている。

赤い実はカナクギノキかな。



見事な位真っ赤な実が出来ている。



でっかくなったサルトリイバラの葉とアカメガシワの雌花



アカタテハも気温が下がってきた所為か元気がない。



3時間半ほどの散策を終えてコンビニで買ったコロッケを食べて帰宅。

この季節は歩くだけで気持ちが良くてストレス解消になる。

来週の天気が気がかり。



帰りに御間都比古神社に寄る。

古い時代には、阿波の国は粟の国と長の国に分かれていたが、大化元年(645)に二つの国が合併して阿波の国になった。

合併前、佐那河内村は長の国に属し、佐那県といわれていた。

長の国の国造の韓背足尼が佐那河内に住んで長の国を支配し、

祖先の神、観間都比呂色止命を祭ったのが、観(御)間都比呂神社といわれている。

佐那河内村が大和の始まりと言われる?由緒のある神社だ。



さらに登ると蜜柑の収穫が始まっている。

187mのピークを越えると嵯峨川に下るがそのピークに秋葉神社はあった。



手水鉢は天保7年(1836年)



有りました。

原型に近い地神塔。



寛政元年 11月16日と刻まれている。

やはり、藩令による地神塔のごく初期の物だ。

気になるのは寄進者が「東」「中佐賀」「下佐賀」となっている事だ。

現在嵯峨という地名はもっと嵯峨川の上流の嵯峨天一神社の辺りだ。

江戸時代にはこの地は広い範囲が佐賀と呼ばれていたのかもしれない。

現在はただ「下」とか「丸田」とか呼ばれている。



秋葉神社は火防(ひよけ)・火伏せの神様

近くの農家の男性によると、社日のお地神さんはもちろん、秋祭りにはだんじりが出て、二月にも日伏せの祭りがあるという。

お当屋は40年に一度回ってくるとおっしゃっていた。

お当屋は、年末31日に近くの若宮神社で夜を明かし、新年早々お札を40軒の氏子に配る役もあるそうだ。



秋葉神社の境内から見ると蜜柑畑が広がりその先に大川原高原がそびえている。



近くの八坂神社にも寄ってみる。

神社には文化5年と刻まれた常夜灯があるが、地神塔は明治9年と刻まれている。

比較的新しい物だが、明治になって建て替えられたとも考えられる。

尚、常夜灯には「佐賀 氏子中」と彫られている。



ツルボの花と峠の文政のお地蔵さん。

お地蔵さんには「中 嵯峨」と彫られている。

佐那河内には嵯峨川や音羽川などの川が流れて小さな峠が沢山有る。

蜜柑の甘い香りをかぎながら峠巡りのハイキングするのも良いかもしれない。




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