- ニホンカモシカに出会った大川原高原 -
アルプス行きが近くなったのに恒例のトレーニングに全く行けてない。
例年なら、剣山や三嶺に何回か登って縦走や周回をして体調を整えるのだが。
今年は5月に風邪を引いたのが長引いてから全く長距離を歩けていない。
今日も何となく遠くへ出かける気はしないが少しでも歩いておこう。
大川原高原に出かけると自転車で登る人達が多い。
この暑いのに標高差900mを自転車で登るのはキツイだろう。
大川原高原ではアジサイが満開。
ノリウツギがもうすぐ一斉に咲き出しそうだ。
白い花が咲くと本当に見事だ。
ウツボグサが綺麗だ。
オトギリソウも咲き始めている。
ヤマホタルブクロも咲き始めている。
トゲアザミやシュンジュウギクはまだ元気だ。
展望台からは淡路島や和歌山がよく見える。
ヤマボウシの実が少し大きくなった。
先日歩いた高丸山から旗立山、赤石丸。
ヒメシャラはもう花が散ってしまった。
ヤマナシの実は随分と大きくなった。
サルナシも随分沢山実が出来ている。
日本一美しい赤とんぼと言われるミヤマアカネが飛び始めている。
まだ色が薄いが秋になると真っ赤になる。
高鉾山本峰に登って一休憩。
今年はヤマナシが沢山出来ている。
クサギに蕾が出来ている。
マムシグサもまだ綺麗に咲いている。
オオバウマノスズクサはまだ花が咲いている。
実も沢山出来ている。
ツマグロヒョウモンのメスが吸水している。
クロアゲハの雌も羽を休めている。
稜線にもサルナシの実が一杯。
オカタツナミソウは花が終わっている。
見晴台で一息入れる。
まだ時間も早いので梅の木峠まで行くことにする。
気温は25度。
涼しい風が吹いている。
図示三角点からは旭の丸が顔を出している。
四等三角点「流川」に立ち寄る。
小さな切り株にも年輪。
直径10数センチだけれど年輪で見ると18年位経っている。
ホトトギスの葉が大きくなってきている。
チャートの岩を越えて行く。
梅の木峠着。
木陰の岩で一休み。
林道を帰ろうかと思うが灼熱地獄の感がある。
また来た山道を引き返す。
タニギキョウが咲いている。
焼山寺山を見ながら登っていくと見晴台に着く。
高鉾山本峰から高鉾山を目指す。
一寸下って登ると高鉾山頂上着。
勝浦の町がクッキリと見えている。
何時もならツマグロヒョウモンの雄が雌を待って占有活動をしている。
今日はうまくカップルが出来たようだ。
色の綺麗なのがメス。
その内小松島のご夫婦がやってこられた。
暑いので日陰で食事にすると直ぐに降りて行かれた。
日差しは強いが涼しい風も吹いている。
私たちは此処で昼食にする。
カップルにはぐれたツマグロヒョウモンの雄が沢山飛び回っている。
私達がお弁当を広げるとその匂いに誘われたのか私達の近くにやってきた。
私の手に次々と留まって離れない。
どうも汗を吸っているようだ。
日差しがキツイので少しの水分でも欲しいのだろう。
手に何匹も留まっているのでお弁当が食べにくい。
ペットボトルのビニールにも少し水滴が付いているのか離れない。
お弁当の袋やストックの紐などいくら振り払ってもまたやってくる。
いくら喉が渇いていると言っても不用心過ぎるよ。
タケニグサの花も茶色くなってきている。
ヤハズアジサイの花は地味だなあ。
車道を帰るとガサッと音がして黒い動物が駆け上がった。
しかし、少し上がったところでこちらを見ている。
ニホンカモシカ君だ。
ニホンカモシカ君の人間好きは遺伝かな。
夏場なので少しスマートに見える。
7年ほど前に中津峰山で何度か出会ったが、その後ズッとこの山域では出会わなかった。
元気に生息をしていることを知って安心した。
アケボノソウが随分としっかりしてきた。
コマツナギの花も満開に近くなってきた。
ノリウツギが今にも咲きそうだ。
テリハラノイバラの花が綺麗。
ナワシロイチゴの実が沢山出来ていた。
オオバヤシャブシの青い実も沢山出来ている。
駐車場に帰ってくるとアジサイ見物の車が増えていた。
帰りにも沢山の車に出会う。
やはり大川原高原のアジサイは大人気のようだ。
でもこんなに沢山の観光客が来ている直ぐ側に、ニホンカモシカが生息しているのが不思議。
今日はアルプスの準備には少し物足りなかったが気持ちよく歩けて幸せ。
来週天気が良ければ良いのだけれど。
総歩行距離 10.5㎞
累計標高差 ±652m
行動時間 5時間7分
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