冬の里山  高丸山     2014/12/23
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 雪一杯の高丸山 -

先週末から体調が回復してきた。

しかし、山の仲間や会社の人達からは無理をするなと言われている。

でも一ヶ月も山歩きから離れるとストレスが溜まってくる。

今日は久しぶりに快晴の予報。

1時間ほどで山頂に立つことが出来る高丸山でストレス解消をしてみようと思う。



上勝町旭に来ると今年もジャンボ門松がお出迎え。

道の反対側にも一対の片一方の門松がある。

旭の商店街の手前に道路を塞ぐような家屋が一軒あった。

数年前に火災で家屋は焼失したが焼け跡はそのままだった。

今日通ると、焼け跡を撤去して道路を拡張していた。

旭の商店街の入り口が見違えるように開放的になることだろう。



旭の集落を過ぎたところの工事現場で通行可能時間を確認。

12:00~13:25分の間に降りてくるのは無理なので次の14:55~15:20の間に通るようにしよう。

県道16号線は除雪されて殆ど雪は残っていない。

林道に入ると10~20センチくらいの積雪。

数台の轍があるが途中で引き返していた。

道端に黒い軽四が駐まっている。歩いて登山口に向かっているようだ。



駐車場には車の轍が全くない。

積雪は10センチくらい。



8時44分出発。

先行者の足跡が残っている。

単独のようだ。

今日はネットで2980円で買ったストックのデビュー。

長さの調節をするときに回して止めるのでは無くてワンタッチ留め具で締めて止めるようになっている。

今までのストックはキツク回して締めていても、歩いているうちに緩んでしまい突然縮んで転倒することがある。

この留め具形式は初めてだがどんな具合だろうか。



登山道は思いの外雪が多い。

立派なつららも出来ている。



まだ怖いくらいに斜めにはなっていないが、もう何回か雪が降ると危険な斜面となるだろう。



水場もすっかり雪に埋もれている。



ブナの広場の方に足跡は付いていない。

鹿の足跡が残っているだけ。



青空が見えてきてヒメシャラの赤い幹が綺麗だ。

高丸山山頂付近もあまり雪は見えない。



先行者の足跡をたどり三つ尾の峠を目指す。



久しぶりの雪道を登ると心臓の鼓動が上がる。

時々脈を測って不整脈が出ていないか確認して登る。



三つ尾の峠でお茶休憩。



三つ尾の峠からのトラバースは意外と雪が深い。



数日前の深い踏み跡も残っている。

アケボノ展望所から頂上付近を眺める。

雲が流れて真っ青な空が広がっている。





登っていくと真っ赤なジャケットを着た男性が降りてきた。

先行者の方でもう頂上まで行って降りてこられたようだ。

お声がけいただいて何回か掲示板に投稿していただいたあっちゃんさんだった。

頂上から東尾根へは雪が深く断念して降りてこられたそうだ。

しばらく話をしてお別れする。



少しばかりの急坂を登り切ると展望所に着く。

一本ブナのピークが綺麗に見える。



その右には西三子山。

そのさらに右奥には一の森や剣山

しかし雲がわいて真っ白な一の森しか見えない。



展望所から上はトレースが掘れてかなり道が荒れている。



振り返ると雲がとれて剣山が顔を出した。



また掘れた道を登り切ると高丸山山頂着。

10時15分着

ゆっくりと歩いたので1時間半ほどかかった。





雲が次々と流れて青空が多くなっていく。

天気が急速に回復しているようだ。



雲早山も頂上付近は雲に覆われている。

団子三兄弟や旭の丸も頂上は雲の中。



しばらく家内のドコモ携帯をテストする。

繋がるがとても不安定。

AUは全く繋がらなかったので少しはましかな。

しかし、050のIP電話は全く駄目。



コーヒーを飲んでいると剣山の雲が消えて全貌を現した。



雲早山も綺麗に姿を現した。

その左には高城山



十分に展望を楽しんで下山開始。



東尾根は雪が深い。

あっちゃんさんが腰まで落ち込んだという跡を越えて下っていく。

笹の上に積もった雪を踏み抜くとズボッと埋まる。



何時も雪庇が美しいところも雪が深くとても綺麗だ。








細尾根は深い雪に転倒しないように気をつけて下っていく。

あれっ!

あっちゃんさんが登ってきた。

天気が良くなったので頂上からの眺望を楽しむためにまた登ってきたという。

タフだなあ!



お別れしてからも深い雪を楽しみながら下っていく。



旗立て分岐からは踏み跡が無い。

若いブナの間を登っていく。



私たちは大好きな稜線だがあまり歩く人はいないようだ。

全く踏み跡が残っていない綺麗な雪を踏みしめながら登っていく。



林道に到着。

降り立ったところは雪が溶けているが、その他の所はかなり深い雪が残っている。



雪に埋もれた東屋で昼食にする。

雲早山が美しい。

シロヤシオの季節に何時も食事をするピークもくっきりと見えている。

椅子に凍り付いた雪を割って除けていると、またあっちゃんさんがやってきた。

凄い健脚だなあ。

少し話をして旗立山に向かっていった。



私たちも旗立山に向かう。

登山口は雪に埋もれて登山道も消えている。

適当に登っていく。



急な階段は上半分は雪に埋もれている。

登り切ると団子三兄弟が綺麗に見えている。



尾根は雪が深い。

こんなに雪が多い旗立山は初めてだ。

あっちゃんさんが昼食中の旗立山山頂に到着。



また踏み跡の無い斜面を下り遊歩道を少し上る。



標識から右へと林道に向かう。



階段は殆ど雪に埋もれているので適当に下る。

夏にはアザミなどで歩きにくい道も雪で埋もれて歩きやすくなっている。



跡は雪の積もった林道を駐車場に向かう。

雪のロールケーキが沢山出来ている。

新しいストックは緩むことも無く長さの調整も簡単だった。

今まで何故このようなストックが無かったのか不思議。



雪道をひたすら歩いて駐車場に着く。

今日はここまで車では誰もやってこなかったようだ。

帰る準備をしているとランカスターに乗った男性がやってきてお声がけいただいた。

去年、雪の高根山から降りてきたときにお会いした男性だった。

お話しすると、ずいぶんと前に次郎笈で真冬に半袖シャツで登られていた方だった。

しばらくお話をして14時55分の通行止め解除の時間に合わせて山を下る。

道ばたには軽四が3台ほど駐車していた。

歩いて登山口に向かい、高丸山に登られたようだ。





歩行距離 6.2㎞

総標高差 ±629m

歩行数 13,700歩

帰りに月が谷温泉に入りほっこりとする。

今日はゆっくりと歩いたので体調も何ともなかった。

思いかけず深い雪を存分に楽しむことが出来た。

また、楽しい出会いもあり健康の素晴らしさを存分に味わうことが出来た。

これからも、体調に注意しながらゆっくりと山歩きを楽しんでいきたい。



里山倶楽部四国編 

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