秋の里山 大川原高原、高鉾山、梅ノ木峠  2018年9月28日  
里山倶楽部四国編 

- 大川原高原 シロモジの実弾ける -

超大型台風が、こちらを向いてやってくるそうだ。

まっすぐ中国大陸に向かうと思っていたが、突然予報が変わった。

週末は暴風雨になるだろう。

しかし、今日は快晴だという。

それでは初秋の里山歩きに、何時もの大川原高原周回コースに向かうことにする。



久しぶりに青空が見えて爽やかな天気だ。

ツルウメモドキの実が熟れて割れはじめている。



ガマズミの実が真っ赤。

ヒメシャラの葉がキラキラと光っている。



ノコンギクが綺麗だ。

爽やかな風が吹く。

気温は15.3度。



遊歩道のドウダンツツジが紅葉しはじめている。



カワラナデシコがまだ咲いていて、キランソウが今頃咲きはじめている。



キバナアキギリが咲き誇っている。



展望台に登ると徳島市内がきれいに見えている。

眉山や国府の町もよく見えるが、淡路島などは霞んでいる。



高鉾山本峰の向こうはガスが巻いている。



旭ヶ丸山頂のヤマボウシは、真っ赤に熟しているが数が減った。

小鳥が食べてしまったようだ。



西尾根を下るとシコクブシが丁度見頃。



シコクママコナは随分と少なくなったが、元気に咲いている花もある。



ガマズミの実に丸いボンボンのようなものが出来ている。

これは虫こぶで「ガマズミミケフシ」。

ガマズミミケフシタマバエが中に入っている。

樹木の虫こぶは色々とあって不思議な形態をしている。



左もガマズミだと思うが、右のガマズミの実より実が小さくてチョット雰囲気が違う。

コバノガマズミだろうか?



柴小屋山や高丸山は深いガスの中。



咲き誇っているキバナアキギリ

カナクギノキの赤い実もまだたくさん残っている。



ツリバナが先週よりも沢山弾けている。

あの小さくて地味な花から、この様に派手でインパクトの有る実が出来るとは不思議だ。



階段道を降りると年季の入ったアカマツ。



シラキの実は変わりがないが、シロモジの実が弾けている。



サルナシの実も熟れて食べ頃のようだが、高いところにあって手が届かない。



台風21号で倒れた杉の木。

挿し木の植林なので直根が無く風に弱いのだろう。



トラバースからノンビリ登って高鉾山本峰。



クサギの実が見事に熟れている。



先週蕾だったオオバショウマ?が花を開いた。

葉を見るとサラシナショウマのように見える。

花の咲く時期が随分と遅いなあ。



白いシコクブシが一寸薄い紫色に変わった。



アセビの花芽が随分と大きくなってきた。

サルナシが熟れて食べ頃になってきているが、手の届く範囲の実は無くなってしまった。

誰かが食べたのかな?



稜線を下ると、足元に弾けたシロモジの実が沢山落ちている。



ガマズミの実も一杯。

ガスが巻いていて薄暗い。




見上げると弾けたシロモジの実が可愛い。



展望岩のところにもシロモジの弾けた実が落ちている。



タラノキ?の実とウメモドキ?の実かな。

樹木の実は難しい。



ズームして見るとやはりウメモドキの実のようだ。



雲が多くなってきた。

本当の秋空のようにはスカッとしていない。

それにしても、もう直ぐ大型台風がやってきて豪雨が降るとは思えない天気。

昔の人は、この様な天気の数日後に大雨が降ることは予想できなかっただろう。

旅に出たり山に登ったりして大雨に遭い、大変な目にあった人も多かったと思われる。

今は天気予報が有り大助かり。



足元には先週よりも沢山アサマリンドウが咲いている。



木々の間から旭ノ丸がクッキリと見えだした。

ガスが引いたのかな。



足元にシロモジの実がたくさん落ちている。



シロモジの実が弾けた瞬間が好きなので、実がなってから随分長い間楽しみにしていた。



あっという間に皆んな落ちてしまうので、こうして出会えるのはラッキー。



逆?の杉の木。

数億年前は南の海にあったチャートの大岩。

放散虫の死骸が積もり積もって岩となり、徳島の山の中までやってきたと思うと感慨深い。



梅ノ木峠までくるとセンブリの蕾が沢山出来ていた。

もうすぐ花が咲くのが楽しみ。



やっぱり此れもタラノキの実かな。



梅の木林道はまだ工事通行止め。

アケボノソウが綺麗に咲いている。



道端にはアサマリンドウが可愛いブルーの花を咲かせている。



高鉾山で昼食。

勝浦盆地がくっきりと見えている。

この盆地が昔は海で、海辺を恐竜が闊歩していたとは不思議だ。



大川原高原の向こうには眉山や淡路が見えているが、先日のように和歌山の町までは見えない。



工事小屋が立派にできていた。

側溝工事用のアタッチメントを付けた重機。



文明の利器でも工事はなかなか進んでいない。

また大雨が降るとどうなるかな。



ノリウツギがまだ咲いているのに驚き。



駐車場まで帰ってくると車が増えていた。

帰り道でもドンドン登ってくる。

運転手はお年寄りばかり。

雨の前の晴れ間に眺望を楽しみに来られているのだろう。

さあ明日からは風雨に備えて家篭り。

台風一過の秋晴れが楽しみだ。





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