春の里山 竜王山    2014/04/25
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- 久保谷から阿波竜王山ピストン -

イチリンソウが花の盛り



今日も良い天気だが昼からはにわか雨が降るかも?

久保谷のイチリンソウが咲いているかもしれない。

久保谷から登ってイチリンソウを見てから三頭越え経由で阿波竜王山へ登ることにした。

帰りは東の里に下りて車道を帰るのが良いだろう。

何しろ竜王山から尾根道を三頭越えまで引き返すのはアップダウンが嫌になる。

7時25分 出発。

橋の横にはセトウチウンゼンツツジが満開。



渓流沿いに歩くとチャルメルソウが咲いている。

本当におもしろい顔をした花だ。



朝早く、うすら寒い。

日もまだ差して無くて暗い感じがする。

その中で明るい黄色の花が目立つ。

ヤマブキの花だ。

よく似たヤマブキソウは花弁が4枚。

ヤマブキは5枚。

実が成らないのは八重のヤマブキ。

一重のヤマブキは実が出来る。



イチリンソウが足の踏み場もない程咲いているがみんなヨレヨレ。

朝早いから寝とぼけているのか?

それとも花の時期が終わりかけているのか?



渓流を何回か渡っていく。



イチリンソウもニリンソウも花がしっかりと開いていない。。



谷の樹木は芽吹き始めて良い雰囲気になっている。

アワコバイモはすでに青い実になっている。



イチリンソウが群生しているところが何カ所かあるがまだ元気がない。

やっと日差しが谷に届いてきた。



日差しが届くとやっとイチリンソウやニリンソウが目覚めてくる。



イチリンソウにも日が差してきた。

このまま30分程待っていれば一斉に花を開くだろう。

しかし家内はドンドン登って行ってしまう。

帰りに満開に咲いているのを見ようと言う。

それはそれで良いが、ピストンはきついなあ。



ヤマシャクヤクはまだ蕾。

ヤマルリソウが斜面一面に群生している。



今年もトリガタハンショウヅルが咲き始めている。



シハイスミレは何処にでも咲いているスミレだが大好きなスミレだ。



ナガバノモミジイチゴが沢山咲いている。

美味しい実が成るのが楽しみ。



8時42分 三頭越着

これからの長丁場に備えて一休み。



あれっこんな所にエイザンスミレが咲いている。

帰りにゆっくりと見てみよう。



コバノミツバツツジが見事だ。

ここからしばらくは急登。

踏ん張って登る。



登り切ったピークの隣に四等三角点「久保谷」913mがある。



ピークからは急坂を下っていく。

ヤマザクラの葉桜が青空に映えて美しい。



一生懸命歩いて寒風峠まで後1㎞

何の木だか解らないが若葉が綺麗だ。



破れ傘かな?

春の日を浴びて歩く縦走路は気持ちが良い



コバノガマヅミに蕾が出来ていた。

ミツバツツジはもう殆ど終わっていた。



寒風峠 10時3分着 ベンチで一休憩。

寒風峠からはまた急坂が続く。

途中にヒゴスミレの咲くポイントがある。

去年はアケボノスミレが咲いていたのだが今年は姿が見えない。



ギンリョウソウが咲き始めていた。

急坂を登り切ると一等三角点のピークに着く。

「竜王山」1012.9m



ピークを下るとケスハマソウが咲き始めている。



コバノミツバツツジが咲き残っていて気持ちが和む。



竜王峠に来ると桜が満開。



こんなに綺麗な桜に今頃出会えることに感激。



竜王峠から坂を登って鉄塔広場に着く。



此所でも桜が満開。



カエデの赤い蕾が沢山出来ていた。

もうすぐ花が咲くのかな?



鉄塔広場から気持ちの良い雑木林を下りていく。



タチツボスミレのようだが花も葉も大きいが?

色合いもグラデーションがあって綺麗だ。



また急坂を登って阿波竜王山に着く

11時18分。



展望台に上ると剣山や一の森を見ることが出来た。

少し早いがベンチに座って昼食。

男性が一人やって来てすぐに通り過ぎていった。



斜面には今年も色の濃いスミレが咲いていた。

アカネスミレの特徴に似ているが特に色が濃いようだ。



斜面にはヒゴスミレが一面に咲いている。

エイザンスミレとは違ったゴージャスな姿だ。



アカネスミレ?が一面に群生している。



ワラビも一杯。

太くて美味しそうなイタドリを味見する。

少し酸っぱいがジューシーで美味しい。

のどが渇いていると最高のご馳走になるだろう。



ヤマザクラの葉桜は良い雰囲気だなあ。



竜王峠に向かうと此所もスミレの花園

やはりアカネスミレかな?

右はナガバkタチツボスミレとアカネスミレ?



竜王峠に帰ってきた。

先程の男性が三角点から引き返してきた。

車が一台停まっている。



ケスハマソウを移していると男性が一人下りてきた。

峠の車の人だろう。



三角点から寒風峠に下りてきて此所でも一休み。

スポーツゼリーでエネルギーチャージ。



ウグイスカグラの小さな赤い花が咲いていた。

東京時代には高尾山から陣馬山までの縦走路でよく見たが徳島に帰ってからは初めてかな?



急坂を三回程頑張って登って三頭越に帰ってきた。

13時51分。

朝見たエイザンスミレをゆっくりと見てみようと探すが無い!

なんと根まですっかり掘り採られていた。

最近は登山者が盗掘することは少なくなったと思っていたのだが。

悲しいなあ。

誰も知らないと思っているのかもしれないが、「天知る地知る人が知る。」

多分持って帰っても根付かないとは思うが、もし根付いたとしてもどんな気持ちで眺めることが出来るのだろうか?



久保谷に向かって下って行くとイチリンソウが目覚めていた。



朝はフンニャリとなっていた花はパカッと板のようになるほど開いている。



ニリンソウは花が終わっていると思っていたが見事に咲いている。



一面イチリンソウの花園で足の踏み場も無い位。



ヒトリシズカが咲き残っていてくれた。



そこもかしこもイチリンソウ

可愛い蕾も顔を出している。



二輪あってもイチリンソウ

三輪咲いていてもニリンソウ



これでもかとイチリンソウの群生。



芽生えの他にもまた美しい。



名残惜しいがイチリンソウとニリンソウに別れを告げる。

ウワバミソウの蕾が出ていた。



15時15分 登山口に帰ってくると一台の車が停まっていて女性が花の撮影をしていた。

お話をするとブログで有名なちごゆりさんだった。

暫くお話をしてからお別れをする。

今日はちょっときつい山歩きだったが、沢山の春の花を見ることが出来て幸せ。

久保谷のイチリンソウとニリンソウはまだ蕾も多いので暫く楽しむことが出来るだろう。





総歩行距離 16.1㎞

累計標高差 ±1,116m

歩行数 29,191歩


里山倶楽部四国編 

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