夏の里山 高丸山    2016.07.01
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- 高丸山 ヒメシャラ満開 ナツツバキは? -

すっきりとしない天気が続いている。

まあ、梅雨だからしかがない。

暇なのでついアルコールが増える。

これでは益々メタボになりアルプスに行くことが出来なくなる。


今日は梅雨の晴れ間で、午前中は晴れる予報。

午前中に歩くことが出来る山の高丸山に出かけることにする。

実は、千年の森の方からナツツバキが咲いているとの情報をいただいた。

今年はヒメシャラの花も多いので、ナツツバキも見事に咲いているかもしれない。

ナツツバキはヒメシャラに比べて花が大きいので見栄えがする。

楽しみだ。



千年の森の駐車場に着くと、青空が広がっている。

7時40分 出発



コナスビが元気に咲いている。

小さい花だが、野草の花の少ない季節に沢山咲いて目を楽しませてくれる。

高丸山名物のヤマジオウはまだ蕾も出ていない。

8月にならないと咲かないかな?



フタリシズカは、もうすべて花が終わっている。

ヤハズアジサイはまだ蕾のままだ。



見上げるとヒメシャラに花がたくさん咲いている。

しかし、樹が大きくて高いところに咲いているので小さな花は肉眼では点のようにしか見えない。



ヤマアジサイがまだ咲き残っている。

淡いブルーの花が朝の空気の中で清清しい。

この時期に咲く小さな白い花はヤマトウバナかな?

イヌトウバナが咲くのはもう少し後。

イヌトウバナは下唇の中央裂片が大きいことで見分けられる。



いつもの石仏にお参りして登っていく。



トチノキの花は散っている。

シラキの花も散ったのかな?



マルミノヤマゴボウはまだ花のまま。



2008年に子供たちが植えたブナの木の中で何とか生き残っている二本のブナ。

一本は元気良いがもう一本は元気がない。

「大きく育って」の願いが届くと良いのだが。



ミヤマザクラの赤い実が上に飛び出すように成っている。



ヒメシャラの花がたくさん落ちている。



小さな花だけれどたくさん咲いていることがわかる。



沢山咲いているのは葉の形から見てヤマブキショウマかなそれともシコクトリアシショウマ?



まだヤマツツジがきれいに咲いている。



展望岩でもヤマツツジが満開。



この岩の近くは、アケボノツツジからミツバツツジまで、色々なツツジが咲くポイントだ。



リョウブの花も地味だけれど沢山咲いている。



クマシデの実が熟れ始めている。

頂上直下でもヤマツツジが見事だ。



8時44分 高丸山山頂着。

雲早山がくっきりと見える。



一の森と槍戸山の間から次郎笈が顔を出している。

こんなにくっきりと見えるのは珍しい。



ツマグロヒョウモンの雌がアザミで吸蜜している。

せっかく山頂までやってきたのに今日は雄が居ない。

寂しいのか家内の靴に留まった。



団子三兄弟と高城山アメダス



アキアカネがもう山頂にやってきた。

アキアカネは5~6月に里の丘陵や水田で羽化し、7月になると涼しい高山に移動して過ごす。

秋になって、真っ赤な赤とんぼになり、また里に降りていく。

キアゲハもやってきた。



ツマグロヒョウモンの雄もやってきた。



しばらく休憩して出発。

トゲアザミが咲いているが背丈が小さい。



楽しみにしていたナツツバキはまだ蕾。

今にも咲きそうな蕾が沢山あるので来週くらいには咲くだろうか。



この地味な花は、よく見かける花だが?



足下にはコナスビの花がびっしりと咲いている。



高丸山にはヤマボウシが少ないと思っていたが見事に咲いている木もある。



ネジキの花が花盛り。



何時ものように旗立て山に向かう。

石灰岩の岩に苔が生えてきれいだ。



この石灰岩の露頭のあるところもいろいろな山野草が咲くポイント。

クマノミズキに花が咲き始めている。

中津峰山では今満開なので、標高が高い分だけ花が贈れている。



高丸山の稜線のブナはまだ若くて元気。

あと200年以上は元気なことだろう。



鹿が悲しそうな声で鳴いている。

しかし、この樹木の皮を剥ぐ癖は直らないものか?



地味な花が咲いているこの木は何の木?



イワガラミが沢山咲いている。

ツルアジサイと似ているが、装飾花の花弁状の萼片が1枚なので違いがわかる。



林道に出るとクマシデが多い。

トチノキに実が出来はじめている。

今年はブナの実が全くないので、動物たちにトチの実は大人気となることだろう。



旗立て山に向かうと、ヒメシャラの花が多いが小さくて探すのが大変。



この階段道を上るのが楽しみで旗立山に来る。



キティちゃんの標識に、やっほう地蔵のペンダント?が付けてあった。

ここでもネジキが満開。



旗立山にもナツツバキが多い。

大きな花が落ちているが、見上げてももう花は咲いていない。

高丸山頂上ではまだ蕾なのに、ここではもう花が散っている。

流石、「祇園精舎の鐘の響・・・ 沙羅双樹の花の色・・・」

一夜花で、ものの哀れを誘う花だ。



図示三角点に咲いているのはツルアジサイかな。



赤石丸頂上では、ノリウツギに沢山蕾が出来ている。

もう、ノリウツギが咲く季節が近づいたんだなあと思う。



暗くなってきた樹間に、朱色が鮮やかなヤマツツジ。

カラスアゲハが忙しく吸蜜している。



林道に降りるとアカショウマ?が沢山咲いている。

バライチゴの花もきれいだ。

ナワシロイチゴの花が終わり実が出来はじめる頃、夏に咲くバライチゴの花。

これから真夏まで咲いて赤い実が一個ずつ出来る。



毎年沢山咲くこの水色の花は?

山椒の実が少し色付いている。



なんと、マルバウツギが咲き始めている。

狂い咲きだろうか?

オオバアサガラは花が終わっている。



東屋で食事をしていると空が急に暗くな。ってきた。

これはヤバイ早く帰らなくっちゃ。



ヒメシャラやイワガラミの花を楽しみながら、急ぎ足で帰る。



広場まで帰ってくるとヒコサンヒメシャラが沢山咲いている。

ヒメシャラより花が大きいのでよく見える。



先日顔を出し始めていたツチアケビはまだ花を開いていない。

誰かが保護するように囲いを作っていた。

秋に真っ赤なソーセージの実が出来ると良いのだけれど。

カツラの木から甘い香りが漂っている。



ウリノキの花が咲き残っていた。

駐車場に帰ってくると誰も居ない。

今日も私たちだけだったようだ。


高丸山がオーバーユースで山が傷んでいるというが、登山者が多いのは春と秋のシーズンだけだと思う。

その他の季節には殆ど登山者と出会うことがない。

素晴らしい山なので、もっと多くの人にきてほしいと思う。


帰りには、何時ものように月が谷温泉に入り筋肉の張りを癒やす。

マッサージ効果のあるというブクブクで少し筋肉が柔らかくなった気がする。

この温泉はお大師さんが保証する薬師如来の薬効があるそうだ。





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