秋の里山 焼山寺山   2018年11月11日  
里山倶楽部四国編 

- 焼山寺山 紅葉狩り -

今日もいい天気。

最近雑用が多くてどこへもでかけていない。

家内のストレスが爆発しそう。

何処へ行きたいか聞くと、焼山寺山に行きたいという。

それではとゆっくりとしてから出かける。



神山の城西高分校横から曲がり、左右内谷川に沿って少し行った広場に車を停めて歩き始める。

川横に地神塔が建っている。

山間でも地神さんが祀られているなあ。



あくまでも透き通った左右内谷川の流れ。

シラヤマギクが咲いている。



綺麗に組まれた石垣の上に農家。

真ん丸な柑橘類は?



サザンカが満開。



アチコチの銀杏の木が、朝日を浴びて黄金色に輝いている。



立派なお墓は片岡家の物。

昔、京都二条に住んでいた祖先が四国巡礼を思い立ち、焼山寺までやってきて和尚と意気投合して滞在したと言う。

その後、去り難くこの地黒口に住を定め、医者となりその子は寺子屋を開いたらしい。

五代目が墓碑を整理したのは昭和35年。

もう50年も前のことだ。

山間部では時の流れが止まっているように感じる。



この地に鎮守さんは何時も綺麗に草刈りがされている。

ヨメナだろうか。

他所ではすでに花が終わっているキク類の花が沢山咲いているのが不思議だ。



アキノキリンソウもまだ綺麗に咲いている。

丸い石の祀られたおフナトさんが神山町には多い。



柿の実と茶の花。



お不動さんは村の守り神だろうか。



なべ岩荘は今でも営業しているのだろうか。



桜紅葉の向こうに輝くイチョウ。



クロガネモチの赤い実がビッシリ。

その下にはピンクのサザンカも満開。

街では年末に満開となるサザンカが、此処ではもう満開が近い。



ヒイラギの白い花も満開だ。

鍋岩から大日寺に向かう遍路道。



うっすらピンクのサザンカとビッシリと実が付いたコムラサキ。



田中屋の前の川縁にはカエデが色鮮やかだ。



旧参拝道を登って行く。



柿の実がビッシリ。



ピンクの実はイヌタデだろう。

黒い実はヤブランかな。



杖杉庵に着く。



衛門三郎の墓にお参りする。



大銀杏はまだ色付き始めたばかり。

タクシーで到着した女性二人。

運転手さんが焼山寺まではどれ位で登ることが出来ますかと聞くので、一時間くらいですよと答える。

奥の院には行ったことがないとのこと。

香川から女性二人を案内してお四国詣りだとか。

タクシーで回るとは一寸贅沢?



参拝路に入るとコシアブラの白い紅葉?

トチノキによく似た掌状複葉。



杉の木が無名墓の上に倒れている。

途中から旧参拝路に入る。



色々な木々の紅葉が朝日に輝いている。



車道に出るとモミジ街道となる。



モミジの紅葉に見とれながら登って行く。

今年は色付きが良いようだ。



焼山寺が見えてくる。



石垣の日溜まりにムラサキサギゴケとタチツボスミレの花。



焼山寺山門横のイチョウが見事に黄葉している。



ヤクシソウも咲いている。



お太師さんこんにちは。

先程お会いしたタクシーの方々が降りてきた。

もう着いたのですかと驚いていた。

これから13番に回るそうだ。



鐘をゴーンと撞いて焼山寺にお参り。



カエデが見事に紅葉している。



コナラの紅葉もきれいだ。

奥の院に向かう所にカエデ。



センボンヤリの実がニョキニョキ。



参道は色々な色の紅葉が入り混じって錦の色の洪水。



丸い葉はカツラだろうか。



コシアブラやクロモジも綺麗に黄葉している。



三本杉の横を登って行く。



家内が綺麗だ綺麗だと喜んでいる。



悪蛇を閉じ込めた大岩を過ぎていく。



アカガシの古木に折れた杉が倒れかかっていた。



丸い葉っぱはカツラの木のような気がする。



まだクサギの実が残っている。



ツルシキミの蕾ができている。



何時ものように祠にお参りしていく。

コナラの黄葉が見事だ。



コナラとドウダンツツジの紅葉。



最後のピークを登りきると奥の院に着く。



奥の院蔵王権現にお参り。



剣山方向は霞んでいるが山の同定が容易にできる。

後一ヶ月もすると白くなり始めるだろうか。

お堂横に腰掛けてお弁当。

食後の温かいコーヒーが美味しい。



お堂の屋根を支える柱が裂けていた。

台風の強風にやられたようだ。

食後また紅葉を楽しみながら下山。



ハンバーガー型サルノコシカケ。

大杉の幹はテカテカと光っていて強い生命力を感じる。



焼山寺の境内まで帰って一休み。



山門横の大銀杏が益々黄金色に輝いている。



朝来た参拝路を下って行く。

若い男性二人組みの歩きお遍路が前を行っていたが、足が痛そうに立ち止まった。

ご挨拶をして追い越すがその後姿が見えなくなった。

疲れていると下りが応えるようだ。



ナンテンも赤く輝いている。



フユイチゴの実が美味しそうに熟れている。

少し戴くと甘酸っぱい果汁が口中に広がる。

喉が渇いたときには最高の恵みだ。



フウリンウメモドキの赤い実が可愛い。



鍋岩を過ぎて下ると、ゲンノショウコやキツネノマゴの花。



お茶の花と可愛い蕾。



ハキダメギクと此処にもタチツボスミレ。



枇杷の花が咲いている。

帰りに、何時ものように黒口神社にお参り。





総歩行距離 11.3km

累計標高差 ±931m

行動時間 6時間52分


里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください