春の里山 竜王山    2016.05.08
ホームページ

- サラサドウダン咲く 竜王山 -

今日は午前中は晴れ。

昼からは曇りの予報。

ねこバスさんから竜王山にサラサドウダンが咲いているとのレポートを戴いた。

随分と早いなあ。

去年は見逃したので早速行くことにする。



杉王神社横のコミセンに駐車して出発。

明神川を渡る。

7時24分。



寒風峠ハイキングコースを横畑集落へと向かう。



明治17年の面白い顔をしたお地蔵さんが出迎えてくれる。

こんな所にハナイカダが咲いている。

随分と久しぶりの出会いだ。



真っ白のツクバネウツギが咲いている。

ハナゾノツクバネウツギだろうか?



黄色の濃いコツクバネウツギも沢山咲いている。



淡い黄色のコツクバネウツギとコマユミの花。



車道に出て尺善さんのお墓にお詣り。

尺善さんは、横畑から金毘羅街道への道が難所だったため3年かけて明神川の右岸から久保谷までの道を開削した。

右の半分壊れて いるのが古いお墓。

現在は、まんのう塩江線の立派な車道が通っているが、昔は久保谷に出るのも大変だったことだろう。



地すべり工事はまだ継続中だが今日はお休み。



横畑の集落に着くと広い畑をおばあちゃんが一人黙々と耕している。

山里に一人住むというのは寂しいのか?

それとも心豊かなのか?

私にはわからない。



先日植えていたキャベツが随分と大きくなった。



ベニカナメモチに花が咲き始めている。



平家落人所縁の三条神社にお詣り。



明治時代には横畑の村落は賑やかだったようだ。



ロードレーサーが走り上がってきた。

オンツツジが見頃になっている。



新緑の山は美しい。

独りぼっちでも、この横畑に住み続けるおばあちゃんの気持ちがわかるような気がする。



山道へと入っていく。



山の祠も何時まで祀られることか。



テイショウソウの立派な葉が多い

足下にオンツツジの落花。



他の山ではもう終わりかけているギンリョウソウが沢山咲いている。

ヤマシャクヤクはもう花が散って種になっている。



此所でもハナイカダが多い。

車道に飛び出す。



コバノガマズミが花の盛り。



アオダモが満開。

右の写真は葉の白い新緑。



ピンクのプロペラが出来ているのはチドリノキだろうか。

それともメグスリノキ?



オンツツジやフジの花が綺麗だ。



9時1分 竜王峠着。

何時ものように一息入れてから一等三角点のピークに向かう。

途中のスミレなどは花が消えている。



引き返して竜王山に向かう。

クロバナアケボノスミレがまだ沢山咲いている。



萼片が5枚なのでツクバネウツギかな?



サラサドウダンが咲いているかと探すがまだ堅いつぼみ。

ヤマボウシもまだ蕾が出たばかり。



竜王山山頂への道にはチゴユリが一面に咲き誇っている。

ギンリョウソウも初々しく咲いている。



オンツツジを楽しみながらサラサドウダンが咲いているのを探す。

どうも竜王山山頂直下ではまだ咲いていないようだ。



そこで思い出した。

前回、鷹山公園から奥の池に降りた時にサラサドウダンの蕾を見た。

ちょっと車道歩きが遠いが鷹山公園に向かう。



柔らかな大きい葉のスミレは何スミレオオタチツボスミレかなあ。



作業小屋の廃屋のところで甘い香りが漂っている。

周りを見渡すとやはりカツラの木があり若葉が輝いていた。

カツラの甘い香りは、黄葉の時期に落葉のマットができた状態で、一雨降った後の雨上がりが一番と言う。

しかし、若葉が出そろった今の時期でも確かにキャラメルを口に含んだ時の甘い香りがしている。



アカメガシワの芽がまだ真っ赤だ。



アキグミだろうか?

花がびっしりと咲いている。

ちょっと疲れて鷹山公園着。



予想通り、サラサドウダンが満開。



東尾のカイナンサラサドウダンに比べれば小さいが、ビッシリと深紅の花が咲いているのは見応えがある。



サラサドウダンを楽しんでから鷹山公園で休憩。

カツラの芳香がほんのりと漂っている。



東屋の周りにはタチイヌノフグリが咲いている。

行動食のあんパンを食べて出発。

11時19分。

標識の竜王山への距離表示が一部削り取られている。

竜王山へ3,300mと書かれていたが300mとなっている。

元の3,300mは一等三角点のピークへの距離だった。

非常に誤解を受ける表記だったが「3」を削って300mだと余計にまずい。

ここから讃岐竜王山へは約1,200m、阿波竜王山へは1,700m程。

誰に言えば直してもらえるのだろうか。



コバノフユイチゴの花が咲いている。

コバノフユイチゴの花は西赤石山でよく見るが、他の山で咲いているのは初めて見る。



讃岐竜王山への道はかなり急坂で厳しい。

クサイチゴも沢山咲いている。



此所でもギンリョウソウがニョキニョキ



シャクナゲも盛りが過ぎているが綺麗に咲いている。

此所の標識も竜王山への距離表示の一部が削られている。

でもここから讃岐竜王山へは約800mなのでこれで良いかも。



沢山サラサドウダンが咲いているが、ベニドウダンとの違いの縦縞が薄くてよくわからない。



シャクナゲは今が盛り。



ピークを過ぎて下ってからの急坂は黙々と登って、讃岐竜王山に着く。

11時59分。



此所でもチゴユリが沢山咲いている。

昼食は阿波竜王山で食べることにして急階段を降りる。



一旦下ってからまた少し登って阿波竜王山に着く。

12時21分。



阿波竜王山には単独の男性と賑やかな国分寺からのパーティーが休憩中。

私たちも昼食にする。

今日はセブンイレブンの焼き鮭弁当。

焼いた鮭が香ばしくて美味しい。



展望台で珍しく見えている高松の海などを楽しんで降りてくると黒犬を連れた男性がやってきた。

挨拶して失礼しようとすると、もしかしたらとお声がけいただいた。

エントツ山さんなどの掲示板でよく拝見しているアンジーパパさんとアンジー君だった。

アンジー君は大人しくて可愛いが、牛の皮のご馳走を食べるのに忙しそうだった。

しばらくお話をしてお先に失礼する。



今日は割れ地蔵から浅木原の東の里経由で帰る予定。



快適な道を下っていくと雨島峠への分岐。

ここから右へと尾根道を行くと雨島峠、笠形山へと行くことが出来る。

標識には東浅木原から貝の又へ下る表記があるが現在は使われていないようだ。

(この稜線の東と西に二カ所浅木原がある)



栗園まで降りてくる。



いつの間にかソーラー発電が出来ていた。



百円食堂は失火のため焼失している。



東の里は閉鎖されていて、以前やかましく吠えていた犬達もいない。

車道を行くとミズキに蕾が沢山出来ている。



ガマズミも花の盛り。



東の里が閉鎖されているので車も全く走っていない。

地蔵尊などがあるので昔は大勢が住んでいたのだろう。



久保谷塩江線の標識があるが、ここから塩江へはどうやって山を越える予定だったのだろうか。



嫌になる程長い車道歩きで川上神社への分岐を過ぎると、直ぐに川奥の公民館に着いた。

帰りには何時ものように道の駅の温泉でまっとり。

少しコバルトブルーの乳白色の温泉は体がほっこりと温まる。



家内は、母の日のプレゼントを貰った。

色々とサービスを考えるなあ。

期待していた阿波竜王山直下のサラサドウダンはまだだったが、讃岐竜王山のサラサドウダンに出会うことが出来た。

ゴールデンウィークも今日で終わり。

私も、新年度の諸用事が色々有り忙しくなる。

出来るだけ時間を作って山歩きを楽しみたいと思う。





総歩行距離 19.2㎞

累計標高差 ±1,625m

行動時間 7時間27分




ホームページにも是非お立ち寄りください