冬の里山 大川原高原 高鉾山  2015/02/15
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 残雪の大川原高原 高鉾山  -

昨日は最高の天気で素晴らしい雪の剣山を楽しむことが出来た。

打って変わって今日はドンヨリと曇ってすっきりしない天気となっている。

ユキワリイチゲの開花の様子を見てから大川原高原を散策することにする。



咲いているかなと心配していたが驚くほど沢山咲いていた。



此所のユキワリイチゲはちょっと地味な色だが、寒い季節から綺麗な花を咲かせてくれる。



徳島の里山にも春が近いことを教えてくれる貴重な花だ。



雪のすっかり消えた車道を走り一軒茶屋の駐車場へ。

曇り空に冷たい風が吹いて、気持ちが暗くなりそうな程寒い。

所が小さな子供連れの若い夫婦が何組か牧場の方に登っていく。

私たちは何時ものように長靴を履いて遊歩道へと向かう。



もうすっかり雪は消えているかと思っていたが、何時もの吹きだまりから上ではかなり雪が残っている。

長靴を履いた子供連れの家族が下ってきた。



登り切ったところにも新しい防火用水のタンク

展望台には男性の先客がいた。



展望台から見た景色も暗く霞んでいる。



男性が頂上に向かったので私たちも続く。

ミツバツツジのトンネルは残雪が良い感じ。



一等三角点に挨拶してから電力鉄塔に向かう。



高丸山や柴小屋方向は重いガスで霞んでいる。

剣山方向は雪だろうか。

高鉾山本峰への直登路が雪で白い。



寒くて寂しそうなお不動さんにご挨拶。



今日は直登路は勘弁して欲しいと思ったが、家内は何の迷いも無く雪の直登路に向かう。

一直線に続く直登路を見上げて、一発気合いを入れて登り始める。

急登を登り始めると意外と雪が深い。

雪が深いと長靴のグリップが効いて登りやすい。



所が登るにつれて雪が少なくなり急斜面の雪でズリ落ちそうになる。

途中で二度も立ち止まり息を整えてから登る。

傾斜が緩くなって頂上が見えるとほっとする。

ほんの少しの登りだが、パワー全開の登りで登山をした達成感がある。



高鉾山本峰頂上の小さなテーブルで昼食。

気温はマイナス1度。

食後のコーヒーを飲んでいると先ほどの男性が登ってきた。

大川原高原は初めてだそうで、高鉾山に向かっていった。



少し休んでから私たちも高鉾山に向かう。

檜の植林帯も良い感じに雪が残っている。

高鉾山登山口には雪は無い。



意外と雪の残る道を少しばかり登って高鉾山頂上。

先ほどの男性が昼食中だった。

お聞きすると美波町の方で四季美谷のツアーなどに良く参加されているそうだ。

寒いのですぐに下山開始。



林道の雪も殆ど溶けている。

コンクリート道で長靴のスパイクがすり減るのが嫌で鉄塔巡視路を帰ることにする。



鉄塔巡視路から不動峠に戻りトラバース道を帰る。



家内が歩き足りないというのでまた稜線に上がり北の林道まで下る。

ヤマシャクヤクの群生地はまだ深い冬の雰囲気。



林道には鹿やイノシシの足跡が多い。



小鳥が元気に鳴いて飛び回っている。

首のネクタイがよく見えないが、翼に白い一本線が見えるのでシジュウガラかな。

花芽をついばんでいるのだろうか。

徳島市内はドンヨリとして曇っている。

この寒いのに若いカップルが二組も登ってきた。

今日は意外と多い残雪の感触を楽しむことが出来た。

急登で山登りの満足感も味わった。



今は季節の流れがゆっくりしているが、ショウジョウバカマやスミレが咲き始めると春が駆け足でやってくる。

楽しい季節の到来をゆっくりと待つことにしよう。



里山倶楽部四国編 

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