春の里山 竜王山   2017.05.02
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春の花が咲き揃う竜王山 -

春の花が次々と咲き始めたが、心残りなのが竜王山のスミレ達。

4月には杉王神社から3回も歩いたが、今日は塩江の奥の湯から歩こう。



奥の湯のキャンプ場から出発。

9時19分。

カキドウシが沢山咲いている。



追手前高校の登山口が通行不可となってから整備された道を上る。

ムラサキサギゴケが一面に咲いている。



農家の横から従来の登山道に戻る。

こんなところにもユキモチソウが咲いている。



廃屋は残されたままだが、道の草は切り払われてキレイになっている。



私達がこの道を歩き始めた頃は、賑やかな声がしていた農家もひっそりとしている。



この道がセメントで舗装された時は、お婆ちゃんが「バス停まで降りるのが楽になった」とおっしゃっていた。

郵便配達のバイクが勢い良く登っていったのを覚えている。。

今は誰も住んでいないのか茶畑も雑草の中となった。



車道を横切っていく。

シャガの花が咲き誇っている。



榮太楼の「梅ぼ志飴」の缶が落ちている。

梅ぼ志飴は文政元年創業の榮太楼が製造販売していたが懐かしい。

現在でもそのままの缶で販売しているらしい。

この缶に大事な物を入れて仕舞っていたことを思い出す。

ユキノシタはまだ花を咲かせていない。



上の道路に近くなると畑で野菜が作られている。

畑が放置されていないのでほっとする。



何時もこの時間には畑仕事をされているご夫婦の姿が見えない。

車が無いので市内へでも出かけられているのかな?

今年も春の社日には、地神祭が執り行われたようだ。



綺麗に刈り揃えられた茶畑を見ながら別荘地の横を行く。



今年もヤギ君が雑草の草刈り中。



キャンプ場に着く。

以前は駐車場に何台か停まっていたものだが最近は人気がない。



登山道は綺麗に整備されている。



ギンリョウソウがニョキニョキ顔を出している。



マムシグサとナルコユリ

この辺りの49年前に植えられた樹木は入札で売りに出されたようだ。

範囲はここから上の左側の山林全体。



杉 11,991本 ヒノキ 5,137本 凄い本数だ。

「高山植物の保護その他環境の保全に十分注意すること」と有る。

何処の業者が落札したのかはわからない。



この辺では、まだ伐採は開始されないようだ。



ニリンソウが咲き始めている。



7合目辺りまで来ると林道工事や伐採が進んでいる。



フイリシハイスミレがまだ綺麗だ。



9合目をすぎると気持ちの良い道となる。



大川原高原や中津峰山で探しても咲いていなかったセンボンヤリが沢山咲いている。



讃岐竜王山への階段道は天国へと続く道。



讃岐竜王山で一休憩してから阿波竜王山に向かう。



此処でもセンボンヤリが沢山咲いている。



阿波竜王山に着くと食事中のご夫妻からお声がけいただいた。

大川原高原や薬研谷でお会いしたご夫婦だった。

お久しぶりです。



ダケカンバの新葉が綺麗だ。



リョウブの新葉も美しい。



アカネスミレがやっと沢山咲き始めている。



竜王山には1,000m以上のピークが4つ有る。

その一つの名前のないピークを通過。



稜線のモミジには赤い花が咲いている。



ヒゴスミレも遅ればせながら咲き始めている。

特徴がよく分かる5裂した葉。

フイリシハイスミレも咲いている。



大きな花のアケボノスミレがやっと咲き始めている。

鮮やかな紅紫色の円くてふっくらした花弁は、何ともいえない優しさと美しさがある。



林道に出るとクロバナアケボノスミレが咲いている。

今年はまだ少ししか咲いていない。

花を撮影しているご夫妻からお声がけいただいた。

なんとHIROさんだった。

お会いするのは雲早山以来かな。

最近は野鳥観察にも熱中されているそうだ。



一等三角点の有るピークに行く途中にもアケボノスミレが咲き誇っている。

今年はまだクロバナアケボノスミレは咲いていない。



葉がまん丸なタチツボスミレ?

アカネスミレの群生。



林道脇にはニリンソウが咲き始めている。



フデリンドウもいたるところに咲いている。



ヤマシャクヤクがやっと咲いてちょうど見頃。



keitannさんが車でやって来て竜王峠で一緒に昼食。



昼食後、車道を引き返すと、先日蕾が多かったムラサキケマンが満開。

ツボスミレも沢山咲いている。



車道沿いにはアカネスミレが沢山咲いている。



今年は花が遅かったヒゴスミレも咲き誇っている。



トリガタハンショウヅルも。



林道を鷹山公園に向かうと桂の木がキレイだ。



桂の木は黄葉が奇麗だが新緑も素敵だ。

今日はキャラメルのような甘い匂いがしない。



まだ咲いている桜。



鷹山公園の東屋で休憩。

此処でもカツラの木が輝いている。



ウグイスカグラやシロバナウンゼンツツジの咲く急坂を下る。



階段脇にはチゴユリが沢山咲いている。

今年初めての出会い。

チゴユリは家内が好きな花。

何時もは中津峰山で出会うのを楽しみにしている。



下っていくとヤマツツジが咲き始めている。

ヤマツツジは雄しべが5本。



ギンリョウソウも多い。



オンツツジやシャクナゲも咲いている。



ユキモチソウやシャガの花を楽しみながらキャンプ場に下る。



17時11分 キャンプ場着。

今日は随分と長く歩いた。



  ”内場川水と緑豊かな渓流砂防事業”

 「奥の湯ふれあいの里」は 誰もが
気軽に自然と触れ合えるようにと 町と県が自然環境や景観の保全に留意しながら整備したもの

      このことが国土交通大臣に認められ「ふるさと 手づくり郷土賞」 に平成15年度選ばれた
   
                         国土交通大臣 石原伸晃    平成十五年十一月  

素晴らしい公園もたった10数年の間に殆ど訪れる人もいなくなった。

近所のおばちゃんで運営されていたもみじ庵も数年前に閉店となっている。

おそばが美味しかったのに残念だ。


帰りに何時も寄っていた奥の湯温泉は閉鎖。

行基の湯も休業中で立ち寄り温泉がなくなった。


仕方がないので帰路を急ぎ温泉の素を入れて体をほぐす。

家で風呂に入るとピールが飲めて、コレもまた良い。

今年は春の花が咲き遅れていたが、やっと咲き揃った感じ。

さてゴールデンウィーク後半は何処へ行こうかな。



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