七宝山  444m  2004/2/1
高速で松山へ行くとき、豊中のICのすぐ右に北へと連なる小高い山並みが見える。
南面は例によって、採石の傷跡が生々しい。ガイドブックでも登山道が明確でないが
麓には不動の滝もあるというので、出かけることにする。

国道11号を本山駅の手前で右折。本山駅の線路を越えてすぐに左折。
不動の滝カントリーパークへと向かう。
不動の滝カントリーパークは駐車場も完備され、
大きな広場には立派な遊戯施設も整っている。
パターゴルフも出来るようだ。


不動の滝カントリーパーク駐車場より七宝連山を望む。
不動の滝は高さ約50m。

そそり立つ岸壁から、見事な水しぶきを上げている。
滝壺の左から四国の道が
あり、鳩八幡宮、本山寺とある。
方向が全く逆だが、これは滝の上
をぐるっと回って本山駅の方へ帰る
ルートを示している。
七宝山に登るのもこの石段を登って
いく。
四国の道が、林道とぶつかる所に、広場があり
今上がってきた不動の滝カントリーパークがよく
見える。
ここから、四国の道は右下へと行くが、七宝山へ
は林道を右に行く。

林道といっても立派な舗装された道である。

何のためにこんな立派な道を造ったのか、まった
く用途の解らない道である。上には民家もなく、造
林もされていない。途中で行き止まりで、しかも
稲積山までの新道も出来つつある。
林道を少し行くと左に大きな駐車?スペースがあり
その奥に七宝山への登山道が見える。

ここを上がれば良いはずだが、初めてなので不安で
もあり、今日はひたすら林道を行く事にする。

立派な舗装道であるが、生活道でないため全く車は
通らない。通るのは見晴台へ行く車が2〜3台/時間

ノンビリとぽかぽか天気の中を登っていく。

道すがら東、北側そして燧灘方面までよく見える。
生憎、気温が高すぎるせいか、讃岐平野は少し霞んで
いる。

紫雲出山方向は、霞んではっきり見えない。

天気が良ければ、最高の景色を見ながらの山歩きとな
るだろう。
途中、何カ所か山中に入る登山口があったが、そのまま
林道を行く。
不動の滝からひたすら歩いて、約一時間でアンテナの
分岐まで来る。
アンテナ方向は元来た方向の国土地理院の七宝山頂上
にあたるが、行っても行き止まり。
先ほどの登山口からは何処に出てくるのだろうか?
アンテナ分岐をそのまま真っ直ぐ行くと、左に稲積山への
工事中の林道がある。

右に行くとしばらくして舗装はとぎれるが、未舗装路をその
まま行くと、水タンクのある林道終点に出る。

七宝山へは、この真ん中の山道を行く。
山道に入りすぐに龍王神社の案内板。そこを左に入ると祠がある。
この祠の前をそのまま行くと稲積山への山道が続く。
元来た道に引き返し、更に北へと進む。
突然視界が開け小さなピークに
出る。古い、いろいろな看板があ
るが、ここは七宝山頂上ではない
ようだ。

燧灘方面がよく見える。

天気が良ければ最高の場所だろう。
昨年のレポートではきちんとしてい
たベンチは、何故か無惨に壊れている。
志保山方向へ少し行くと、立派な水タンクがあり

そこに444m七宝山の標識(新しい)と三角点の標識が
ある。

ここが七宝山の頂上である様に思えるが、国土地理院の
地図とは異なっている。
ここから右方向へ下りる道と、左へ下りる道があり、左へと行く。

猪が掘り返した跡が続き、歩きにくい。
突然、林道の終点の水タンクの横に出る。

ここから少し行くと見晴らしの良い展望台に出る。

車で来た人達は、ここの展望台が目当てのようだ。
仁尾方面の山々と、海に浮かぶ島々が美しい。
ここにはベンチもあってゆっくりと景色を楽しめる。
ここから先は、志保山に向けて、快適な山道が
続く。

少しばかりのアップダウンを繰り返しながら、整備
された山道を歩くのは本当に気持ちがいい。
志保山山頂を目指してしばらく行くと、日当たりの良い
広場に出る。ここには右方向からも立派な登山道が
のびてきている。
途中でかわいい女の子が二人いて、一緒に
志保山への道を行く。途中でお父さんがいて、一緒
に引き返してしまった。
志保山山頂を探して、最後のピークをぐるぐる回るが
山頂を示す物は何もない。

この先は、新しい道が付けられていて、北方向への
下りである。。
元来た道を引き返し、展望台で食事をしようと
思うが、先客がいたので東の尾根に向かう。

ここも林道が切り開かれていて、軽四なら十分
走れるようになっている。

この先の日当たりの良い、多目的広場で昼食
にする。

多目的広場から見た志保山

広場にも先客がいたので話をしながら食事にする。

不動の滝上の登山口から尾根越えで登ってきたとのこと。

道はしっかりしているが何カ所か道を見失う場所もある。

志保山の山頂はもう解らなくなっている。

稲積山までの道が綺麗になっているので是非行ってみ
るように。
等色々教えていただく。
まだ一時前なので、稲積山に行くことにする。

教えてもらった、工事中の道を行くと登山道に
行き当たるが、ここもすでに工事中で木を切り倒し
登山道を掘り返し工事が進んでいる。
この先で道路は向こうに見えている林や木を切
り裂いて延びていくようだ。
工事中の先は、よく踏み固められた道で、最近雑木の
枝も刈り取られたようで、非常に歩きやすい。

と思ってどんどん下っていくと、どうもおかしい。

やたらピンクのリボンがあるが、これは測量用の杭の
位置を示しているようだ。

30分で稲積山の山頂に着くと聞いていたが、どんどん
下っていくだけで、登り返す気配がない。

引き返して道を探すが、どうも解らない。

あきらめて断念することにした。
朝来た林道を、ひたすら下っていく。

振り返ると縦走した峰がよく見える。

ノンビリした山歩きだったが、天気も
良くて気持ちの良い一日であった。
途中でカントリーパークへ下りずに
四国の道へ廻る。

ブドウ畑の中をノンビリ行くと、鳩八幡宮に出る。

変わった名前の八幡宮だが、いわれは解らない。

ずいぶん昔から有るようだ。、
ここの八幡様の狛犬は、石ではなくて焼き物で出来て
いる。

4つの狛犬と灯籠そして黒い牛の像まで全部焼き物で
あった。
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