冬の里山 高丸山      2018.01.06
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快晴のはずが強風吹き荒れる高丸山 -

正月が開けてから新春の行事で忙しい。

獅子舞や南京玉すだれに御ぜんざい。

そして昨日は七草粥だった。

朝から冷たい雨が降っていたので、振る舞いの七草粥は200食用意していたのが半分位しか出なかった。

余ったのを食べたのでお腹パンパン。

明日はまたガイドが入っているので、今日は山歩きをしないと家内の機嫌が悪い。

天気予報を見ると晴れマーク。

しかしお山の天気予報ではCマーク。

どうも強風が吹くらしい。

剣山に行こうか?

朝起きて考えることにして早く就寝。

ところが朝起きると雨が降っている。

空は真っ黒。

もしかしたら山は大雪かもしれない。

急遽、手軽な高丸山に変更。

徳島の山に行こうとしたとき困るのは、道路などの最新情報が少ないこと。

県道16号線の積雪が心配だ。



しかし心配することはなかった。

高丸山登山口までは積雪は10センチ位。

新雪で凍ってもいないので楽勝。

土曜日なので誰か来ているかと思ったが一台も停まっていない。

8時45分出発。



新雪が10センチほど積もっていて、誰の足跡も付いていない。

しかし、動物の足跡が続いている。

足をヒコズルように歩いているので鹿ではないと思う。

(ヒコズルは阿波の方言でヒキズルのこと)

右は家内の足跡。



高丸山もあまり雪は積もっていないようだ。

雪が吹き溜まると危険なところも、まだ雪は少ない。



お不動さんも少し雪を被っている。



お地蔵さんに御参りしてから三つ尾の峠へ。



やっと青空が出てきた。

此れから一気に晴れてくれれば嬉しいのだが。

気温はマイナス2度とそう寒くはない。



新雪は軽くて、数十センチの吹き溜まりでも何の抵抗もなく歩くことが出来る。

軽すぎて変な感じがするくらいだ。




相変わらず家内は軽快に歩く。



写真など写しているとあっという間に遠くに行ってしまう。

以前は写真を写してからすぐに追いついたのだが。

見晴台に着いて一本ブナのピークを眺める。

また雲が厚くなってきたようだ。

天気予報では9時過ぎから快晴になるはずなのに。



剣山が見える所まで登ってきたが、西三子山がかろうじて見えるだけ。

剣山などは深い雲の中。



高丸山山頂着。

10時2分。

家内はとっくに登っていて私を待っている。



雲早山が辛うじて見えている。

高城山は雲の中。



頂上はすごい風が吹いている。

何時もなら座ってコーヒータイムとするところだが、そんな気分にならない。

家内はとっとと下山開始してしまった。

寒い割には気温は0度とそう低くない。



北東尾根には雪が吹き溜まって雪庇も出来ている。

しかし、雪が軽すぎて見えない石の段差に何度も転びそうになる。

おまけに風が強く時々地吹雪が舞う。



傾斜が緩くなると快適な雪原歩き。

しかし段々と風が強くなり登山意欲減退。

旗立て分岐から帰ろうかとも思うが、、家内はしばし考えてからやはり旗立山に向かう。

家内の頭の中では、高丸山は旗立山と切っても切り離せない一体となっているのだろう。



旗立山への尾根は意外と雪が深い。

風が益々強くなり、私はネックウォーマーを付けてフードを深々と被る。

時々周りが真っ白になるほど地吹雪が舞う。

剣山などではもっと風がきつかったのかな。



林道に出ると日が差してきた。

雲早山が白く輝いている。

東屋で休憩するとジムニーの男性が写真撮影に来られていた。



旗立山への急登を登る。

高々数十メーターの上りだが、登山した様な気分になる。

登りきって眺めると、柴小屋山方向はあまり雪が積もっていないようだ。



尾根を進んで旗立山へ。

日溜まりで昼食にしようと思ったが、やはり風が強くて寒い。

そのまま駐車場に向かう。

そのうち風も止んできて日溜まりで昼食。



駐車場まで返ってくると一台駐車中。

他にも多数の轍が残っていた。

私達が遠回りしている間に何人も高丸山に登ったようだ。

今日は快晴の雪山歩きのはずだったが、強風の山歩きとなった。

それでもタップリと雪歩きが出来たので家内は大満足。

これで明日留守にしても我慢してくれるだろう。

それにしても今年は雪が少ないなあ。

 


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