春の里山 大川原高原     2017.04.15
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春の花が咲き始めた大川原高原 -

今日は昼から天気が崩れて、雷が鳴るかもしれないとの予報。

ちょっと早めに大川原高原の散策をすることにする。

もしかしたら、アカバナスミレなどの春の花が咲き始めているかもしれない。

サンクスで若い男性にお声がけいただいた。

今日はお仲間と大川原から梅ノ木峠、柴小屋山ピストンを予定されているそうだ。



大川原高原に向かうとヒゴスミレが群生している。

今年は花が多い。

当たり年かな?



此処のヒゴスミレは少しピンク色をした花も多い。

写真ではハッキリと解らないが優しいピンク色だ。



純白のヒゴスミレは清楚な花嫁さんの雰囲気がある。



ついこの前まで雪が積もっていた大川原高原はスッカリ春の雰囲気。

アセビの白い花が春の日に輝いている。



オオバヤシャブシ

雌花序の緑が新鮮だ。

アジサイにも若葉が出始めている。




シロバナショウジョウバカマも沢山咲いている。



今年は山野草の花が多いような気がする。



ドウダンツツジはまだ芽吹いていない。



トクシマコバイモも綺麗に咲いている。



カタクリの葉もたくさん出ているので花の咲くのが楽しみだ。

ニリンソウはまだ葉が出始めたばかり。



ヤマシャクヤクの群生地には新しい看板が付けられている。

以前のNPOが設置した看板は撤去されている。



ヤマシャクヤクはまだ固い硬い蕾。



クロモジの花が咲き始めている。



シロバナナガバノスミレサイシンが咲き始めている。

まだ花は少ない。

今年は遅いなあ。



カタクリの葉は多いが、ほとんど一枚葉。



鉄塔広場から雲早山を見ると、その右に高城山も頂上が見える。

もうスッカリ雪が溶けたようだ。



シコクブシの葉が出てきている。



キブシの簪のような花が咲き始めている。

雄花序は長く、雄花は淡黄色。雌花序は短く、雌花は淡黄緑色。

ヒメシャラがほんの少し芽吹き始めている。



ヤマナシも芽生え始めている。



ヨゴレネコノメと咲き始めたばかりのハルトラノオ。



分岐で一瞬迷ったが直登路を行くことにする。

急傾斜で思わず手を付くと出始めたノバラの棘が痛い。

立ち止まると滑りそうでヒタスラ登る。



脹脛が痛くなりそうになって頂上に着く。

何時ものベンチで休憩。



スポーツドリンクを飲んでいると賑やかな声が聞こえてくる。

サンクスでお会いした男性のグループがやって来たのかなと思ったが違っていた。。

登ってきたご夫妻からお声がけ戴く。

なんとリンクさせていただいているハイジとのんびりお山歩♪ のハイジさんと四葉さんだった。

レポートはよく拝見しているがお会いするのは初めて。

暫くお話をしてからお別れする。



天気はなんとか持ちそうなので梅ノ木峠に向かう。



まだまだ木々の芽吹きは早いようだ。



稜線からちょっとそれて四等三角点「流山」924.16mに立ち寄る。

何故こんなところにと思えるところに三角点はある。



四国の道に合流して下って行く。



梅ノ木峠に到着。



林道を引き返すとクロモジが咲き誇っている。

こんなに沢山のクロモジの木があるのかと驚く。



葉が開き始めている木もある。



シロモジも少し遅れて咲き始めている。

今の時期のシロモジとクロモジの花はとても良く似ている。

葉が展開するとすぐ違いがわかるのだけれど。

枝の色などで見分けるのだが悩んでしまう。



タラの芽が出始めている。

ナガバノモミジイチゴも白い花を咲かせ始めている。



右はシロモジの雌花か?



シロモジの蕾は丸いのでよく分かる。



ヤマヤナギが輝いている。

もうすぐワタが風に飛ぶようになるだろう。



高鉾山に向かう。

ツルリンドウの葉がたくさん出ている。



シロバナナガバノスミレサイシンが沢山咲いている。

ヒゴスミレも少し咲き始めている。



ミツバツチグリも少し咲き始めている。



ヤッホウ地蔵さんの作ったテーブルで昼食。

食後の珈琲を飲んでいると、当のヤッホウ地蔵さんがフウフウ言いながら登ってこられた。

オートバイで色々なところを回っておられるそうだ。

お先に失礼して林道に帰ると、ナタなどの山道具などを積めるように工夫したオートバイが停まっていた。



オタカラコウの葉が出始めている。

ヤマルリソウは花の盛り。



日がよく当たるところにアカバナスミレが群生している。

いつもの群生地ではまだ葉も出ていないのに、やはり環境で異なるようだ。



アカバナスミレに気を取られて撮影していると足元に黒ニョロちやん。

ビックリした。

もうニョロちゃんが出る季節なんだ。



道端の排水溝ではタゴカエルがワンワンと鳴いている。

タゴガエルは、アカガエルの仲間の小さな茶色っぽいカエルで、渓流の近くの、水が染み出しているようなところにすんでいる。

毎年5月ごろ、山道を歩いていると、このタゴガエルの、グッ・・・グッ・・・ゴッ・・・ゴッ・・・というくぐもった迫力のある鳴き声が、「地の底」から聞こえてくる。

よく聞くとワンワンと犬の鳴き声にも聞こえる。

 「地の底」から、というのは、このタゴガエル、ふだんはほとんど表に出ずに、穴の中や石と石のすき間などにいるからだ。

鳴き声はよく聞くが、今まで姿を見たことはない。

最近もっと高い声でワンワンと鳴く「ネゴタゴカエル」が発見されたそうだ。



コレを見るとまたシロモジとクロモジがよくわからない。



本当に悩ましい。

遠くでゴロゴロと雷が聞こえる。

空も暗くなった。

早く帰ろう。



高鉾山本峰の急登路では咲き始めたばかりだったハルトラノオが咲き誇っている。



咲き始めなので雄しべの葯は暗紅色で綺麗だ。

しばらくすると黒くなる。



駐車場まで返ってくるとコンビニで出会った男性の車が停まっていた。

この時間に帰っていないということは、梅ノ木峠を越えて柴小屋山まで向かったのかもしれない。

一軒茶屋が開いていて、何人かの方が賑やかに談笑されている。

ソフトクリームが食べたかったが、帰ってから久しぶりに風呂上がりのビールを飲みたいので我慢。

山を下ると観光バスが並んでやって来た。

満員の乗客が乗っている。

トクシマコバイモを見に来られたのかな。

帰りにもう一度ヒゴスミレを堪能して帰宅。

帰り着くと雨が降り出した。

熱い風呂に入って、よく冷えたビールを一気飲み。

その後はロッキングチェアーでウトウト。

極楽極楽。

これから5月頃まで、大川原高原では春の花が咲き続けることだろう楽しみだ。





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