秋の里山 大川原高原    2016.09.17
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- 大川原高原 -

また、巨大台風が発生した。

以前の台風の名残の低気圧が日本列島を覆って、天気がスッキリとしない。

今日も午後は雨が降るらしい。

雨の降る前に、大川原高原の散策に出かける。



ネイチャーセンター近くでは、今年もタカネハンショウヅルが綺麗に花を咲かせていた。



今年は花が多いようだ。

まだ蕾も有るので暫く楽しむ事が出来るだろう。



駐車場には、まだ誰の車も駐まっていない。

スズメバチも今日は飛び回っていないが、念のためトイレより離れた所に停める。



ゲンノショウコがまた元気になって咲き誇っている。

オオバヤシャブシには沢山実が出来てきた。



ウリハダカエデは、葉が落ちて実が大きくなってきた。

アサマリンドウはまだ蕾。

高丸山ではもう咲き始めているようだが、秋の花は標高の高い所から咲き始める。



ドウダンツツジの紅葉が、随分と進んできた。

しかし、山に咲くドウダンツツジが真っ赤になるのに比べて、植栽のドウダンツツジはもう一つ。



シコクアザミの花が咲き終わって汚くなっているのも多いが、また新しい蕾を付けている。



濃いピンクのホタルブクロが、今頃咲いていた。



もうとっくに終わっていると思っていた、カワラナデシコが綺麗に咲いている。



ワレモコウも次々と花を咲かせている。



シュンジュギクがまだ咲いている。

真っ赤になってきているドウダンツツジもある。



真っ赤に紅葉している中に、早くも来年の新芽が出来はじめている。



シュンジュギクやゲンノショウコは、いつまで咲くのだろうか。



徳島市内は霞んでいるが、高丸山方向はスッキリと晴れている。



キバナアキギリがまだ咲いている。

シコクブシは花の盛り。



旭ヶ丸頂上に来ると、ヤマボウシの実が凄い。



シコクママコナがまだ沢山咲いている。

マルハナバチが忙しそう。



ヤマボウシの実が、至る所で熟れている。

こんなに沢山花が咲いたのだろうか?

カナクギノキの実が、可愛いい赤い実をつけていた。



シコクブシが満開。



高丸山が綺麗に見えている。

ヘリコプターが低空飛行で飛び去っていった。



赤とんぼが群れて飛んでいる。

まだ完全には赤くないが、凄い数だ。



階段道脇には、ヤマジノホトトギスが咲いていた。



不動峠のヤマナシの実は、綺麗さっぱり無くなっていた。

鳥さんが食べたのかな?



直登路は今朝の雨でジュルジュルだろうとの言い訳をして、回り道から高鉾山本峰へ。



クサギの実やヒコサンヒメシャラの実はまだ残っている。



ベンチで休んでいるとカモシカさんがやってきた。

やはり直登路からだ。

私らとは根性が違う。

北アルプスの話やスズメバチに刺された話などをする。

カモシカさんは三度もスズメバチに刺されたそうだ。

カモシカさんは、今年もネパールに行かれるそうだが凄いなあ。

高鉾山へ行くというカモシカさんを見送って私達も出発。



今年もシコクブシが咲き誇っていた。

その中に白いシコクブシ。

毎年咲くのが不思議だ。



シコクブシにはマルハナバチが沢山やってきていた。



高鉾山方向へ降りずに稜線を進む。

ヤマボウシの実が沢山落ちている。



何時もの見晴らし岩から、旭ヶ丸と高鉾山本峰を眺める。



眼下には、タラノキとヤマボウシの実。



ドンドン進んで、風車建設の為の風力計測鉄塔に来る。

風車建設の話はどうなったんだろうか?



杉の植林帯に入り、図示三角点も越えていく。



可愛いサルノコシカケが出来はじめていた。



途中から作業道に入り、四国の道に出る。

荒れていて、工事用の機材が置いてあった。

修復作業がされるのだろうか。



センブリの咲く所に来たがまだ葉も出ていない。

ヒカゲノカズラとアケボノソウ。



林道を進むとジシバリが咲いている。

ジシバリは春から初夏にかけて咲くはずだが?



急に雨が降り出した。

ポンチョを着用。

高鉾山に向かうと、此処でもヤマジノホトトギスがまだ咲いている。



頂上では雨が降るというのに、ツマグロヒョウモンの雄が占有行動をとっている。

羽が痛んでいないので、今年生まれた蝶のようだ。



雨が降って勝浦の町も全く見えない。

早々に下山する。

エゴノキの実が白くなって、シラタマノキの名前に似合うようになってきた。



アケボノソウが沢山咲いている。

丁度盛りかな?



イタドリが満開。

もう少しすると実になる事だろう。

沢山車がやってきた。

ネイチャーセンターの自然生物観察会のようだ。



標高が下がるとアケボノソウが満開。



ノリウツギがまだ咲いているが大半は実になりかけている。



カナクギノキの実が赤く熟れている。



シロヨメナの花は終わりかけているが、リュウノウギクはまだ小さな蕾。



駐車場に帰ってくると、雨が止んで青空が薄く見えだした。





総歩行距離 9.6㎞

累計標高差 ±654m

行動時間 4時間19分




帰ると神山の「里山みらい新聞」とパンフレットと一緒に「神山杉のすだちコースター」が届いていた。



林道で拾ってきた赤色チャートをスマホ顕微鏡で見てみる。



チャートの中には放散虫由来の二酸化ケイ素(SiO2、石英)が多く含まれているのが解る。

スマホ単独でも10倍位には写るので、石の観察にはスマホ顕微鏡は倍率が大きすぎるような気もする。






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