夏の里山 大川原高原  2019年08月17日  
里山倶楽部四国編 

- 大川原高原 チャボホトトギス シコクママコナ -

7月末に白山に登ってから体調が良くない。

熱中症になったのか、それとも夏風邪が長引いているのか。

微熱と胸のムカムカ感が消えない。

そのうち台風が来て、剣山のキレンゲショウマも見に行くことが出来なかった。

今日も天気と体調はスッキリとはしないが、少しでも歩かなければストレスが溜まってしまう。

晩夏の花が咲き始めているかと大川原高原に出かけることにする。



涼しいうちにと7時前に歩き始める。

曇っていて、風が無いのか風車は停まっている。

実は、白山で雨の中を歩いた為か、家内のSIRIOの靴の底が少し剥げて口が開いてしまった。

先日貼り直してもらったばかりだが、もうダメかもしれない。

という訳で、家内のSIRIOの靴を新調する。

ついでに私も同じ靴を購入。

(幾つ登山靴を買ったら気が済むのと叱られたが。)

今日は慣らし履きだ。



大川原高原の紫陽花は終盤で、ノリウツギが咲き始めている。



純白のノリウツギは、花の少ない季節に綺麗な花を咲かせてくれる。

家内の好きな花だ。



登山口には、大川原高原特有の濃いピンクのシコクママコナが咲き誇っている。



アオテンナンショウが実になっている。



遊歩道沿いにはアキノタムラソウ。



小さな花はヒメヤブランだろうか。

目玉が2つ見えるのはジャノメチョウかな。



バッタに出会うのも久しぶり。

ダイコンソウがまばらに咲いている。



展望台から見ると、雲が北の佐那河内方面から湧き上がっている。



石仏にお参りしてからツツジのトンネルを進む。



ボタンヅルが咲き始めている。

シュンジュウギクが、まだ咲き残っているのには驚き。



旭ヶ丸山頂のヤマボウシの実が大きくなっている。

もう直ぐ赤く熟れる秋が来ることだろう。



エゴノキの実が沢山落ちている。

見上げると可愛い実がぶら下がっている。

西尾根分岐にはシコクママコナが群生。



カマツカには実が出来ていて、シロモジにはもう来年の花芽が出来始めている。



キンミズヒキとシコクママコナ。



エゴノキの実が白くなり始めている。

クマノミズキに今頃花が咲いているように見える。



クロアゲハがシコクママコナで、忙しそうに吸蜜している。



クサアジサイがまだ咲き残っていてくれた。



シロモジの実とオトギリソウ。



高鉾山本峰に着くとクサギが満開。



クサギとエゴノキの実。



ツルウメモドキとカナクギノキの実。



ウマノスズクサとサルナシの実。



稜線を少し進んで見る。

伐採したままだった。

此処に風車が建つのだろうか。



また来た道に引き返す。

ヒメシャラの実とオトギリソウ。



高鉾山に向かう。



中津峰山や勝浦の町は霞んでいる。

ちょっと早いけれど昼食にする。

今年も、ツバクロヒョウモンのオスが占有活動をしている。



帰りの林道沿いにはコフウロやミゾホウズキが咲いている。



排水路の上にチャボホトトギスが咲いている。

林道の拡張工事のため、従来の群生地が無くなってしまったので諦めていた。

思いもかけない所に咲いていて感激。

種が広がってまた群生するといいのだけれど。



シコクママコナの花やマルミノヤマゴボウの実の、濃いピンクが目を引く。



林道脇にもチャボホトトギスが咲いている。

たった一輪だが、此れから種が広がって沢山咲くことを期待しよう。



アケボノソウも随分と減ったが、所々に残っている。

しかしまだ蕾も出来ていない。

トゲアザミが枯れた後に、背の高いアザミが出始めている。

ツクシアザミだろうか。



オタカラコウが咲き始めている。

まだ咲き始めのノリウツギも多い。



昼前に駐車場に帰ってきた。

自転車で登ってきた人たちがソフトクリームを食べている。

暑いのに元気だなあ。

私は久しぶりに山を歩いて汗をかくことが出来て大満足。

早く体調が良くなって秋の山を目一杯歩いてみたい。


里山倶楽部四国

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