秋の里山 竜王山      2015/10/31
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- 紅葉を目一杯楽しむ竜王山 -

今日は午前中は曇りだが昼前から晴れの予報。

紅葉の最盛期にはまだ早いかもしれないが、竜王山に行く事にする。



7時53分 奥の湯ふれあいの里を出発。

本来なら、大手前高校の塩江寮から登るのだが、夏の台風の影響で道が崩壊している。

塩江のともりんさんのご尽力と地元の方のご協力で新しい道が整備されたらしい。



元の登山口から10m位進むとかって食堂だったらしい人家がある。

臨時休業の表札が掛かっているがずっと休業中のように見える。

それにしても味のある表札だ。



その先の金網に竜王山への標識が掛かっている。



道は舗装されていて登りやすい。

長い間使われていなかったので草が茂っていたのを苅って戴いたそうだ。

残念な事に畑は荒れていて民家も人の気配がない。



お墓の所で以前の登山道と合流する。



ヤマハッカが満開。

数年前までお茶畑だったところはススキで覆われていた。

此処のお茶を戴いたがとても美味しかった。

このような状況で残念だ。



このコンクリート道も数年前に工事が完成しとても歩きやすくなり喜んだ。

しかし今は利用する住民が居ないようだ。



ビワの花が満開。

立派なキンモクセイのある農家に到着。



キンモクセイは終わっているが、アケビが沢山出来ている。



畑でお婆ちゃんがが農作業中。

その先には地神塔があった。

徳島の地神塔と全く同じ形状だ。

お婆ちゃんにお聞きすると、現在でも春秋の社日には岩部八幡神社から神官が来てお詣りしているそうだ。

以前は30軒の家が有り順番に当屋を勤めていたが現在は14軒になったという。

徳島との関係をお聞きすると今お住まいの14軒の内3軒は徳島から嫁入りしてきたそうだ。

しかし、地神塔と徳島の関係はご存じなく、この地独特の祭事だと思って祀ってこられたらしい。

この辺の全ての村落に地神塔があるそうだが、借り子牛と共にこの地にやって来たの?

いずれにしても徳島との強いつながりを感じる。

お婆ちゃんは私が元気な内はキチンとお祭りすると言っていた。

お婆ちゃん何時までもお元気で。



地神塔の直ぐ上には手入れの行き届いた茶畑が有り車道に出る。

別荘地にはヤギさんはいないがキチンと除草されている。



イッヒヒヒの意味が良く解らない看板。

理解不能でだれも取らなかったのかタラノキの芽が大きくなっている。



サザンカが早くも咲き始めている。

ナンテンの実が真っ赤。



風が吹くと怖いと言っていたお婆ちゃんの畑もススキに覆われてしまった。



この淡いピンクに紅葉している木は?



キャンプ場から登って行く。

テイショウソウがまだ咲き残っていた。



キャンプ場からの登山道は植林地帯が多いが、落ち葉で柔らかな登山道が気持ちいい。



雪の時は危険な斜面になるトラバースも快適な散歩道



例によって壊れかけた階段を上る。

腐って壊れてしまうと思いながらもう10年近くたっている。

中々しぶとい階段だ。



何時ものように讃岐竜王山頂上で休憩。



紅葉には少し早かったかなと思ったが、阿波竜王山に向かうと綺麗に紅葉している木々が多くなる。



モミジはもう見頃になっている。



柔らかに紅葉している木は ブナかな。

ブナ独特の苔の生えた灰色の樹皮が少しザラザラしているように見える。



カエデやドウダンツツジの紅葉が素晴らしい。



割れ地蔵にお詣りして阿波竜王山に向かう。



カエデの紅葉が素晴らしく中々足が進まない。



阿波竜王山に到着

10時29分。

この実は何の実?



阿波竜王山からの下りの遊歩道は紅葉のスポット



色々な紅葉の種類によって紅葉の色合いが異なる。



何時ものお地蔵さんにお参りして下って行く。

今頃アサマリンドウがと思ったが、葉が違う。

ホソバノリンドウ?



遊歩道のカエデは丁度見頃



まだ緑の葉が少し残っているが、このくらいが見頃かもしれない。



カエデやサラサドウダンツツジの紅葉は真っ盛り。



今、竜王山は至る所に材木搬出用の林道が新しく付けられている。

切り出したヒノキなどの材木が集められている。



ミズナラも黄葉し始めている。



リュウノウギクも咲いている。

丸っこい花が可愛い。



モミジは今が見頃だなあ。



ドウダンツツジは凄く紅葉している木とまだ紅葉が進んでいない木がある。



パラボラ横のモミジ等の大木がいつの間にか切り倒されている。

台風などで倒れたのだろうか。



竜王峠までの倒木はそのまま。



竜王峠から一等三角点までの倒木は切り倒されて歩きやすくなっている。

キバナアキギリが咲き残っている。



一等三角点に挨拶してまた引き返す。



オトコエシの花と実が一杯。



トウバナの花ももう終盤。

イヌホウズキが沢山咲いている。



まん丸の実が可愛い。



シロバナのアザミが咲いていた。

ツルリンドウの赤い実がよく目立つ。



咲き始めたばかりのリュウノウギク。

キタテハが飛び回っている。

秋型なのでこのまま越冬するのだろうか。



また阿波竜王山横の林道を引き返す。



リュウノウギクは花の終わりにはピンクになるようだ。



林道の両側にはカエデが真っ赤に紅葉している。



龍王神社脇の日だまりで昼食。

気温は12.2度



食後鷹山公園に向かう。



ボタンヅルが実になりかけている。

急に寒くなったと思ったら9.9度になっている。



林道沿いは錦色の洪水。

見上げながら歩くので中々足が進まない。



鷹山公園でコーヒーブレイクをして相栗峠に向かう。



長い階段道などを下りて相栗峠へ。

相栗峠からはトイレの横を下っていく。



以前は車道から下りるところに、テープなどが有り解りやすかった。

今はテープも消えかかっているので、よく見ないと下山道の入口が解りにくい。



この道にはアキチョウジが遅くまで咲く。

奥の池のキャンプ場に着く。



幟が立っていたので龍神社を覗く。

この神社は竜王山近辺の山神社などを集合して建てられたようだ。



中々立派な神社だ。

幟が立っているので、明日秋祭りなど行われるのだろうか。



手水鉢には文化四年と刻まれていた。

:下山後、奥の湯温線でほっこり。

この温泉は、塩江温泉の中でも湯質が柔らかくぬるぬるスベスベで気持ちが良い。

ちょっとぬるく感じるが、湯上がり後ドット汗が噴き出る。

今年は沢山の山で紅葉を堪能した。

帰りの塩江道の駅近くの銀杏が黄葉し始めていた。

大山寺などのイチョウの黄葉が楽しみだ。






歩行距離 14.1㎞

累計標高差 ±1,280m

周回時間 7時間40分(昼食時間含む)





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