秋の里山 大川原高原  2018年9月6日
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- 大川原高原 シコクブシ タマゴタケ -

暑い暑いと思っている間に何時の間にか秋がやってきた。

秋晴れの山歩きが出来ると期待していたが、南の海からストレートに徳島に向かって台風21号がやって来た。

すごい風と雨だったが、あっという間に通り過ぎて行った。

京都にいる息子から凄かったと電話があった。

大阪では樹木が折れ停電が続いているらしい。

一番ショックなのが関西空港が水没し陸の孤島となったことだ。

更に朝起きると北海道で震度7の地震があったと報道していた。

札幌では液状化が有り、震源地の近くでは山崩れで住宅が埋まっているらしい。

人的被害がなければ良いのだが。

最近常識外のことが多すぎる。

人類が環境に与え続けたインパクトが、ある限界を超えだしたのかもしれない。

地球が誕生して以来、二酸化炭素と酸素は変化を続け、現在微妙なバランスで人類が生きることが出来ている。

トランプ氏にしても安倍氏にしても、今やらねばならないことが理解できていないようにも思える。



私達は、週一回の山歩き、今日も体に負担をかけない大川原高原の散策に出かける。

一軒茶屋の駐車場に着くと、曇っているが雨の降りそうな気配は感じられない。

気温も高くはないが、風がなくしかも湿度が高くジトッとしている。

風車もゆったりとしか回っていない。

ゲンノショウコの花が多くなってきた。



ヤマボウシやツルウメモドキの実が赤く熟れてきた。



ヒメシャラの葉が少し赤くなってきている。

道路には先日の台風の所為か枯れた樹が折れている。



ナナカマドの実が赤く熟れてきた。



キンミズヒキが随分と増えてきた。

秋には引っ付き虫が増えることだろう。

ミヤマアカネが翅を休めている。

飛んでいる姿が世界一美しいと言われるミヤマアカネだ。

随分と体が赤くなっている。

何もかもが秋が来たことを感じさせてくれる。



カワラナデシコが咲いているが、ワレモコウやオオナンバンギセルの姿は見えない。

遊歩道のドウダンツツジも赤く色付いてきた。



展望台に上がると薄曇り。

しかし、淡路までくっきりと見えている。



石仏にお参りしてツツジのトンネルへ。

落ち葉が多いが倒木はない。



旭ヶ丸頂上着。

ヤマボウシの赤い実が沢山落ちている。



見上げるとヤマボウシの赤い実は殆ど落ちて、殆ど青い実ばかりが残っている。

足元にはコフウロの花が。



また遊歩道を西尾根に向かう。

シコクママコナの花が増えている。

此処の花はまだピンクで下唇が白くはなっていない。



シラキの実が沢山なっていて、足元にも沢山落ちている。



シコクブシの花が咲き始めた。

サルトリイバラの実はまだ青い。



シギンカラマツがまだ咲いているる

シコクママコナに、ハナマルバチが吸蜜に忙しい。



高丸山から雲早山への山並みも曇っている割にはくっきりと見えている。



カナクギノキの実が色付き始めた。

もう少しすると綺麗な真っ赤な実が目を楽しませてくれることだろう。

シラキのユニークな実は、まだ色付いていない。



シロモジの実もなかなか弾けないなあ。



トラバース道はかなり荒れているが歩くのには支障がない。

大きな杉が倒れていた。



一部登山道が崩れているところがあったので高巻きする。



高鉾山本峰着。



クサギにブルーの実が出来始めている。

ベンチで一休みして出発。

稜線にはカナクギノキの実が多い。



タンナサワフタギの実はまだ黒くなっていない。

サルナシは熟れて色付きはじめている。



シロモジにもう来春の花芽が出来ている。



アレッこんな所にタマゴタケが。

以前、中津峰山に大発生したことが有ったが、最近群生しているのを見たことがなかった。



美味しそうだなあ。

食べることが出来るそうだが、ちょっと勇気がいる。

でもミニトマトみたいで美味しそうだ。



見晴らし岩で一休憩。



イヌザンショウだろうか。



此の赤い実もわからない。



ツツジの葉が紅葉しはじめている。



ピンクの濃いシコクママコナの花が群生していて、クマシデの実が風で落ちている。



杉の植林の下にはヤマジノホトトギス。

2億年ほど前に南の海に積もった放散虫の死骸がチャートとなって、徳島の山に現れていると思うと不思議だ。



切り株の横にチョコボールのようなキノコがニョキニョキ。



大きなチャートを超えると梅ノ木峠。



ヒカゲノカズラが胞子を飛ばし終わったのか色が変わってきている。

天の岩戸の前でアマノウズメが踊った時、ヒカゲノカズラだけを身に纏っていたとも言われている。



林道沿いにもイヌザンショウ?



林道梅の木線に舗装工事が始まっているようだ。



林道は風車工事のために邪魔な木や枝が刈払われている。

タカサゴユリがまだ咲き残っている。



ツルリンドウも咲きはじめている。



ムギワラトンボとミヤマアカネ。



刈り取った木々を重機で片付けている。



キノコが生える道を高鉾山に向かう。



高鉾山で勝浦の街を眺める。

山頂には御夫婦が昼食中。



台風で栗が沢山落ちている。

オニテングタケ?



かなり大規模に伐採されている。

アケボノソウは刈られずに残っていた。



残土広場には資材が置かれるのだろうか小屋が建設中。

オタカラコウの花が咲き始めている。



ノリウツギはほとんど花が終わっているが、まだ綺麗に咲いている気もある。



チャボホトトギスが綺麗に咲いている。

蕾もたくさんあり暫く楽しむことができそうだ。



駐車場に帰ってくると天気が悪くなってきた。

急いで帰ってシャワーの後はノンアルコールビール。

テレビで北海道の地震被害が放送されていた。

凄い土砂崩れが起こったらしい。

此れからの人生何が起こるかわからない。

一日一日を大事に生きていかなければと思う。



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