春の里山 大川原高原     2016.03.01
ホームページ

- 大川原高原 春の雪 -

徳島に帰ってきてから9年近く働いていた会社を退職することとなった。

継続雇用の話もあったが、もう十分に働いた。

これから第三の人生を楽しみたいと思う。

退職は3末だが休暇が残っているので、もう出社する必要は無い。

今まででも週二日だったのでそう変わらないと思っていたが、いざ月曜日になって出社しないとなると何故か寂しい。

今まで随分と会社を変わったり職場を変わったりしたが、次にまた新しい会社や職場があった。

今回はもう次の職場はない。

手持ちぶさたな月曜日は近所の散歩をしたりして過ごしたが、気が抜けたのか風邪がぶり返した。

今日は最後の雪を楽しみに剣山に行く予定だったが、夜中咳き込んで寝付けなかった。

朝4時頃、家内に今日は体調不良のため剣山中止と伝える。

その後、少し寝て8時前に起きると少し体調が回復した。

家内に文化の森でも歩こうかと言うと、昨日から山間部で雪が降っているようなので大川原高原に行きたいと言う。

本当は雲早山に行きたいらしいがもう時間的に遅い。

ユックリと準備して出発。



大川原高原への車道は所々凍っているが例年ほどではない。

途中、rokusanの車が停まっていてドアが開いていたがrokusanの姿は見えない。

何処かで撮影されているようだ。

駐車場には見覚えのあるランカスターが停まっている。

徳島の山でよくお会いする小松島の男性が来られているのかな。

駐車場にも雪はない。

カメラの設定を間違えて変な写真。



11時16分 出発。

青空が見えているが雲も多い。

風があり寒く感じる。

気温は-1度くらい。



遊歩道にはかなり雪が積もっているがドウダンツツジの雪はすでに落ちている。



アセビなどはまだ雪を被っている。



今日は久しぶりに長靴を履いてきた。

里山の雪歩きには長靴が最適。

何人かの先行者が足跡を付けているが、少しトレースを外すと新雪歩きを楽しむことが出来る。

積雪は30センチ以上はある。



冷たい風が吹き付けると先ほどまで何もなかったドウダンツツジに霧氷がつき始めた。

冷たい風に冷えた枝に、湿った風が吹き付けるとあっという間に霧氷が出来る。

展望台のベンチの雪はほとんど融けている。



例年のカマボコ状の雪が今年は見ることが出来ない。

古い祠も雪の中。



倭?総鎮守

王ヶ原神宮と彫ってある。

この山が昔は王ヶ原と呼ばれていて、倭を治める山岳民族の王族が住んでいたという伝承によるものだろう。



眉山や徳島の街は霞んでいる。



柴小屋山などはクッキリ見えるが高丸山などは霞んでいる。



アワノミツバツツジのトンネルは花が咲いているようで綺麗だなあ。



青空が出てくると益々綺麗だ。



山頂標識の回りは誰も歩いていない。



可愛い足跡は狸かな?



北西の斜面は強風が吹き付けているので霧氷がびっしりと付いている。



アセビの冬芽は少しほころびかけている。



あっという間に霧氷が広がった。



アップにしてみると霧氷が付き始めているのが良く解る。



霧氷の向こうに柴小屋山や高根山



真っ白な雲早山の頂上が柴小屋山の向こうに顔を出している。

やはり今日、雲早山に行けばたっぷりと雪山を楽しめたことだろう。



不動峠に来ると足跡が多くなる。

車道から直接峠に登ってきている人も居るようだ。

殆どの人が長靴を履いている。



高鉾山本峰へと向かう。

鉄塔広場からの道は誰の足跡も付いていないが、高鉾山本峰へは二人ほどの足跡がある。



雪が中途半端にありズリズリと良く滑る。

一歩一歩踏みしめて登り切ると青空が見えてくる。



たった10数分ほどの登りだが、何回登っても登り甲斐のあるルートだ。

この直登路を登ると登山をした気になるが、登らないと単なる高原散策になる。



ヒメシャラはまだ芽吹いていない。



今日はちょっと豪華な弁当。

サンクスのコロッケは3個110円だがお店であげているので結構美味しい。

今日はお弁当をチンしてもらって、冷えないようにホッカイロと一緒に包んできたので暖かい。



食後、尾根を進んで高鉾山に向かう。



上空は晴れているが西の方の空が暗くなったと思ったら粉雪が降ってきた。



林道を渡って高鉾山に向かう。

此所にも二人の長靴の足跡



高鉾山山頂は綺麗に刈り払われていた。



勝浦町方面は霞んでいる。

今日からビック雛祭りが賑やかに開催されていることだろう。



鉄塔巡視路を不動峠に向かうが先ほどまで誰も歩いていなかったのに足跡がある。

すぐ先を歩いている人が居るようだ。



誰も歩いていない真っ新な雪を踏んで、トラバースから稜線に上がりヤマシャクヤクの遊歩道へと向かう。

この道も誰も歩いていない上に新雪が深い。

るんるんで歩いていく。

ニリンソウの群生地も雪に覆われている。

これで今年も綺麗な花が沢山咲くことだろう。



ヤマシャクヤクの群生地もすっぽりと雪の中。

林道に出て帰途につくが大勢の足跡がある。

今日は多くの人が雪歩きを楽しんだようだ。



暖かくなってきたと思ったがまだ気温はマイナス。

今日は寒かったお陰で霧氷も出来て楽しい雪山歩きが出来た。

駐車場に帰るともう3時になっていた。

そういえば今日から3月だ。

春の雪はなごり雪となるのかなあ。




ホームページにも是非お立ち寄りください