夏の里山 大川原高原 梅の木峠 天ヶ滝   2016.06.03
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- 大川原高原 ~ 天ヶ滝 ノンビリ散歩 -

今日も良い天気の予報。

昨日は温泉で体をほぐしたので、なんとなく体も軽い。

今日もノンビリと近くの山を散策しよう。



大川原高原に向かい車道を進むと、エゴノキの花が満開。



青空の下、白くて小さな花がビッシリと垂れ下がっているのは見応えがある。



10年以上大川原高原に来ているが、こんなに沢山エゴノキの花が咲いているのは初めて見る。



まだまだ蕾も多いので、今暫く花を楽しむ事が出来るだろう。



ウツギの花も満開。



ヤマボウシの花もビッシリと咲いている。

今年は山の木の花が当たり年だが、車道沿いにこんなに沢山の花の咲く木が生えている事に驚く。



大川原高原に来ると他に誰も来ていない。

8時44分出発

道沿いに、ナガバノモミジイチゴの実が沢山熟れている。

ナガバノモミジイチゴの実は、キイチゴの中でも特に美味しいと言われている。

早速、数粒戴くが甘みとほどよい酸味がありとても美味しい。



ナワシロイチゴの花も可愛く咲いている。

マルバウツギがまだ綺麗に咲いているのに驚く。



タンナサワフタギも一斉に咲き始めている。



ウツギも爆発している。



ヤマボウシとヤブウツギ。

沢山の花が一斉に咲いているので、中々先に進む事が出来ない。



大好きなバラ科のコゴメウツギも咲き始めていてとても可愛い。

大好きな花だ。



コガクウツギも花の盛りだ。

足下にはアオテンナンショウ。

小葉の先と仏炎苞の先(舷部)が長く伸びるのですぐそれと分かる。



お約束の場所に、今年もシライトソウが咲き始めている。



ヤブウツギの濃い赤色の花が目立つ。

ドウダンツツジの葉は緑が濃くなっていて、早春の柔らかな葉とは感じが異なっている。



目玉おやじのようなトゲアザミの蕾



晩春から初夏に咲くシュンジュギクが咲き始めている。

 シュンジュギクはミヤマヨメナの変種で、蛇紋岩地の貧栄養下で小型化したものと言われている。

この大川原高原には一部蛇紋岩があるらしいが、シュンジュギクは頂上付近一帯に沢山咲いている。

色が白と薄紫の花が有り、花弁が細いのとふっくらしているのもある。



キンポウゲの花が、太陽の光を反射してテカテカと輝いている。



ニガナの花も弱々しいけれど沢山咲いている。

フタリシズカは、この時期何処の山でも大群生。



展望台からの景色も、この時期としてはクッキリと見えている。



真っ赤なヤマツツジが咲き始めている。

オンツツジが散った頃に咲き始めて、オンツツジより花が小さくて雄しべが5本。

小さい花だが赤色が強烈でよく目立つ。



例年この時期に咲くショッキングピンクのツツジ。

葉やしべはヤマツツジと同じだが、ヤマツツジの変種なのかなあ?



フタリシズカとシュンジュギク



旭ヶ丸頂上に着くとヤマボウシが満開。



稜線ではタンナサワフタギが咲き始め。

サルトリイバラの実が沢山出来ている。

秋には真っ赤になり目を楽しませてくれるだろう。



高丸山から旭ノ丸までの山並み。

今日は随分とクッキリ見える。



昨日歩いた高丸山、旗立山、赤石丸と高城山

カッコウの声が響き渡る。

ついこの前まではツツドリの声が響いていたのだが。



この羽は何の鳥の羽?



不動峠のヤマナシの実が大きくなっていた。



蕾が丸くて下向きに沢山花が咲いているこの木は?

アカリプタさんからサルナシだと教えていただきました。

実はキウイと同じ味がするそうです。



こんな所にイヌシデも花を付けている。

葉が細くて葉脈が多いクマシデも沢山実をぶら下げている。



高鉾山本峰の急坂に向かうと、此所にもショッキングピンクのヤママツツジ?が咲いている。



急坂に息切れする時は一休憩して木々を見上げる。

クマシデとケヤマハンノキかな。



ヤマボウシの花も見下ろす事が出来るが、気をつけないとトゲアザミのトゲに刺される。



頑張って頂上に着くと、トゲアザミにクロアゲハが忙しそうに吸密している。

よほど美味しいのか近づいても逃げない。

アカリプタさんからカラスアゲハと教えていただきました。

蝶は難しいですね。



本当に美味しそうにアザミの蜜を吸っている。



ツマグロヒョウモンやモンシロチョウもやってくる。

これもスジグロシロチョウだとアカリプタさんに教えていただきました。



随分とユックリして出発。



樹下にタツナミソウが咲いている。

背が高くて花が水平に咲いているのでオカタツナミソウだろう。



オカタツナミソウは半日陰になるような林縁や草地に生育する。

夏に、茎頂に、長さ2cmほどの細長い淡紫色の唇型花を上向きに立て、数個の花を横に並べるようにつける。

花は必ずしも一方向を向いていないのが特徴だそうだ。

夏に咲くタツナミソウがあるのを初めて知った。



背の低いミズキに蕾が出来ている。

葉が対生なのでクマノミズキだろう。



展望岩で景色を楽しむ。

ベニドウダンはもう終盤。



足下に沢山つぼみを付けているのは、やはりオカタツナミソウだろうか?

家内はドンドン梅の木峠に向かっていく。

このコースは行きは下りで楽だが、帰りの事を考えると嫌になる。



風車建設用の風力測定タワーを過ぎて、図根三角点も過ぎて下って行く。



ヤマハゼが通路に被さっている。

葉が紅葉していないので、気を付けないと垂れ下がった葉に触れてしまう。



植林地にタニギキョウが群生している。

ホトトギスの葉も沢山あるので、秋には花が咲くのだろう。



枝が一方向にだけ伸びている杉林を過ぎて、大岩の散在している所を通過すると梅の木峠は近い。



梅の木峠着。

11時26分。

此所で食事にしようかと思ったが、木陰も無く暑く適当な場所が無い。

それじゃ久しぶりに、天ヶ滝休憩所まで行って食事にしよう。

林道で断ち切られた四国の道を登って行く。



青空にエゴノキの花が綺麗だ。

こんなに見事に咲くのは此から何年も無いだろう。



左はヒノキの植林地。

右はリョウブの自然林。

単調な登りを黙々と歩く。



二つ程小さなピークを越えて登ると、天ヶ滝休憩所に着く。

11時59分。



東屋で昼食。

今日は唐揚げ弁当だがボリュームがあって腹一杯。

食後のコーヒーもユックリと味わう。

この四国の道も昔は歩く人も多かったと思うが、今は林道が横を走っているので登山者は少ない。



食後、また四国の道を引き返していく。



林道を帰ると楽だが、日が照りつけて暑いので山道を登り返す。



また高鉾山本峰頂上に着き、一休憩してから下山する。



14時36分 一軒茶屋駐車場に着く。

車が数台増えていた。

帰ってからは何時ものように熱いシャワーを浴びて冷たいビール。

そして1時間程リクライニングチェアでうたた寝。

今日はちょっとした散歩のつもりだったが、沢山の木の花に魅せられて遠くまで足を伸ばしてしまった。

本当に今年は木の花の当たり年だ。

来年はどうなるか解らないので十分に楽しみたいと思う。





総歩行距離 13.2㎞

累計標高差 ±965m

行動時間 5時間59分






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