春の里山 大川原高原    2017.05.05
ホームページ 里山倶楽部四国 

大川原高原 アワノミツバツツジ満開 -

そろそろヤマシャクヤクが咲き始めている頃だろうと大川原高原に向かう。



ノンビリして家を出たので10時過ぎに駐車場着。

連休なので車が多い。

中には長崎ナンバーの車もある。

下界では、まっ晴れだったのに山頂付近はガスが巻いている。

昨日のように雨にならなければ良いが。



車道沿いのカラマツの新緑が美しい。

リョウブの若葉も大きくなってきた。



アケビの花やコバノミツバツツジが満開。



サルトリイバラの花も綺麗に咲いている。

ウリハダカエデの葉も大きくなってきた。



カナクギノキの花はもう殆ど散ってしまった。

オオバヤシャブシの若葉も美しい。



シロモジの新葉とアジサイの若葉。



?の若葉。

ガスが濃かった所為か葉に水滴が付いている。



遊歩道のドウダンツツジに水滴が付いて綺麗だ。

アマドコロに花が咲いている。



雨も降っていないのにドウダンツツジの花に付く水滴は、流れるガスから貰った宝物。



展望台下に着くとアワノミツバツツジが咲き始めている。

コバノミツバツツジよりも色が濃くて蕾も大きい。



展望台からの視界はゼロに近い。

展望台横に咲いているアカバナスミレ。

しかし、10日ほど前に咲いていたのとは雰囲気がちょっと違う。

エイザンスミレのように葉の幅が広い?



アワノミツバツツジが咲いてピンクのトンネルになっている。

此処のアワノミツバツツジのトンネルは素晴らしいと聞いていたが、この数年さっぱりだった。

今年は初めて見るくらいに素晴らしい。



まだ8部咲きくらいなので、数日すればさらに素晴らしいだろう。



ニリンソウも沢山咲き始めている。



今年は樹木の花が少なかったが、一気に賑やかに咲いたのでハチたちが大騒ぎ。

ブンブンと飛び回っている。



旭ヶ丸山頂のヤマボウシは、やっと若葉が出始めている。



カマツカには小さな蕾が。



クロモジとシロモジの新葉。



フキヤミツバが随分と増えている。

高丸山、雲早山方向もガスの中。



不動峠に来るとコバノミツバツツジが咲いている。

頭上にはヤマナシの花が真っ盛り。

樹木の花が綺麗なのは、樹木の命が輝いているから。

樹木自身では見ることの出来ない美しい花の姿、自分では感じることの出来ないその甘い香り。

その素晴らしさを感じることが出来る私に感謝。



イヌシデの若葉が美しい。



高鉾山本峰へはトラバース道から向かう。

カタクリの花が咲き残っているが、もう盛りは過ぎたようだ。



ニリンソウが随分と増えている。



高鉾山本峰頂上手前でご夫婦からお声がけ戴く。

以前お会いしましたねと言われるが、どうも思い出せない。

しかし奥様も旦那様も誰かに似ているような??



頂上のヤマナシの花も満開。

いたるところにカタクリが咲いている。

今年はカタクリの当たり年だったようだ。



頂上では急登を登ってこられた若いご夫婦が食事中。

これから梅ノ木峠方向へ行かれるようだ。

稜線のミツバツツジは大きな蕾が今にも開きそうな木と、満開の木が半々ぐらい。

数日後には稜線がピンクに埋もれることだろう。



ミツバツツジがチラホラ咲く道を下って高鉾山に向かう。

例年真っ赤に咲くオンツツジはまだ蕾も見えない。



高鉾山頂上で勝浦の町を眺めながら昼食。

ミツバツツジも綺麗に咲いている。

しばらくすると高鉾山本峰ですれ違ったご夫婦がやって来た。

なんとK美ちゃんのご両親だった。

奥様とはK美ちゃんのお姉様と共に、剣山でお会いしたことが有る。

K美ちゃんとは随分とお会いしていないが、今日は高丸山の春の祭典で八重地から高まるまで歩いているそうだ。

天気が良ければよいが高丸山方向は濃いガスの中。

そう言えばK美ちゃんは、昨日は赤星山でジャンプしていた画像を見たような。



ビロードツリアブが何匹も飛び回っている。

ミツバツツジが咲いたのが嬉しいのだろうか。



エゴノキの古木には新葉が綺麗になってきた。

白い花がぶら下がるのももう少し。



シロバナショウジョウバカマに新しい葉が出てきている。



不動峠に帰ってきて階段道を登っていくと、単独の女性からお声がけいただいた。

私のホームページを見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

女性からアカバナスミレとエイザンスミレの違いを聞かれた。

実は私も違いが良く解っていない。

10年近く前、大川原高原の赤色が濃いエイザンスミレがアカバナスミレだと教えていただいた。

その時教えていただいたポイント。

①アカバナスミレのほうが赤色が濃い。

②エイザンスミレは花弁の端が波打っている。

③エイザンスミレは葉が3裂してそのうちの2つが更に2裂している。

アカバナスミレはヒゴスミレと同じく5裂している。

④葉の幅がエイザンスミレは広くヒゴスミレは細い。アカバナスミレはその中間。

この特徴をそのまま信じ込んでいた。

何だか疑問はあったが割り切って、旭ヶ丸頂上の稜線付近とその北側はアカバナスミレ。

不動峠から南はエイザンスミレとしていた。

本当にそれでよかったのか?



稜線まで上がって下るとカタクリの花が沢山咲いている。



イワザクラも小ぶりだが多く咲いている。

前から見覚えのあるご夫婦が登ってきた。

先日、竜王山でお会いした香川のご夫婦だった。

香川からようこそいらっしゃいました。



ウグイスカグラも花の盛り。



シロバナエンレイソウが咲いている。

イチリンソウはまだ蕾。

今年は咲くのが遅い。

下っていくとタケちゃんと奥様が登ってきた。

仕事をやめてから山で会うのは久しぶり。

暫く話をしてからお別れする。



ヤマシャクヤクを見に行くがまだ蕾。

少し白く開きかけているので、数日後にはきれいに咲くことだろう。

株数が増えているので一気に咲くと見事なことだろう。



ふと足元を見るとアカバナスミレが咲いている。

と思った。

と言うのは、例年この場所にはアカバナスミレが群生するからだ。

しかし今年はこのあたりでアカバナスミレをあまり見なかった。

今咲いているのは、どう見てもエイザンスミレの葉をしている。



帰ってから念のために、数年前からのアカバナスミレと思っていた写真を見てみた。

左は2年前。

葉は4裂して一つが2裂している。

右は今年の花。

エイザンスミレと同じく3裂してそのうち2つが更に2裂している。

ずっと前は5裂で細い葉だったと思う。

色ももっと濃かったような気がする。

エイザンスミレの遺伝子が強くなってきたのかもしれない。

ネットで検索しても曖昧な点が多い。

やはり、見た目の感じで決めるのが一番かも。



亀田ケ丸に群生しているエイザンスミレ。

このようにひと目見ただけで、ハッキリとエイザンスミレと解かれば楽なんだけれど。

私は、アカバナスミレはエイザンスミレとヒゴスミレか何かの交雑種ではないかと思っている。

しかし、10年ほど前に香川の女性からエイザンスミレとはDNAが異なっており別種だと教えていただいた。

その後、公式な同定についてのレポートは見ていない。



帰り道のネットで保護された所のイワザクラも綺麗に咲いていた。



天気が回復してきて徳島の街が綺麗に見えるようになった。

佐那河内の山の新緑が綺麗だ。



駐車場まで返ってくると車が満車状態。

タケちゃんも帰ってきている。

そのうち大西さんもやって来た。

薬研谷に行かれてきたようだ。

先程お会いした女性からソフトクリームをご馳走していただいた。

ありがとうございます。

でもアカバナスミレの見分け方が間違っていたらごめんなさい。

今日は目的のヤマシャクヤクの花には早かったが、アワノミツバツツジの花のトンネルを歩くことができた。

日々変わる大川原高原、次に来た時にはどの様な装いを見せてくれるか楽しみだ。




↑ クリック
ホームページにも是非お立ち寄りください