春の里山 竜王山  2021年04月15日  
里山倶楽部四国編 

- 竜王山 三頭越 周回 ―

久しぶりに快晴の予報。

さて何処に行こうか。

中津峰山にはもうオンツツジが咲いているだろうか。

そういえば毎年行っていた竜王山に去年から行っていない。

久保谷のイチリンソウも咲いているかもしれない。

チョット早起きして久しぶりにまんのう町へ。



何時ものように杉王神社の隣に駐車させていただく。



杉王神社の狛犬は立派だ。

大きな耳に特徴がある。



毎年この時期までキレイに咲いている桜が全て散っている。

今年はやはり桜が早かったんだ。

ホウチャクソウはまだ咲いていない。



登山口にはユキモチソウとヤマルリソウ



登り始めるとユキモチソウがニョキニョキ



セトウチウンゼンツツジがきれいに咲いている。



毎年この時期に沢山咲いているミツバツツジは殆ど散っている。

僅かに残って咲いていたミツバツツジをパシャリ。



車道に出るとヤマブキが満開。



尺善様のお墓にお参り。

横畑から久保谷までの道を啓いた偉いお坊さんのお墓。



コバノガマズミに花が咲き始めている。

ヤマフジも満開。



木戸口跡のお地蔵さん。

木戸口には常時見張り番がいて、横畑へ入る人を見張っていたとか。

アケビの花がビッシリ。



朝日を浴びた山並みが美しい。



数年前から人気のない家の横を上がって車道を進む。



畑作業しているオジサンから「何処へ行くんで」と声をかけられた。

畑には植えたばかりの春キャベツの苗が並んでいる。

餃子の具に最適らしい。

横畑には畑の中に祠が多い。



ベニカナメモチには花が咲き始めている。



おばあちゃんちの桜は殆ど散って牡丹桜が満開。

本当に今年は桜が早い。



おばあちゃんが植えたムスカリと?の花。



平家の落人ゆかりの三条神社にお参り。



流れるようなタテガミが特徴の狛犬



徳島から伝えられたと思われる地神さまは、今年もお祀りされたようだ。

徳島では殆どが忘れられているというのに。



小さなフデリンドウが咲き始めている。



ミツマタはもう花の終わり。



此れから向かう竜王さんのアンテナタワーが見えて居る。

山の神様は殆ど土に埋もれてしまった。



寒風峠への分岐標識には「令和2年3月三頭越えで転倒した人が亡くなった」と注意書きが。



例年なら見事なしだれ桜が咲き誇っているはず。

既に全部散って、すぐ上の紅白の桜だけがキレイに咲いている。



旧の登山道に入る。

ヤブレガサがニョキニョキ。



こんなところにもユキモチソウとホウチャクソウの蕾



テイショウソウの葉が出てきている。



ヤマシャクヤクの群生地には今にもパカッと開きそうな蕾がいっぱい。

暖かくなる昼過ぎには咲きそうな気配。

少なくとも数日中には咲くだろう。



アワコバイモは実になっている。

楽しみにしていたヒナスミレも、もう花が終わっている。

残念。



車道に飛び出し竜王峠へ。



道端にはヤマルリソウが咲き誇っている。

まだキレイに咲いているヤマザクラもある。

ヤマザクラはこれが見納めかな。



峠に近づくとミツバツツジが綺麗だ。



楽しみにしていたアカネスミレは花が開いていない。

随分とねぼすけのスミレだ。



竜王峠の標石の前で一休み。

珈琲を飲んでアンパンをかじる。



やっと咲き始めたばかりのヒゴスミレ。

例年なら既に咲き誇っているはずなのに。



クロモジも葉が展開し始めている。



元気なスミレは何スミレ?



モミジの若葉が出始めて花も咲き始めている。



横畑から見えていた電波塔から下ってまた急坂を登っていく。



キツイ急坂を登りきると阿波竜王山。



展望台から高松市方向の眺め。

雑木が切られて見晴らしが良くなっていた。



日が高いうちに久保谷に行かないとイチリンソウが花を閉じてしまう。

休憩無しで下山開始。

ニシキゴロモが今年も咲いている。



ケスハマソウが咲き始めたばかり。



やっと開いている花ミッケ



アカネスミレが咲き誇っている。

オカスミレに似ているが、距に毛が生えているのでアカネスミレだろう。



ミスミソウが群生しているところもある。



花が縮れたアオイスミレが咲き残っていた。



小さな白いスミレはツボスミレかな。



竜王峠に帰ってくると花散策の人達の車とチャリンコのお二人がいた。



一等三角点のピークに登ると此処にもケスハマソウが咲き始めている。



急坂を下るとアケボノスミレが咲いていた。



急坂を下りきると寒風峠。

丁度12時のチャイムが鳴っているので昼食。

これからチョットばかし急坂を登るのでエネルギーチャージ。



イチヤクソウは葉が出たばかり。

この縦走路はアベマキの木が多い。



嫌になるほど長い急登を登りきってペンチで一休み。



急坂を登っていると女性の団体が降りてきた。

三頭越えから竜王山に向かっているらしい。

その中に高丸山で赤石丸までご一緒いただいた女性がいた。

家内は久しぶりなので話し込んでいる。

お別れして、最後の急登を登りきると三角点のピーク。



キティさんの山頂標識がある。

今まで気が付かなかったけど??



また急坂を下って少し登ると三頭越着。



この峠は随分と昔から変わらないなあ。



サルタヒコとアマノウズメのご夫婦の石像。

阿讃山脈はお二人の逸話が多い。



チョットグリーンのトリガタハンショウヅル



元気なタチツボスミレ?とヤマルリソウ



ヤマルリソウとニリンソウ



イチリンソウが群生している。



ヤマシャクヤクはまだ蕾。



新緑が綺麗だ。



二輪揃って花が咲いているニリンソウ。



イチリンソウが山肌から登山道まで咲き誇っている。



アワコバイモの実とヒトリシズカ



暫く下るとピンクが濃いイチリンソウが多くなる。



ピンクの花はさらに可愛い。



ヨゴレネコノメソウとイチリンソウ



何処まで下ってもイチリンソウの群落が続く。

こんなに見事に咲いているのは初めてだ。



ホウチャクソウと少しピンクのイチリンソウ



チャルメルソウも咲いていた。



見事な砂岩と泥岩の互層と小さな滝



滝が現れるともうすぐ花の小道も終わり。

所が沢を渡る所で、家内が岩に登ったと思ったらフラッと転落した。

仰向けに沢に落ちたが、リュックがクッションになり頭も打たずに沢の水に浸かっただけ。

家内は時々こんなふうに転落する。

右足の十字靭帯を手術で取り除いている為だろうか。

今まで転落しても大した怪我もしていないことがラッキーだと思う。

標識に書いていたようなことにならずに良かった。



ユキモチソウとカキドウシが多くなる。



登山口のお地蔵さんに怪我がなかったことのお礼のお参り。



まだヤマザクラが綺麗に咲いていた。



後は黙々と車道を歩いて杉王神社に帰る。

途中、廃墟になっていた家がリフォームされていて若い人たちが住んでいた。

何だか嬉しくなる。

今日は、去年歩けなかった竜王山から三頭越まで周回できてよかった。

これなら今年もアルプスに行くことが出来るかな?





総歩行距離 14.4km

累計標高差 ±1258m

総行動時間 7時間28分





里山倶楽部四国

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