春の里山 大川原高原    2014/04/27
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- 大川原高原 カタクリの花 -

昨日は高専の同窓会だった。

入学してから丁度50年。

日本全国に散らばっている50名余りが参加した。

やはり青春期の5年間を一緒に学んだ仲間は気心が会う。

つい話が弾んで二次会三次会まで。

とうとう午前様になってしまった。

と言う訳で朝起きると9時を過ぎていた。

遠くへは行けないが汗をかきたいので大川原高原に向かう。

アワノミツバツツジが咲き始めているかもしれない。



遊歩道入り口にはコバノミツバツツジが咲いていたがまだ蕾も多い。

他の場所ではもう終盤を迎えているのに大川原高原のミツバツツジは咲くのが遅いようだ。

足下にはショウジョウバカマが咲いていた。

シロバナショウジョウバカマはとっくに終わったが、普通のショウジョウバカマはこれから咲くのだろうか?



ドウダンツツジが咲き始めている。



遊歩道沿いのニオイタチツボスミレは例年に比べて花が少ない。

こんな所にカタクリの花が咲いている。

今年は沢山咲いているかと期待が膨らむ。



アカバナスミレも例年に比べると少ないが綺麗に咲いている。



展望台からアワノミツバツツジのトンネルを進むがまだ殆ど蕾。

来週半ば位から週末が見頃かなあ。



ニリンソウの群生地に来ると今年も可愛く咲いていました。



大川原高原のニリンソウは他の山とは違って花が小さいので余計に可愛い。



アワノミツバツツジが一本だけ綺麗に咲いてた。

紫紅色の花の色が濃くて鮮やかだ。



旭ヶ丸山頂で一休み。

カタクリが咲いているのを期待していたが、ロープの張ってある場所では色の薄くなった花が数輪咲いているだけだ。

葉は沢山あるのだが今年は咲かないのだろうか。

カタクリは葉が出てから花が咲くのに7年もかかると言われている。

一度盗掘などされるとしばらくは花を見ることが出来ないらしい。



日に照らされてシロモジが綺麗だ



ナガバノスミレサイシンが所々に咲いている。

少し縮れた白い花が清楚だ。



稜線では綺麗なカタクリに出会うことが出来なかった。

しかし、イワザクラが今日も思わぬ所に咲いていた喜ばせてくれた。



フキヤミツバも丁度花の盛りだ。



不動峠に下って行くと梨の花が満開。



不動峠から高鉾山(本峰)の方へ行く。

ジロボウエンゴサクが固まって咲いていた。



高鉾山(本峰)の登り口には綺麗なカタクリの花が数は少ないが咲いていた。

頂上に登ると沢山咲いているかもしれないが、二日酔いではきつい坂なので引き返すことにする。



トラバース道を引き返すとアワノミツバツツジが綺麗だ。



エイザンスミレも少し咲いている。

トクシマコバイモはもう殆ど終わっている。



林道に向かって下りていくとカタクリが沢山咲いている。



アカバナスミレとニリンソウも咲き始めている。

しかし、例年に比べると花が遅い気がする。



ヤマシャクヤクはまだ堅い蕾

駐車場ではストーンリバーさんの車が停まっていた。

お会いしたかったが残念だ。

先日薬研谷でお会いした男性と奥様そしてお友達?の女性がやって来て挨拶する。

今日の薬研谷は素晴らしかったとおっしゃっていた。



キャンプ場に行くとトリガタハンショウズルが咲いていた



ニリンソウやセンボンヤリも沢山。



フデリンドウが沢山咲いているのを見ながら遅い昼食。

ポカポカ陽気で気持ちが良い。



帰りに天岩戸別神社に立ち寄る。

こんな所誰も来ないだろうと思っていたが車が二台停まっている。

一台は子供連れのご家族。

もう一代はテレビカメラを持った人達だった。

幅が狭くて急な石段を上ったところに天岩戸別神社はあった。



急な石坂を登って広場に出ると古墳のような小さな丘があり奥の院が祀られている。



皿の急な石坂(古代ロマンの道?)を登っていくと手力男神が祀られていた。



更にその上には風化した大きな岩がありチェーンで囲まれている。

此がクジラ岩だろうか?

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更に石坂を登るとあっけなく標識のある車道に飛び出した。

今日はのんびりと春の一日を過ごすことが出来た。

『阿波志』に「天岩戸別祠 中辺村(現佐那河内村仁井田)天領にあり鎮守と称す」とあるが、

大川原高原の展望台横にある祠のことを指しているのだろうか。

アワノミツバツツジのトンネルが満開となる頃また来たいと思う。


里山倶楽部四国編 

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