春の里山 大川原高原   2019年04月22日  
里山倶楽部四国編 

- カタクリ咲き始めた大川原高原 亀田ケ丸 -

例年なら、ミツバツツジが満開で、カタクリが咲き始めている頃だ。

亀田ケ丸では、カタクリやエイザンスミレが咲き誇っているだろう。

今年の山野草の開花は少し遅れているようだが、どうなんだろうか。



一軒茶屋の駐車場には誰の車も停まっていない。

大川原高原旭ノ丸林道入り口の看板は前回から変わっていない。

ジムニーなどが何台も入っていく。

工事関係の人たちだろうか。



カラマツの若葉が綺麗だ。

シロモジも花をたくさんつけている。



ウリハダカエデに新芽が出ている。



登山口を入るとアカバナスミレが咲き誇っている。



濃いピンクのシハイスミレもまだ元気だ。

遊歩道のドウダンツツジはまだ蕾。



ほんの少し咲き始めた花もある。



アカバナスミレの側には直径10センチ位の穴が沢山空いている。

盗掘跡ではなくて小動物が空けた穴だろう。

アカバナスミレの葉は、エイザンスミレと同じで一見5小葉に見えるが、基部は3つに別れ、更に側裂片が2つに分かれる。

エイザンスミレとよく似た花だが、赤色が濃くてエイザンスミレのような華やかさは感じられない。



トクシマコバイモがまだ咲き残っていた。



此処でも小さな穴が多く空けられている。



展望台下の石仏にお参り。



展望台からの眺望は、霞んでいるためかあまり良くない。



高丸山がシルエットで見える。

眼下のアワノミツバツツジはまだ固い蕾。

今年は例年より10日ぐらい遅いようだ。



タチツボスミレがまだ咲いている。

アケボノツツジのトンネルは、まだ春は感じられない。



旭ヶ丸山頂着。

カタクリの葉は多いが、まだ花は咲いていない。

やっと蕾の花を一つだけ見つけた。



シロモジの花が満開。



馬酔木の花が咲き残っているがもう花は終盤。



フキヤミツバがやっと咲き始めた。



早く咲いて散りかけのカタクリの花も有った。

白いスミレはフモトスミレかな。



高丸山から雲早山までの稜線。

高城山は霞んでよく見えない。

ヤマヤナギの雄花穂が伸びている。



大川原高原は、標高1,000m付近にヤマザクラの木が多いので、遅くまで花を楽しむことが出来る。

今年最後かもしれないヤマザクラの花を、心ゆくまで楽しむ。



ヤマザクラとキブシの花。



去年は満開に咲いていたヤマナシの花がまだ蕾。



お不動さんの前のヤマナシもやはり蕾だ。



トラバースのニリンソウもまだ殆蕾。

一輪だけ咲いている花を見つけた。



高鉾山本峰着。

カナクギノキもまだつぼみ。



頂上のヤマナシは、やっと蕾がほころび始めたばかり。

今年は本当に花が咲くのが遅い。



ベンチで一息入れて出発。

シロモジの花だけは満開。



ヒメシャラの新芽が銀色に輝いている。



ミツバツツジはまだ固い蕾。

ナガバノスミレサイシンが咲き始めている。



稜線を梅ノ木峠へ向かおうとすると、通行止めの看板。

迂回しろと書いてあるが、何処を迂回すればよいのか書いていない。

林道も通行止めのはずだが、とりあえず高鉾山登山口へと下る。



オンツツジの群落はまだ一輪の花も咲いていない。

シハイスミレだけが元気だ。



突然、重機の音がして作りかけの林道に出る。

登山道を分断して、風車への取付道路を造っているようだ。



伐採用の大型重機もある。



林道には大型運搬車。

それにしても不親切な看板だ。



林道歩きで亀田ケ丸まで行くのはちょっと辛い。

家内は一旦下山して違う山に行こうかと言うが、それも面倒だ。

行けるところまで行こうと林道を進む。

ずっと崩壊していた場所が、綺麗に修復されている。



やはりこの先は工事中で通行止めのようだ。

味気ない林道に、ニオイタチツボスミレだけが咲いている。



四国の道入り口には、新しい道が出来ていて通行禁止。



コンクリート道の真中が掘られて、埋め戻されている。

梅の木林道分岐の向こうに通行止め。



通行止めの手前に、男性がいて徒歩なら通行出来ると言って案内してくれた。

重機で穴を掘っている横を通って行く。

その先もコンクリートに溝が切断されている。

風車用の電線を埋設しているそうだ。

連休は暦通りに工事は休むそうだ。

工事を休んでいても穴が掘られているので、車は通行できないかも。



梅ノ木峠に着くが、天ガ滝休憩所への四国の道は通行止め・

仕方なく舗装された四国の道を進む。



工事中の看板があるが、工期は終わっている。

林道脇にもヤマザクラが見事に咲いている。



二年ほど前に崩れていた崖は、綺麗に修復されていた。

それにしても林道歩きはつまらない。



崖にコミヤマカタバミの花が咲いている。



風車の取り付き道路等が建設中。



天ガ滝休憩所への四国の道は通行止め。



亀田ケ丸への四国の道は通行止めになっていない。

亀田ケ丸へ向かう。



カタクリの葉が沢山出ているが、蕾が一つあるだけ。



三角点がある

基準点コード TR35034721901 
点名 亀田ガ丸 
冠字選点番号 果 43 
種別等級 三等三角点 

ヒメシャラの新芽が綺麗だ。



そのまま稜線を進むと、すぐ左側で林道工事が進んでいる。



やはり咲いていました。

沢山のエイザンスミレ。



やはり、アカバナスミレとは華やかさが違う。

ほんのりピンクの花が素敵だ。



咲いていました。

カタクリの花。

これから暫く亀田ケ丸の山頂は、カタクリとエイザンスミレの花が咲き誇ることだろう。

林道がこの花園を壊してしまわないように。



木々の向こうに、薬研谷が見える。

ほんのりピンクで、アケボノツツジが咲き始めていることがわかる。

家内は行きたそうにしていたが、今日はここから帰ることにする。




薬研谷側に降りてもエイザンスミレが咲き誇っている。



亀田ケ丸へも取り付け道路工事が進んでいた。



フモトスミレとコミヤマカタバミが日を浴びて、きれいに花を開いた。

切り株に座って昼食。



食後、長い林道歩き。

シロバナショウジョウバカマがまだ咲いていた。



梅ノ木峠から高鉾山本峰への稜線の入り口にも通行止め標識。



また重機の横を通る。

昼休みで休憩中かな。



ヤマルリソウが咲いている。

この取り付き道路は舗装もするのだろうか。



林道脇にもアカバナスミレが多い。



高鉾山に向かう。

ナガバノスミレサイシンが咲いている。



高鉾山山頂のベンチで一休み。



気温は27度近くもある。



一休みしてからまた林道歩き。

此処にも取り付き道路の建設中。



不動峠へと登る四国の道も通行止め。



芽吹き始めたカラマツとユキモチソウ。



ヤマザクラがとても素敵だ。



ヨゴレネコノメとハルトラノオ

歩いていると、後ろからロクさんがやってきた。

随分と久しぶり。

暫く山野草の話などで話し込む。



キケマンも咲いている。

ミツバツツジが咲いているが花つきは悪い。



一軒茶屋まで帰ってくる。

茶屋は開いているが誰もいない。

帰りにヒゴスミレの花を楽しむ。



ヒゴスミレを見ているとアナグマが現れた。

怖いもの知らずのアナグマは、逃げもせず何かを食べている。



ロクさんの教えてくれた場所に、フデリンドウが群生。

先日の竜王山では固い蕾だったが、此処では見事に咲いている。



トリガタハンショウヅルもたくさん咲いていた。

今日は林道歩きに疲れた。

しかし、カタクリの花にもエイザンスミレの花にも出会うことができた。

次は、雲早山縦走路のアケボノツツジやシロヤシオかな。





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