春の里山 竜王山    2016.04.25
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- スミレの花園 竜王山 -


剣山ではシコクバイカオウレンが咲き始めたようだ。

しかし、竜王山のアリアケスミレ等も見頃になっているだろう。

悩んだ挙句、竜王山に向かうことにする。

奥の湯ふれあいの里の駐車場に駐車。



  ”内場川水と緑豊かな渓流砂防事業” として 「奥の湯ふれあいの里」 奥の湯公園は 誰もが
      気軽に自然と触れ合えるようにと 町と県が自然環境や景観の保全に留意しながら整備したもの
      で このことが国土交通大臣に認められ「ふるさと 手づくり郷土賞」 に平成15年度選ばれました   
                         国土交通大臣 石原伸晃    平成十五年十一月  

素晴らしい公園も10数年の間に殆ど訪れる人もいなくなった。

近所のおばちゃんで運営されていたもみじ庵も数年前に閉店となっている。

おそばが美味しかったのに残念だ。



竜王山を祀っていると思われる「高山龍王神宮」の大石灯籠。

明治9年奉納。



今は樹木の影に隠れつつあるが2012年には松も小さかった。

7時50分出発。



アマドコロやカキドウシが沢山咲いている。



少し車道を進んで昨年から新しくなった登山口から登っていく。

ニョイスミレが沢山咲いている。



廃屋に向けて登っていく。

美味しいお茶が採れていた茶畑も荒れ放題。

大きなたけのこがニョキニョキ。

採らないと大きな竹になって益々道が歩きにくくなるのだけれど。



シャガの花がまだ元気に咲いている。

ユキモチソウも咲き始めている。



10年ほど前は賑やかに暮らしていた人達がいた農家。

香川県独特の土壁の建屋が残っている。

この道も10年ほど前に舗装された。

町に出るオバアちゃんがバス停まで下りて行ったり、郵便配達のバイクが勢い良く走っていた。



つい4~5年前までお茶を収穫していた茶畑も荒れて見る影もない。



ネコノメソウやユキノシタはまだ元気だ。



キンモクセイの咲くお宅の畑は綺麗に耕されていて、エンドウ豆が植わっている。

畑が綺麗に手入れされていると嬉しくなる。



ムベの花がキンモクセイの木に巻き付いて沢山咲いている。



地神祭は今年も3月19日に200年も前からと同じように執り行われたようだ。

右の写真はともりんさんから頂きました。



手入れの行き届いた茶畑は美しい。

別荘地は今日も人影がない。

ノンビリ暮らすのには最高のところだと思うのだけれど。



阿讃山脈は和泉砂岩層の砂岩泥岩互層で出来ている。

それにしても垂直に近いほど折れ曲がっている。

どれほどの圧力が地層に加わったのだろうか。



キケマンやニョイスミレが沢山咲いている。



フキノトウは綿毛になっておりクサイチゴはいつまでも元気に花を咲かせている。



セトウチウンゼンツツジも花の盛り。

コナラの若葉も可愛い。



キャンプ場小屋から登っていく。



登山道脇にはギンリョウソウがニョキニョキ。

少しピンク色なのが可愛い。



この登山道は、秋にはキバナアキギリやテイショウソウなどの花が咲き乱れるが春は寂しい。



かろうじてニリンソウやホウチャクソウが咲いている。



ヤマルリソウやマムシグサも所々に見ることができる。



テイショウソウの葉が多い。

乱暴に作られた林道を越えていく。



シハイスミレがまだ咲き残っておりツルシキミの花も見頃。



新しい林道に沿って登っていく。



シュンジュギクの葉が多いがまだ花は先のようだ。

ツルリンドウもツルが伸びているがまだ花は先だ。



何時もながら嫌になる階段道はひたすら黙々と登る。

讃岐竜王山到着。

9時51分。



割れ地蔵にお詣り。

天明8年 川東溝中と掘ってある。

天明の飢饉の直後の時期だ。



階段道にセンボンヤリが沢山咲いている。

阿波竜王山到着。



頂上のダケカンバに若葉が出ていた。

時間が早いのでそのまま竜王峠に向かう。



ツクバキンモンソウやミツバツチグリが登山道いっぱいに咲いている。



ニガイチゴの花やニョイスミレも多い。



今年はじめてのニョロくん。



シコクカッコソウも増えている。



フデリンドウの小さな花があちこちに顔を出している。



この白いスミレはなんだろう?



モミジに花が咲き始めている。



独特の色合いの大きなスミレが咲き誇っている。

花全体が丸くて大きくソフトな感じ。

花柱はカマキリの頭

距はボテッとして小さい。

葉はまだ生えていない。

アケボノスミレだ。

色合いが、赤紫色を帯びて、明るさがあり、まさに「あけぼの色」。す ぐにアケボノスミレと判る。



竜王峠から一等三角点に向かう。

咲いていました今年も。

クロバナアケボノスミレだ。



2つ並んでいるのはアケボノスミレ



竜王峠に帰って昼食。

今日はセブン-イレブンの焼きサバ弁当。

ちょっと青魚臭さの残った香ばしい味が春の深まりを感じさせてくれる。

ふと見ると足元にも濃い紫のスミレが。

アカネスミレに似ているが葉などに微毛がないのでオカスミレかな?



周りを見るとヒゴスミレや?のスミレ。



クロバナアケボノスミレまで。



これらの白いスミレはわからない。



ナガバノタチツボスミレか?



アカネスミレとクロバナアケボノスミレ。

数メートルの範囲に驚くほど多種多彩のスミレが咲き誇っている。



ニョイスミレも踏み場がないほど咲いている。



オカスミレが驚くほど広範囲に咲き誇っている。



葉にも茎にも毛が無くてすっきりとしている。



ヒゴスミレは何時迄も新鮮な花を咲かせている。

大川原高原のヒゴスミレはあっという間に消えるが竜王山では何時迄も咲いている。

少しピンクの花もたくさん咲いている。



トリガタハンショウヅルの花も咲いている。

林道を削りとった跡が残っているが土壌が1m以上も暑く積もっている。



ミスミソウもまだ咲いている。



石垣には面白い砂岩も



ミツバツチグリも綺麗だ。

フデリンドウが沢山咲いているところに出会う。



小さな花で探すのが大変だが、一輪見つけると次々に見つけることができる。



木々の花が咲き始めているのを眺めるのは楽しい。



真っ赤なシャクナゲは植栽かな?



ヤマザクラが散って真っ赤になっている。



鷹山公園で休憩。

ふと見ると桂の木が沢山植わっている。



毎年秋にはこの辺りに甘い香りが漂っていて不思議だったがこれで理由がわかった。

あの甘い香りはカツラの木の落ち葉の香りだったのだ。



相栗峠に向かうとサラサドウダンの赤い蕾。



ウグイスカグラも

ドウダンツツジの花もたくさん咲いている。



此処にもギンリョウソウがニョキニョキ。



コバノガマズミの花も咲き始めている。



アオダモの花も沢山咲いている。

ヤマフジの花も多いが、良く見るとそこら辺の樹木は全てヤマフジのツルに絡められて苦しそうだ。



この花?はなんだろうか。



相栗峠には一輪シャクナゲが咲いていた。



新しい看板ができていた。



相栗峠のピークを眺めながら駐車場に帰る。

15時23分到着。

帰りに奥の湯温泉でほっこり。

奥の湯温泉は塩江温泉の中でも湯質が最高。

入浴料も470円と安い。

今日は、珍しいスミレなどに沢山出会えて食べ過ぎくらいの気持ちだろった。

また来年も会えることが出来ればいいなあと思う。





総歩行距離 15.3km

累計標高差 ±1,347m

行動時間 7.5時間




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