冬の里山 大川原高原    2016.12.04
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- 大川原高原 風車建設の準備が着々と進む -

昨日は、良い天気だったが、徳島城博物館で冬の企画展「城下町の風景」展示説明会があった。

家内は、ジッとしておられず家から歩いて気延山と五ヶ所寺参りをしてきたらしい。

今日も昼から博物館で「古代の彩り 徳島の朱」の特別展示説明会がある。

遠くにはいけないが、私も少しは歩かなければならない。

午前中にチョコっと大川原高原に向かう。



一軒茶屋の駐車場に着くと、大型車がドリフト走行をしたらしく至る所でタイヤ痕がエグレている。

おまけに、カップ麺等の食べかすが、そこイラ中に捨ててある。

お湯を沸かさなければ食べられないと思うので、アウトドア用のコンロなどを持っている人達だろう。

山に来て綺麗な景色を見て、食事をするのは楽しいだろうけれど、何故ゴミを放置していくのだろうか。

後味が悪くないのだろうか。

放置しておくと風で飛ばされてしまうので、拾って車に乗せておく。

私が山歩きを始めてから10数年になるが、随分と登山者の意識が変わってゴミが少なくなった。

でも時々情けない現場に出会う事がある。

もう少しなんだけれど。



まっ青な空に風車がブンブンと回っている。

寒いのでダウンを着て出発。

テンナンショウの赤い実がまだ残っている。



アジサイの枯れた花がドライフラワーになっている。



ドウダンツツジの間を小鳥が飛び回っている。

忙しく動くので写真を写すのは難しい。

コガラだろうか?



ドウダンツツジの冬芽が綺麗だ。



展望台まで来ると、先程まで真っ青だった空が曇ってきた。



鮎喰川や吉野川の流れが眼下に広がる。

この地域が、縄文時代から弥生時代そして古墳時代まで、徳島では一番人口密度が高かった場所だ。



サルトリイバラは葉がスッカリ落ちて、赤い実だけが残っている。

旭ヶ丸頂上着。



オンツツジとアワノミツバツツジの冬芽が大きくなっている。



高城山と高丸山。



焼山寺とお高越山。



電力鉄塔横から高丸山から雲早山へと続く稜線を眺める。

高城山もクッキリと見えている。



ふかふか落ち葉を踏んで不動峠へ。



冬の日だまりでお不動様も気持ちよさそう。



高鉾山本峰のベンチで休憩。

先日の忘年会で頂いたミカンを食べる。

少し酸っぱいが後で甘さが口中に広がる。



今日は少し尾根を歩いてみる。



梅ノ木峠への道は、木の葉が落ちても気持ちが良い道。



尾根道の真ん中に生えていた樹木は切られている。

風車建設用の道路建設の為の測量に邪魔だったからだろう。



此処に風車が建立されるのだろうか。



見晴らし岩で一息入れる。

この雑木林の尾根道は私達が大好きな所。



風力測定用の鉄塔まで来るが、モノレールが消えている。



長く伸びていたモノレールが跡形もない。

風車建設用地の地質ボーリング調査が終わったらしい。



風車用には6m幅の道路が必要だと言う。

この赤松なども刈られてしまうのだろう。

今日は時間がないので、梅ノ木峠までは行かずに四国の道を左へと行く。



途中で丸太に座って昼食。

温かいコーヒーが美味しい。



モノレールの資材が片付けられている。

風車建設の準備は着々と進んでいるようだ。



林道を帰る。

高丸山方向が黒い雲に覆われだしている。

高鉾山へと向かう。





緩やかな登山道に、新しい木の階段が出来ていた。




高鉾山頂上には新しいベンチが出来ていた。




山頂に座って、またコーヒーを頂く。

長閑な時間を過ごす。

那賀川の流れが、遠く紀伊水道へと流れていくのを見るのは良いものだ。



帰りに、佐那河内の佐那の里に寄り、新鮮な野菜などを購入。

道の駅などと違って品数は少ないが、とにかく新鮮で安い。

その後、徳島県立博物館へ。

若い女性の学芸員さんから徳島の辰砂等の朱について展示説明をしていただく。

矢野遺跡では縄文時代の朱が見つかっているそうだ。

中国から来たのだろうか。

弥生時代の若杉山遺跡の朱に矢野遺跡などとの関連があるのだろうか。

全てこれから解明していく予定らしい。

それにしても卑弥呼の時代以前から朱を通じて、讃岐や畿内とつながりがあったとは驚きだ。

今日は少し足が軽かった。

雪山歩きができるように、少しずつ筋力強化に励みたいと思う。





総歩行距離 9.9キロ

累計標高差 ±642m

行動時間 4時間5分



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