秋の里山 大川原高原  2018年10月09日  
里山倶楽部四国編 

- 大川原高原 センブリ咲き始める -

朝起きると真っ青な秋空。

昨日歩いたばかりだが、今日も少しばかりの散策に出かける。

佐那河内に来ると、旧中学校跡地の桜が切り倒されていた。

桜並木の少ない佐那河内村では毎年美しく咲く桜は皆の楽しみだったのに。

此の中学校跡には佐那河内役場の新庁舎ができるそうだが、何も桜を皆伐採することはないと思う。



一軒茶屋の駐車場に着くと少し雲が湧いてきた。

しかし、爽やかな秋の朝だ。

道端にはナギナタコウジュの花が咲き始めている。



アサマリンドウも群生してるが、まだ目を覚まさない。

白文字が少し色付きはじめている。



ツルリンドウの赤い実が顔を出している。

ドウダンツツジの紅葉が色濃くなってきている。



遊歩道脇にリンドウの花が沢山咲いている。

大川原高原ではアサマリンドウは多いが、リンドウは珍しい。

蕾も沢山出てきているので、これから暫くの間ため締めそうだ。



ピンクのゲンノショウコ。

話し声がするので上を見ると、風車の修理中。

台風の大風で壊れたのかな?



展望台に上がると、急に雲が多くなってきた。

風車の修理も大変だなあ。

高所恐怖症の人には務まらないだろう。



高丸山方向は今日もガスの中。

何時ものように石仏にお詣り。



ツツジのトンネルを、落ち葉を踏んで歩くのは気持ちが良い。

何時もながら寂しい山頂。

一等三角点の山頂で、こんなに静かなのは珍しいだろう。



カナクギノキの赤い実が少なくなって、少し色付きはじめている。



ヤマボウシは葉も実も落としてしまっている。



わからない蔓性の実。

赤い小さな実が一つ出来ているのはコマユミかな。

ピンボケになってしまったが、これから暫らくするとピンクに紅葉することだろう。



?の実とカマツカの赤い実。



ガマズミの実も随分と少なくなった。

足元には鹿の糞が増えている。



相変わらず高丸山から雲早山への稜線は、ガスに巻かれている。

今日も高丸山はスッキリとは晴れていないようだ。

電力鉄塔の下はきれいに刈り払われている。

沢山咲いていたキバナアキギリは多年草なので、来年も花を咲かせてくれることだろう。



ツリバナはまだ沢山の実がぶら下がっている。

貫禄あるアセビの枯木を見ながら下って行く。



不動峠のシラキが色付き始めた。

もう少しするとキレイな紅葉を見ることが出来るだろう。



杉林にはスギヒラタケが沢山出来ている。



軟弱コースを登って高鉾山本峰へ。



少しブルーのノコンギクが沢山咲いている。

サラシナショウマも元気に沢山咲いている。



気温は20.8度と、この時期にしては高いかな。



今頃咲いているスイカズラと、純白のシコクブシ。



展望岩で一休み。



不明の赤い実と、もう花期が終わりかけのアキノキリンソウ



曇って暗くなってきたが、梅ノ木峠まで行くことにする。



新しい測量杭が出来ていた。

こんな細尾根に、どの様に風車を建てるのだろうか。



梅ノ木峠に着いてセンブリを探しに行く。

直ぐ側に咲き始めのセンブリ発見。



林道を引き返すとアチコチにセンブリが咲いている。



一箇所に群生しているのではなくて、少しずつあちこちに咲いている。



ススキも綺麗だ。

アケボノソウもまだ綺麗。



林道沿いには、アサマリンドウが咲き誇っている。

日が差してきたので綺麗に花が開いてきた。



センブリとアサマリンドウが次々と咲いていて、見飽きることがない。



真っ赤に紅葉している木もある。



真っ赤なシコクママコナも咲いていた。



高丸山から雲早山はまだガスの中。



アケボノソウは道路拡張工事でほとんど刈られてしまったが、斜面などに沢山咲いている。



他の山でもよく見る標識が出来ていた。

100m毎にあるので1400mの印。

側溝は綺麗に掃除されていた。



風車建設用の大型トレーラーが通れるように整地作業中。

すでにある林道を整地するのでも、何ヶ月もかかっている。

天神丸に新しい林道を作るなど何年かかるかわからないなあ。



ウメモドキとツルウメモドキの実。



カナクギノキはもうスッスリ色付いている。

駐車場に帰ったが誰も来ていない。

天気がすっきりしない平日は訪れる人もいないようだ。

帰りに旧佐那河内中学校の前を通ると、綺麗サッパリ桜の樹が無くなって切り株だけになっていた。

何か可愛そうで虚しい。



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