夏の里山 高丸山   2014/07/01
ホームページ

-  高丸山 ヒメシャラ -

今日から7月

7月と言えば恒例の日本アルプス遠征がある。

今年は何処に行こうか、何時行こうかとそろそろ考えないといけない。

その前に今日はのんびりと高丸山の散策に行くことにする。



高丸山駐車場に来ると今日は誰も来ていない。

7時41分 出発

アサギマダラがヒラヒラと飛んでいるが今年は数が少ない。



気温は18度。

コナスビの花が沢山咲いている。

春早くから真夏まで随分と花期の長い花だ。



アオテンナンショウがまだまだ元気に咲いている。

苞の先端が細く糸状に垂れているのが特徴。

テンナンショウの仲間の中では一番遅くに咲くようだ。

コガクウツギが咲いているがもう花の終わり。




フタリシズカも花が散っているが鹿が食べないので随分と増えている。

ヤハズアジサイはまだ蕾。



ノリウツギが咲き始めている。

もう少しすると真っ白な花を山一杯に咲かせることだろう。



ヤマツツジが真っ赤な花を咲かせている。

オンツツジなどより小さくてごく普通のツツジだがこの花色の少ない時期に朱色の花はよく目立つ。



ヒメシャラが高い木の上に咲いている。

24倍ズームでもこれが精一杯。



ヤマアジサイが咲き始めている。

爽やかな感じがするアジサイだ。



アカショウマかな?

右の花は?

サワルリソウだとコマクサさんに教えて戴きました。



水飲み場の上にはウリノキの花がほとんど終わっていたが僅かに咲き残っていた。



ウリノキの下には岩室があり大師像?が祀られていた。

今まで気がつかなかったなあ。



星形の花が落ちていて、見上げるとエゴノキが満開。



三つ尾の峠の子供達が植えたブナは元気がない。

今年は殆ど緑の葉が出ていない。



シギンカラマツだろうか。

標高が高くなるとヤマツツジが多くなる。



一踏ん張りして見晴台へ着く。

今日は遠くまでくっきりと見えている。



ドウダンツツジが丁度花の盛り。



リョウブの花も咲き始めている。



タンナサワフタギの花も満開



真っ赤なドウダンツツジ



色の薄い花やクリーム色の花も咲いている。



タンナサワフタギが凄いボリュームで咲いている。



8時57分 高丸山山頂着。

天気は良いが気温が低く暑くない。



遠くまで見渡すことが出来るがスッキリとは晴れていない。



カマツカの花は終わっている。

ヤブウツギは少し咲いているがもう花の盛りは終わっている。



トゲアザミが咲き始めてチャバネセセリが吸蜜に来ている。

ナツツバキはまだ堅いつぼみ。

去年も花の咲くのに出会うことが出来なかった。

丁度アルプスに行っている頃に咲くのかな?



旗立に向かうとエゴノキが凄い。



ヤマツツジの赤い色が日に照らされて輝いている。



ウラギンヒョウモンが道端で休んでいる。



オオバアサガラの樹が多く殆ど花が散っているが中には花が咲き残っている樹もある。

ミドリヒョウモンが吸蜜に来ている。



急階段を上っていく

ホウノキの花が終わって茶色になっている。



旗立山に来るとヒメシャラの花が沢山咲いている。

ピンクの紅が差しているのでヒコサンヒメシャラだろう。



ヒメシャラも鹿にひどく囓られているが少しでも樹皮が残っていると何とか生き延びて花を咲かせている。

しかし、これ以上囓られると枯れてしまうだろう。



炭の道分岐まで行ってヤマツツジを楽しむ。

此所はミツバツツジも美しいところだがヤマツツジも群生している。



アキアカネが登って来ていて僅かに色付き始めている。

これから8月末頃まで高山で過ごすのだろう。



山椒に実が出来ている。

ウナギの蒲焼きが食べたくなる。

クマシデの樹も沢山あり色付き始めている。



シロモジにも小さな実が出来はじめている。

ツルアジサイが大木に絡んで沢山花を咲かせ始めている。

凄い勢いだなあ。



ヤマザクラの実が可愛い。



ヤマトウバナは小さな花だがよく見ると可愛い。



ブナの広場に向かうとガマズミの花がまだ咲いていた。

騒がしく鳴いている小さな小鳥が直ぐ近くまでやってくる。

暗いのでピンぼけしか写せないのが残念。

名前は?



山荘前の広場ではヒコサンヒメシャラが沢山花を咲かせていた。



ヒメシャラの花は一日花。

地面に落ちたばかりの花は新鮮で柔らかい。



こんな所にもオオバコが繁殖し始めている。

登山者の靴に付いて種が運ばれたのだろう。

繁殖力が強いので、早い目に駆除をしておかないと大変なことになる。

日本アルプスなどでも大問題となっている。


先日きたときに沢山芽を出していたツチアケビは去年同様に跡形もなく消えていた。

鹿が食べたのだろうか?

今年もウィンナーのような実を見ることが出来ないのは残念。

黒沢湿原のツチアケビは心ない人に踏み倒されて全滅したらしい。

盗掘などを指摘すると逆恨みして仕返しをする人がいる。

車から道路に平気でゴミを捨てる人も最近は少なくなったがまだ時々見かける。

子供連れの母親が、平気で車から弁当のカス等のゴミを捨てている。

見かけると気分が悪くなるほど怒りがこみ上げてくるが、悪いと思っていない人に注意すると逆ギレされて怖い。

子供の時からの親や地域でのモラル教育(教え)が大切だと思う。


駐車場に帰っても誰もいない。

今日の高丸山は私達の貸し切りだったようだ。


里山倶楽部四国編 

ホームページにも是非お立ち寄りください