夏の里山 大川原高原      2018.08.02
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風もない真夏の大川原高原 -

今日もまた暑い一日になりそうだ。

家内は食欲が無いのか元気がない。

剣山に咲き誇るキレンゲショウマを見に行きたいが乗り気ではない。

手短で、少しでも涼しいところと言うので大川原高原に出かける。



ところが、一軒茶屋に着くと風がない。

風車もひたりと止まったままで一基も回っていない。

ノリウツギが咲いているが、まだ真っ白に咲き誇るほどではない。



リョウブの花も咲きはじめている。

足元にはオトギリソウ。



ミヤマママコナが咲き始めているが、まだ花は少ない。

ダイコンソウは一部が実になっている。



ウツボグサはもう花の終わり。

シュンジュウギクは白い花が少なくなって、背の低い少しブルーやピンクの花が多くなった。



ヘクソカズラの花も咲きはじめている。

何時もは花が少ないカワラナデシコだが、今年は見事に咲いている。



徳島方向はガスが湧いている。

上勝町方向は割とスッキリと見える。



お地蔵さん、久しぶりです。

ツツジのトンネルに入ると日陰のせいか少し涼しい。

それでも何時もの高原の涼しさではない。



旭ヶ丸頂上のヤマボウシの実は随分と大きくなってきた。

例年熟れる前に落ちてしまうが、今年は美味しい実を食べることができるかも。



また新しい鹿剥ぎの木が出来ている。

美味しそうでもない樹木の樹皮を食べなくても、他にも沢山食料は有ると思うのに。

シギンカラマツの小さな花が暑さに負けず咲いている。



鉄塔広場にはシコクママコナが咲きはじめている。

湿度が高いのか高圧線が不気味な音を立てている。



不動峠にやってくると、気温がドンドン上がってきた。



ヤマナシの実が沢山熟れている。

猿が囓ったのような実が幾つか落ちていた。



サルナシはまだ熟れていないのかそのまま残っている。

シラキのユニークな実も大分大きくなってきた。



シロモジの実も、もうすぐ熟れて弾けそうだ。

トチバニンジンの実もまだ青い。



クサアジサイが咲きはじめている。



標識用に切られた樹にも新しい新葉が出き始めている。

植物の生命力は強い。



高鉾山本峰に向かうとウバユリが咲いている。



木陰のベンチで一休み。

しかし、今日はソヨとも風が吹かない。



クサギの花が満開。

臭いと言われている花だが私はそう気にならない。

暑くて先に進む気も失せてきたが、そのうちに風も吹くだろうと稜線を行く。



ウマノスズクサの実が大きくなって垂れ下がっている。

それにしてもユニークな花の形から想像できない実の形だ。

サルナシがビッシリとなっている。



涼しいはずの尾根道はムッとしている。

此処にもシコクママコナが沢山咲いている。



展望岩でも日差しが強くて、ベンチに座って休む気も起こらない。



シコクママコナだけが到るところに咲き誇っている。



ムギワラトンボも暑いのかジッとしている。

ヒカゲノカズラが胞子のう穂を沢山立てている。

もう少しすると胞子が粉のように舞うようになる。



四島三角点「流川」から林道に降りて帰ろうか通ったが、日陰のない林道は凄い暑さだろう。

また来た道を登り返すことにする。



何時の間にか赤テープが増えている。

此の尾根を歩く人が増えたのだろうか。

それにしてもテープなど無くても一本道で迷うことはないと思うのだけれど。

図示三角点から林道を少し歩いてみる。



ピンクのテープが沢山あるところは数年前にボーリングしていた所。

此処に風車が立つのだろうか。



キャッと言って家内が飛び上がった。

足元にマムシが鎌首を持ち上げて、臨戦態勢。

また高鉾山本峰に帰ってきた。

お昼ご飯には早いのでアンパンの行動食だけ食べて休憩。



気温は益々上がってきた。

ヤマノイモに花が咲き始めている。



やっと風が吹き始めて風車が回りだした。

しかし、ガスが流れてきて見通しが悪くなってきた。

この実はツルウメモドキの実。

秋には綺麗な実が沢山なることだろう。



駐車場に帰ると少し車が増えていた。

それにしてもまだ暑い。

早く涼しくなって気持ちの良い山歩きをしたいものだ。





総歩行距離 7.6km

累計標高差 ±481m

総行動時間 3時間57分



 


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