春の里山 竜王山      2014/05/06
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- スミレの花咲く竜王山  -

連休も今日で終わり。

天気予報は晴れ。

このように天気に恵まれたゴールデンウィークは珍しい。

スミレのシーズンもほぼ終わったが竜王山ではまだ珍しいスミレが咲いているかもしれない。

竜王山はキツイ坂も少ないので花散策には最適。



塩江の奥の湯キャンプ場の駐車場から出発

8時33分



大手前高校の寮から上がったところはシャクナゲ園があり丁度満開

こんな所にもユキモチソウ。



タケノコがニョキニョキ出ている道を登ると茶畑に出る。

もうすぐ新茶が採れそうだ。



ツクバネウツギとコツクバネウツギが咲いている。

ツクバネウツギは顎が5枚

コツクバネウツギは顎が2~3枚



オンツツジやアケビの花がまだまだ元気だ



車道を越えて登っていくとアマドコロが群生している。



農家の庭先にはムベの花が満開

右はタケシマラン?



車道に出てキャンプ場に向かう。

今年も雑草駆除用の山羊がのんびりと草を食べていた。

数年前にはすごい雑草が一面に生えていたがこの山羊さんたちのおかげで綺麗になっている。



ヤマフジから甘い香りが漂ってくる。

ミヤマキケマンも少しばかりだが咲いている。



こんな所にセトウチウンゼンツツジ

カエデの花も丁度盛りかな?



2合目あたりに来るとギンリョウソウがニョキニョキ

此所のギンリョウソウは少しピンクで綺麗だ。



ホウチャクソウやニリンソウも咲き始めている。



7合目を超えるとテイショウソウの葉が出てきている。



まずは讃岐竜王山を目指す。

讃岐竜王山 10時36分着

出発してから丁度2時間余り。

ベンチでコーヒーを飲んで一休憩。

冷たい風が吹いて急に寒くなりウインドブレーカーを着込む。

日が差しているのに異常に寒い。



まだミツバツツジが綺麗に咲いている。

急階段を引き返して阿波竜王山に向かう。



阿波竜王山 11時8分着

ダケカンバの葉が大きくなって花が満開。

男性が一人食事の準備中。

私たちは一等三角点に向かう。



前回来た時も咲いていた色の濃いスミレはやはりアカネスミレかな?

ちなみに茜色とは夕焼けの色、つまり朱色に近い赤と思っていたのでこのスミレの色は少し違うと思っていた。



しかし調べると茜色とは↑の色らしい。

イメージしている夕焼けの色とはちょっと違う。

この色ならアカネスミレの色に近い?



茎に毛があります。



鉄塔広場まで上がってミツバツツジが綺麗な日だまりで昼食。

やはり吹く風は冷たい。

タンポポの綿毛が小宇宙のようだ。



ウリカエデの花を撮影しているとご夫婦がやって来た。

お聞きすると三頭越えから来られたらしい。

アップダウンが一杯あって「名うてのわしでも大変だった」と言っていた。



トリガタハンショウズルの花が少し咲いている。

このスミレは?

葉がまだ縮んでいて花柱はカマキリの頭型だ。

距はボテッと小さい。



竜王峠から一等三角点に向かうと明るいピンクの大きなスミレが咲いている。



花全体が丸くて大きくソフトな感じ。

花柱はカマキリの頭

距はボテッとして小さい。

葉はまだ生えていない。

このスミレは明らかにアケボノスミレだろう。



中に色が濃い黒紫色のスミレが混ざっているがこの花は何だろう?

(後でクロバナアケボノスミレだと教えて戴きました。)



また車道を引きかえすと道ばたにアカネスミレに似ているが少し明るい感じのスミレが群生している。

撮影していると車が停まってお声がけ戴いた。

なんとkeitannさんとピオーネさんそしてムラクモさんだった。

花散策をされているようだった。

このスミレはアカネスミレに似ているが葉や茎に毛が無いオカスミレだそうだ。



成る程アップしてみると茎や距にも毛が無くてスベスベしている。



keitannさんに色々教えて戴きながら暫くスミレ散策。

ヒゴスミレがまだ咲いていて綺麗だ。



アケボノスミレとアカネスミレ



葉や茎に毛があるのがよく解る。

先程の黒紫色のスミレはクロバナアケボノスミレだと教えて戴きました。

やはり花に詳しい人達と一緒に花散策すると色々教えて戴いてありがたいなあ。



皆さんとお別れしてリヨウブの新緑やミツバツツジを楽しみながら車道を鷹山公園に向かう。



オカスミレが沢山咲いている。

今頃、寒緋桜が咲いている?



セトウチウンゼンツツジも。



車道をのんびり歩いていると左に草に埋もれた遊歩道がある。

以前も気になっていたが家内が登ってみると言う。

どんな具合か解らないが行き止まりになればまた帰ってくれば良い。

草は生えているが以前は良く歩かれた道だ。



道端には樹木札が残っているので間違いなく遊歩道だったようだ。

ドンドン歩いていると向こうからアナグマがトコトコやって来た。

私たちに気づいていないようだ。

家内が驚いて声を出したので気がついて急いで引き返していった。



遊歩道は途中で二ヶ所程分岐していたがドンドン行くとなんと阿波竜王山と讃岐竜王山の鞍部に到着した。

このような遊歩道があることを今まで知らなかった。

また階段を上り返し讃岐竜王山分岐まで帰る。



後は朝来た道を引き返しキャンプ場に向かうとkeitannさん達とまた遭遇。

暫く話をしてお別れ。

またどこかでお会いしたいですね。

後はウロウロしながら歩いて16時18分駐車場着。

のんびりと花散策の一日だったが3万歩程歩いていた。

これで痩せないのが世界の七不思議。



里山倶楽部四国編 

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