夏の里山 高丸山    2017.07.15
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アサギマダラ 群舞する高丸山 -

今日も暑い一日になりそうだが、午後からは下り坂の予報。

アルプス行きも近いのに足慣らしが出来ていない。

少しでも歩こうと高丸山に向かう。

しかし、夕べは飲み会で少し寝不足で運転しながら欠伸が出てくる。

暑さと寝不足が重なるので注意が必要。



駐車場に着くと先着車が一台。

階段下には雑草が茂っている。

その中にピンクの花が数輪咲いている。

アカバナかと思ったが柱頭が違う。

雰囲気はピンクのクワガタソウのようだが蕊が違う。

何の花だろうか?

調べてみるとアカバナユウゲショウのようだ。

茎の上部の葉の脇に淡いピンクの花をつける。
花径は10ミリから15リくらいで、花びらは4枚ある。
花びらの先は丸くなっている。
花びらには濃い紅色の筋が入り、中心部は黄緑色である。
雄しべは8本あり、花粉のある葯の部分は白い。
雌しべの先端は紅色で4つに裂け、十字状になる。
名の由来は夕方から咲くことによるが、現在では昼間から咲いている




8時13分 登山口出発。

ギンリョウソウの花が終わりかけている。



ヤマジオウは随分と増えているがまだ花を開く気配が無い。

朝から蒸し暑いと思ったら気温が28.5度もある。

下界はもう30度を超えているのだろう。



ヤマアジサイが沢山咲いているが、もう盛りは過ぎているようだ。



何時ものように水場の石仏にお詣り。



ヤマトウバナが咲き始めている。

小さい花だが、この暑い季節に純白の花が可愛い。



ヒメシャラが咲く季節だが花は見えない。

ブナの緑が濃くなってきた。



マルミノヤマゴボウの花が沢山咲いている。

もう少しすると真っ赤な花に変わることだろう。



フタリシズカは緑の実になっている。

子供達の植えたブナは2本だけ元気に育っている。



ミヤマザクラの実がまだ沢山残っている。



トラバースに入ると足下にヒメシャラの花が沢山落ちている。

見上げると少し花が咲いているが、小さいのと葉に隠れているのでうまく写せない。

暑くて汗が噴き出してくる。



ギンリョウソウがまだ咲き残っている。

展望岩に来ると一本ブナのピークが青々と見える。



ニガナが咲いている。

去年沢山花を付けたナツツバキは蕾も見えない。



シロモジも今年は実が多い。

剣山は霞んではっきりとは見えない。



ヒメシャラの花が沢山咲いている。

小さな花だが、今年も咲いているのを見る事が出来て嬉しい。

ヤマツツジがまだ真っ赤に咲いている。



オトギリソウがやっと咲き始めた。

オトギリソウやタカネオトギリが咲き始めると夏の山が華やかになる。

コナスビはまだ頑張って沢山咲いている。



トゲアザミはもう花が少なくなった。

そろそろシコクアザミに選手交代する時期だ。



誰もいない山頂に到着。

9時23分。

人はいないが、多数の蝶とトンボが飛び回っている。



暑くて大量に水を飲んでしまう。

片方の翅が痛んだキアゲハが木の枝に留まっている。

他の蝶がやってきて枝を離れても直ぐに戻ってくる。

この枝が余程気に入っているようだ。



ツマグロヒョウモンの雄も沢山飛び回っているが、やはり翅が痛んでいる。

狭い山頂に沢山の蝶が占有活動をしようとするので喧嘩が多い。



赤とんぼが数え切れないほど飛び回っている。

暑さを避けて涼しい山頂に集まっているのだろう。

ゴミのように写っていいるのが赤とんぼです。



まだ赤くなっていない個体が多いが、中にはもうかなり赤いのも見受けられる。



クロヅルが大きく枝を伸ばして花を咲かせている。

秋には綺麗な淡緑紅色の翼果が出来る。



ブナには沢山の実がなっている樹と全く無い樹がある。

小さな小さな花はサワオトギリかな。



大きなナツツバキ(シャラノキ(娑羅樹))の花が落ちているが、見上げても咲いている花は見えない。

ヒメシャラに比べてとても大きな花だ。

しかし朝に開花し、夕方には落花する一日花なので中々咲いている花に出会えない。

独特の木肌が美しい。



旗立分岐を真っ直ぐに行くとヒメシャラの花が沢山咲いている



やっとナツツバキの花を発見。

樹高が高く、多くの葉の陰に隠れているので中々見つけられないが、やっと花を見ることが出来た。



イチヤクソウの花が咲き始めている。

地味な花だが可愛い花だ。



クマシデに実が出来はじめている。

トチノキにも実が出来ているが、今年は少ない。



ヤマトウバナが沢山咲いている急斜面を登って旗立山へ。



ツルアジサイが沢山咲いている。

旗立山は何時も静か。

その昔、通信のために旗を立てたと言われている。

徳島には多くの狼煙台跡が残っているし、佐那河内の光通信システムなどの伝承も多い。



赤石丸への稜線は冷たい風が吹いて涼しい。

気温も23度だ。



バライチゴの白い花が咲き始めている。

ニガイチゴの実も黄色に熟れている。



林道脇にはムラサキ科の花?が群生している。

この花は、アサギマダラが大好きで沢山吸蜜にやってくる。



近付いても逃げないで私の周りを飛び回る。

警戒心の無い蝶だ。

無事南の国に帰って行く事を祈るばかりだ。



赤石丸で一休みしてから林道を帰ると、ツマグロヒョウモンのメスが羽を休めている。



ツマグロヒョウモンの雄やベニシジミも吸蜜にきている。

この青い花はとても小さな花だが蜜が多いのだろうか。



小さなショウマと蔓性の花。



サンショの実が色付き始めている。

クロアゲハかカラスアゲハか?

蔓性の花に吸蜜している。

沢山咲いている青い花には興味を示さない。



少し色付き始めたアキアカネを見ながら東屋で昼食。

今日は二日酔いの所為か暑さの所為かとにかく喉が渇く。



食事を終わって旗立分岐に引き返すと、予報通り天気が崩れてガスってきた。



トチバニンジンの花が散って、また蕾ができはじめている。

地味な花だ。

秋になって赤い実がなると花火のようでよく目立つのだが。



今年はツチアケビが顔を出していない。

雨が降りそうで降らなかった。

眠くなったので大急ぎで帰宅。

熱いシャワーの後ビールを飲んでウトウトするといつのまにか熟睡。

目が覚めるともう5時過ぎになっていた。

やはり山歩きの前日はお酒を控えないと駄目だなあと思う。



 


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