冬の里山 焼山寺山 2021年01月03日  
里山倶楽部四国編 

- ちょっぴり雪の焼山寺山 ―

今年は丑年。

私の干支だ。

ついこの前に還暦を迎えたと思っていたら、あっという間にまた一回りしてしまった。

丑年の守り本尊は虚空蔵菩薩。

其のため、例年、元旦には焼山寺に初詣に出かける。

今年は、途中で雪の大川原高原に行った為にまだ焼山寺にお参りできていない。

チョット遅れたけれど、焼山寺にお参りに出かける。

所が佐那河内に入ると、大川原高原が元旦よりも白く輝いている。

一瞬、また大川原高原に行こうかと思ったが、初志貫徹神山に向かう。



寄居に車を停めて焼山寺に向かう。

左右内(そううち)谷川の水は透き通って綺麗だ。



道端にはタチツボスミレが元気に咲いている。

山間で寒いところなのに不思議だなあ。

鍋岩荘はまだ閉鎖中のようだ。



鍋岩着。



神山に多いおフナトさんは、数年前まであちこちで祀られていた。

しかし、この数年祀られなくなってしまっている。

田中食堂近くのおフナトさんもお賽銭は入っているが、正月のお祀りがされていない。

寂しいことだ。

鍋岩橋から見た川の流れは美しい。



左右内小学校のプール跡は水が張られて魚が泳いでいたが、今では水が張られていない。

遍路道に入る。



テイカカズラの種が飛んできた。



阿波の青石の敷き詰められた遍路道は、とてもいい感じだ。



春になれば、梅が咲いて桃源郷となる畑の道を上がると杖杉庵に着く。



杖杉庵にお参り。



右衛門三郎の逸話が身に染みる歳となった。

30年ほど前に住んでいた所は石手寺に近く、よく散歩に行ったものだ。

その石手寺の寺宝の石や河野一族とこの焼山寺が、右衛門三郎の縁でつながっているのは不思議な気がする。



少し車道を歩いてからまた遍路道に入る。

遍路墓も綺麗に掃除されてシキビが祀られている。



昔は馬車が通ったと言われている馬車道は広くて歩きやすい。

弘法大師像が迎えてくれる。



2回ほど車道に出てまた遍路道を行く。



焼山寺が見えてきた。

石垣の間にはムラサキサギゴケが咲いている。



焼山寺の階段下まで来るが、参拝者は居ない。

やはりコロナの影響かな。



弘法大師に挨拶してから山門をくぐる。



山門の赤仁王



杉の大木の間を本堂に向かう。



12社神社にもお参り。



休憩してから奥の院へ。

登山道には薄っすらと雪が積もっている。



大蛇閉じ込め岩から戦艦大和岩。



杖立権現のお堂から細尾根になる。



雪は少ないが、道が厳しくて危険なので簡易アイゼンを装着。

見晴らし場から白く雪を被った高城山。



雪が少し多くなると焼山寺山山頂の奥之院に着く。



目の前に雪を被った剣山。



一ノ森と剣山をズームアップ



高城山とその手前に砥石権現



岳人の森も見えている。



丸笹山の右には塔丸。

塔の丸の左奥には真っ白な三嶺も見えている。



塔の丸の右には、矢筈山



気温は、長途0度位。

日が差しているのであまり寒くない。

奥の院の土台石に腰掛けて昼食。

手袋を脱いでいると手が冷えて痛くなった。

ホッカロンで温める。



昼食後、下山開始。

冷えてきた為か、また腰が痛くなって足も痺れてきた。

どうも寒い時山を下ると腰が痛くなるようだ。

腰にもホッカロンを貼る。



焼山寺まで降りてきて、コーヒーを飲んで体を温める。



ロキソニンも飲んで下山。

鍋岩まで降りてくると、暖かくなったせいか薬が効いたのか腰の痛みが和らいだ。

黒口神社にもお参りして帰宅。

温泉の素を入れた熱い風呂に入ると腰の痛みも引いた。

明日はまた病院に行って見てもらおう。

でも、痛み止めと湿布をくれるだけかもしれない。

厄介なことになったものだ。

春になるまでに直して花の山を歩きたいと思う。





総歩行距離 11.3km

累計標高差 ±941m

総行動時間 6時間24分



里山倶楽部四国

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