春の里山 大川原高原   2020年04月25日  
里山倶楽部四国編 

- ニリンソウの咲く 大川原高原 ―




家内の膝はまだ良くならない。

山歩きはまだ出来ないと、何処へも出かけようとしない。

私もズッと家にいたが、今日は朝から良い天気。

チョッと大川原高原へ花の様子を見に行く。

ニリンソウがもう咲いているかもしれない。

先週落とした眼鏡も探さなくては。



先週はヤマザクラが満開だった。



一週間でヤマザクラは殆ど散って、赤い葉と咲き残ったピンクの花が美しい。

まるで、秋の紅葉を見ているようだ。



まだ僅かに咲き残ったヤマザクラもまた趣きがある。



カマツカの若葉が茶色にテカテカと光っていて、小さな蕾が出来始めている。

ヤマザクラの若葉が赤いのも、カマツカの芽出しの若葉が茶色いのも不思議な現象だ。



至る所に、大川原高原の公共施設は閉鎖しているので遠慮してくださいの看板が。



空はあくまでも青い。

アセビがまだ咲き残っている。



駐車場には数台の車。

カラマツの若葉が少し大きくなっていた。



放牧場では、放牧の準備作業中。

ドウダンツツジの蕾はまだ小さい。



ミツバツチグリの黄色い花が、目立つほど沢山咲いている。

タチツボスミレもまだ咲いているが、アカバナスミレは姿が見えない。



濃い紫のニオイタチツボスミレも多くなってきた。



メギの赤くて真ん丸な蕾が沢山出来ている。



山の神様にお詣り。



展望台からの眺めも秋の紅葉の時期のような雰囲気。



徳島市内と高鉾山の眺め。



色の濃いミツバツツジが咲き始めている。



ニリンソウがきれいに咲き始めている。

ほんのりピンクの萼が可愛い。



此処は数年前までニリンソウが群生していた。

最近は殆ど咲いていなかったのだが、また復活したのだろうか。

嬉しいことだ。



シコクブシの葉は随分と増えているが蕾はまだ出ていない。



とりあえず旭ヶ丸頂上へ。

セントウソウが沢山咲いている。

メガネを探しに行こうと引き返していると、同級生のT君が奥様と一緒にやってきた。

暫く話をしてお別れ。

この時期、濃厚接触を避けるため懐かしい人と出会ってもユックリと話ができない。



もう一度ニリンソウやミツバツツジを楽しむ。



ハシリドコロが咲いている。



ヤマシャクヤクの蕾はまだ固い。

咲く時が近づくと蕾が白くなるのだが、まだ暫く先のようだ。



此処のニリンソウはまだ蕾も出ていない。

カタクリも一枚葉が出ているだけ。



咲き誇るヤマサザクラを楽しみながら、メガネを落としたと思われる所に行く。



イワザクラは葉が沢山出始めているが蕾も見えない。

メガネを探しながらずっと降りていくが見つからない。

諦めて引き返すと、先日大きなヘビがいた所の直ぐ上にメガネが落ちていて無事回収。

ガレた岩の間だったので、なかなか見つからなかったようだ。



細かくて繊細なヤマザクラの花は美しい。



リョウブの若葉は透過光が美しい。



ナガバノスミレサイシンの白い花が辛うじて一輪。

テイショウソウも葉が出始めている。



シロモジの花がちょうど満開。

若葉はもうすぐ展開しそうだ。



シロモジは小さな蕾の時から花が咲いて、若葉が出て実がなり、そして黄葉するまで随分と長く楽しむことが出来る。



?の若葉。



ミヤマハンノキの若葉も丸い葉が可愛い。



花が終わって展開し始めている若葉。

何の木だろうか。

クロモジに似ているが



見納めのヤマザクラ



大川原高原では、こんなに遅くまでヤマザクラを楽しむことが出来る。



花の終わった後も美しい。



おまけ



カナクギノキの丸い新芽が展開し始めている。



オオバヤシャブシの葉脈は細かくて美しい。



二組の熟年夫婦と擦れ違う。

新緑の遊歩道歩きはノンビリ出来て夫婦で散策するのには最高だ。



もう一度ヤマザクラ。

満腹満腹。



眺望の良いベンチで昼食。

今日は冷やしソバとオカカのおにぎり。

今日も昼近くとなると車が増えてきた。



ドライフラワーとなったノリウツギ。

アイヌの若者と美しい娘の悲しい恋物語を思い出す。



今頃咲いているナガバノモミジイチゴとアカバナスミレ。



帰りの車道脇にはフデリンドウが咲き誇っていた。



まだ暫くは花が楽しめそうだ。

今日はチョットの時間だったが、ニリンソウなどの花やヤマザクラそして若葉を楽しむことが出来た。

今日も2m以内には誰も近づかなかった。

そもそも話をしたのがT君一人だけ。

都会で家に閉じこもっている人には申し訳ないが、過疎地の特権として許してほしい。





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